北極しろくま堂メールマガジン

【特集】おんぶひもができるまで

昭和30年代の型紙をリバイバルさせて現代に復活した、北極しろくま堂の昔ながらのおんぶひも。日本はもちろん世界中のお母さんたちから支持されるこの製品が、どのようにしてできあがるのか—今回はおんぶひもの工程をご紹介します。

昔ながらのおんぶひも根強い人気の理由はこちらから



ここは生地の裁断を専門に行っている工場です。裁断一筋30年の旦那さんが奥さんと一緒に広げているのは、総柄/ブルーストライプの反物。

型入れと裁断

広げた反物の上へ、おんぶひもの型紙をトレースした紙をのせます。
生地をできるだけ無駄にしないよう綿密な計算をしながら、反物に合わせて型紙を入れ込む作業を「型入れ」といいます。反物によって、生地の染め具合が違ったりプリントの出方が違ったりするため、型入れはもっとも気を遣う大変な作業。


型入れを考えるときに使うノートを見せてくれました。
製品としては一つの形しかない背当て頭あてつきおんぶひもの全体図が、幾ページにもわたって描かれています。あらゆる種類の反物や柄に対応するためです。


生地を裁つのは手動式の裁断機。
しっかりと研がれた鋭利な歯は、安全で確実な作業に欠かせません。

生地が裁断されると、工程はさっそくおんぶひもの縫製へとうつります。


パーツと全体の縫製

部位ごとに裁断された生地が縫い手さんの元にやってくると、先ずはおんぶひもの背当てや頭あてなどの「パーツ」をつくる作業がはじまります。
写真は背当ての部分です。おもてに出る生地とうらに出る生地、中のクッション材をあわせてミシンで縫います。


縫いおわって裏返すとこのようになります。


Dカンのクッションをつくっている様子。
現在のクッションの形を出すために、裁断と縫製を何度も繰り返したという裏話も。


腰ひもを縫うときは背当ても一緒に縫いあわせ、おんぶひも全体の組み立てをはじめます。
まちばり一本使わないおんぶひもの縫製は、縫いしろも手先の感覚ひとつで均等に折り入れながら縫いつけてゆきます。


洗濯表示も縫い付けられました。


先に完成させておいたDカン用のクッションとプラスチックのDカン本体をそれぞれ腰ひもの端へ縫いつけてゆきます。
ミシンのパーツとDカンがぶつかるぎりぎりのラインで針を進めるためには、プロしか知り得ない「コツ」が必要。


腰ひもが完成したら、次は肩ひもをつくります。白色の生地は、肩ひもに張りをもたせ、かつ強度を高めるための「芯」とよばれる裏布。
職歴40年のこの縫い手さんは、指先を生地にぴったりと添えながら数メートルもある肩ひもにすいすいとミシンを走らせていました。
手ぎわのスムースさに思わず見とれてしまいます。


途中からクッション材もいれてゆきます。


頭あてと本体をつなげる部分には固いホックが打ち込まれます。これをカバーするクッションを縫いつけたら、本体はほぼ完成です。


先に完成させておいた頭あてと背当てに
双方をつなげるためのホックを打ち込みます。


完成

頭あてと背当てを組み合わせたら、ついにおんぶひもの完成。
念入りな検針と検品を終えると、あとは北極しろくま堂の配送センターへ納品されるのを待つだけです。


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