北極しろくま堂メールマガジン

vol.211 北極しろくま堂 新シリーズ BW Rhapsody


北極しろくま堂 新シリーズ BW Rhapsody


BW Rhapsody(ベビーウェアリング ラプソディ)は北極しろくま堂が伝統技術の職⼈さんやクリエイターさん、専⾨家の⽅々とコラボレートして作ったシリーズ。北極しろくま堂の抱っこひもにこれまでとはちょっと違った技術・デザインが盛り込まれ、定番品にはない雰囲気が感じられます。布の美しさ、デザインのおもしろさをもっと感じながらベビーウェアリングを楽しみたい⽅におすすめのラインナップです

新シリーズの名前を決めるにあたり、タテ⽷とヨコ⽷の組み合わせ⽅、⽷の⾊、デザイナーによる柄などの要素で様々な表情が出る織物・染物と、作曲・作詞、楽器、歌い⼿によって多種多様な作品になる⾳楽を重ね合わせて、⾳楽に関わりのある⾔葉をまず選びました。

その中でも、ラプソディは

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⺠族⾳楽⾵で叙事詩的な、特に形式がなく⾃由奔放なファンタジー⾵の楽曲。
異なる曲調をメドレーのようにつなげたり、既成のメロディを引⽤したりすることが多い。
(出典・参考:ウィキペディア https://ja.wikipedia.org/wiki/狂詩曲)
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という意味があります。

「⺠族⾳楽」「叙事詩」というキーワードが、⽇本の伝統的な織り技術や織りの歴史を、「異なる曲調を〜」の部分は、様々な種類の織り(平織りとしじら織り、真⽥織りなど)を組み合わせて⼀枚の⽣地を作ってきた経験を意識させました。

「特に形式がなく⾃由奔放な」というところは、ベビーウェアリングを形式にとらわれずに楽しんで欲しいという北極しろくま堂の願いと重なります。

以上のことから新シリーズ名を”BW Rhapsody”と命名しました。

ロゴデザインは、デザイナーの槙⼭綾⾹さんです。
ロゴ制作にあたりイメージしたもの、込めた思いを聞きました。

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今回ロゴを考える上で多くの⽅に愛⽤されてきた北極しろくま堂の抱っこひもの歴史と、これまで培ってきた商品やサービス等の安⼼感に加え、お⺟さんにもっと強さや⾃信をもってほしいという願いを形にできるよう作成しました。

⾚ちゃんもお⺟さんも体型は様々で、まったく同じという⼈はいません。
どんな体型の⾚ちゃんとお⺟さんにもフィットする布製抱っこひもの⾃由度を、のびのびとした⾃由で柔らかな曲線で表現し、⾚ちゃんと⼀緒に包まれてることで安⼼してきもちいい雰囲気を出しました。

お⺟さんになってから今まで経験のないことの連続で、感動もあれば、⼤変だったり不安に押しつぶされそうになったり。そんなめまぐるしい⽇々の中でも、抱っこひもを⾝につけるたびに⺟である⾃分に、⼥性である⾃分にもっと⾃信や⾃分らしさ、そして⼥性らしさを持てるように、⽂字の形や⾊合いで⼥性の美しさや芯の強さを意識しました。


「BW Rhapsody」によって⼀⽣懸命がんばるお⺟さん達を応援したい、抱っこひもを⾝につけることで勇気や元気がでたり、少し沈んだ気持ちから救われたり、⾃分のことをもっと好きになってもらえたらいいなと思っています。

そして、北極しろくま堂の歴史の上に、様々な技術のコラボが重なることで、これからの抱っこひもの未来がより楽しみに感じていただけるロゴになっていたらうれしいです。


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今後BW Rhapsody シリーズの商品には、ロゴのアイコンがつきます。

BW Rhapsody シリーズの記念すべき1 作⽬は“suisui/グレー”。


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京都の印染工房”スギシタ有限会社”のご協⼒をいただき、無染⾊のまっしろなしじら織りの⽣地に花と⿃をモチーフにした柄を染めました。

印染(しるしぞめ)は室町時代ごろから始まったとされている染め技術です。もともとはのぼりや袢纏(はんてん)などに家紋や印を染めたもので、ぼんやり・やんわりした染めよりもくっきりはっきりした染めを得意とする技法です。京都の杉下さんは現在3代⽬、創業80年の染物屋さんです。私たちが⼯房におじゃました⽇はほうぼうから依頼された袢纏を何種類も染めていました。

カラフルな刷⽑が物語るように、ビビッドな⾊合いも得意とする技法です。


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染色家の杉下さんは「染め物は物理と化学の世界なんですよ」といいます。

染めの濃さは染料の濃度だけでは決まりません。同じ濃度でも「どれだけ生地に染料を含ませるか」というのが物理的視点。発色のいい色に仕上げるのは染料・薬品・水分・熱などのバランス。

だから化学の知識も必要なんだそうです。800 年ほど昔から伝わる染めの技術が、現代では物理や化学の知識で解析されて今によみがえるというのはおもしろいと思いました。


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スギシタ有限会社さんでは職⼈さん達が⼀枚⼀枚を⼿作業で染めています。
⼯房では私たちが使⽤するような綿素材はもとより、絹製品などの染めも作業されていました。家紋や袢纏の衿の⽩抜きの名前など、皆さんの思いがこもった意匠をひとつひとつ染め上げていく職⼈さんたち。⼿つきがとても丁寧で、⼤切にしていることが伝わってきました。

北極しろくま堂ではこの新しいブランドライン「BW Rhapsody」で⾼い技術を持つさまざまな分野の⽅と繋がっていきたいと考えています。印染杉下さんもそのお⼀⼈。北極しろくま堂の親⼦への想いと染⾊家杉下さんのコラボをお楽しみいただければと思っています。


そして今回印染で染めた柄は823design の利根川初美さんデザイン。

⽔や花のある⾵景の中を⿃がヒュンヒュン、すいすい⾶んでいるイメージのデザインです。
利根川さんからもsuisui についてコメントをいただきました。

 

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私は空を⾒るのが好きで、よく上を向いて歩いています。2018 年夏の後半のある⽇、たくさんのツバメが丸くなって⾶びながらピーイピーイと鳴いていました。⼤きなツバメばかり。春に⽣まれて巣でピイピイと親から餌をもらっていた⼦ツバメたちも、⼤きくなって空を⾶べるようになったのでしょう。もうすぐ、遠くの暖かい場所へ、今年⽣まれた⼦も⼤⼈と⼀緒に⾶んでいくなんてすごいなあ!と思いました。
そのころデザインしたスリングの柄「suisui(スイスイ)」には、⿃と花と⽔の流れをデザインしました。スリングで育つ⾚ちゃんも、スリングで⾚ちゃんを育てるお⺟さんも、⼀緒に美しい景⾊を味わいながら、スイスイと気持ちの良い時間を過ごせますよう。⼤変なことはあれども願わくばタフにスイスイと⼈⽣を渡って⾏けますよう。そんな思いを込めました。



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⾝につける親⼦がもっと輝ける抱っこひも・おんぶひもを。
BW Rhapsody、2 ⽉末デビューです。


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キュット ミー!
オリンピアード/ストーン

価格:12,960円(税込)
ブルーグレーをメインに薄墨色とラベンダーを組み合わせました。ラベンダーが女性らしさを演出しています。

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キュット ミー!
オリンピアード/バンブー

価格:12,960円(税込)
バンブーに採用されている平織りは、一般的な単純な平織りの織り方と異なり、より柔らかさと風合いが出るように工夫がされています。真田織りのラインもおしゃれです。

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キュット ミー!
ブラックウォッチ

価格:12,960円(税込)
寒くなってくると絶大な人気を誇るブラックウォッチ。お父さんも使いやすい色です。

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キュット ミー!
しじら織り どんぐり

価格:10,800円(税込)

アースカラーがお好きな方におすすめの色。生地在庫分を製造したら販売を終了します。

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次号予告
へこおびおんぶ 快適に高くおんぶするためのコツまとめ

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初めての方にとってはへこおびのおんぶは少しハードルが高め?いえいえ、そんなことはありません。マニアックな細かいポイントに気をつけておんぶすると、へこおびのおんぶが高い位置をキープした状態で快適にできます。説明書ではお伝えしきれないそんなコツを次号でお送りします!




【編集後記】

1月も9日になってしまいましたが、みなさまあけましておめでとうございます。“平成最後の”お正月はいかがでしたでしょうか?

今年最初のメルマガでは、新シリーズ“BW Rhapsody”リリースのお知らせをいたしました。シリーズ名を決めてから、同じ「ラプソディ」をタイトルにした映画が大ヒットして、なんとなくこのタイミングでの発表は気恥ずかしいような気もしましたが、ぜひここは映画にあやかって、北極しろくま堂の“BW Rhapsody”もみなさまに愛していただけたらいいなと思っています。2019年は亥年。猪突猛進、いろいろなことにチャレンジしていきたいです!

 

SHIROKUMA mail editor: MK②

EDITORS
Producer Masayo Sonoda
Creative Director Mai Katsumi
Writer Mai Katsumi, Masahiko Hirano
Copy Writer Mai Katsumi, Masahiko Hirano
Photographer Yasuko Mochizuki, Yoko Fujimoto, Keiko Kubota
Illustration 823design Hatsumi Tonegawa
Web Designer Nobue Kawashima