北極しろくま堂メールマガジン

vol.203 2018.05.02 新色「カマイユ」のご紹介


【特集1】新色「カマイユ」のご紹介


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「無地ってありませんか?」
「ベージュならいろいろな服に合わせやすいんだけど…」
 
というお客様のお声をいただくことが多い中、北極しろくま堂には控えめな色柄の生地がこれまでありませんでした。「ベージュ」という名前で出していたしじら織りは黄色と黄土色の間のような色でしたし、オーガニック/ピュアブラウンはベージュに近いけれども、オーガニック特有の風合いが普段の洋服のテイストと合わないなと思った方もいらっしゃったでしょう。


そこで北極しろくま堂では、定番となりうるベージュ無地の生地を独自に織ろうというプロジェクトがスタートしました。

初めての打ち合わせは2017 年9 月28 日。
カラーデザイナーの塚本由紀江さんのご協力のもとプロジェクトはスタートしました。アパレルでベージュと言えばどこででも見かける色でしたので、簡単に考えていたのですが、いざ始めてみると大きな壁にぶち当たりました。一言にベージュといってもその色幅は広く、赤みより、黄みよりなど様々で身につける人の顔色に影響します。そして生地に適度な光沢とハリがないとみすぼらしく見えてしまうことがわかりました。

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・綿100%の生地で光沢感を出す
・つける人の顔色をパッと明るくする色
・スリングやへこおびにした際に必要な適度な摩擦感

以上の条件を満たす生地を作るために、織物の専門機関に依頼してコンピューターシミュレーションや試し織りを繰り返し、カラーデザイナー塚本さんとの打ち合わせを何度も重ねました。
当初織り組織はしじら織りの予定でしたが、それでは光沢が出にくいことがわかりその他の織り方を検討することになりました。「ヘリンボーンやってみたいですね。」という打ち合わせの中の何気ない発言から、試しに織ってみたところ、生地に適度な光沢と縞割りのつけ方で全体の見え方に立体感が生まれることがわかり採用となりました。

そしてこの度7 ヶ月の時間をかけて、北極しろくま堂が考える理想の“ベージュ”ができあがりました。

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命名:カマイユ

カマイユは「カメオ」と同じ語源を持ちます。「カマイユ配色」は単色の明暗のみで描いた絵画を思わせる配色のこと。コントラストの低い、微妙に異なる色で構成されていて、離れてみると1 色のように見えます。今回の「カマイユ」の生地ではたて糸とよこ糸の色を変えることによって色に奥行きが生まれ、ヘリンボーンの組織と縞割りによって表裏の色の変化と、表面の光沢、陰影が表現できています。
画像出展:https://store.shopping.yahoo.co.jp/1000jewel/cameo-grl-b289.html

 
カマイユのデザインに携わっていただいた、カラーデザイナーさんからコメントをいただきました。


この生地に使用する糸を染めるにあたって、微妙に異なる色と柄の組み合わせパターンをあれこれと試し、オーソドックスでありながら美しいベージュを模索しました。スタッフの皆さんからは、様々な現場の視点やご意見、ヘリンボーンという織り方も提案していただき、機能面でもデザイン面でも使いやすい生地になったのではないかと思います。

テーマカラーのベージュは、薄い茶に着色された色を総称しますが、元々はフランス語の色名で、その起源は「詰め物の糸くず」を意味するイタリア語のバンバジアだといわれています。フランスでは「素材のままの毛織物の色」「未加工、未漂白、未染色」の布の状態とその色を表す言葉として用いられていました。中世ヨーロッパでは、特権階級が纏っていた豪華な絹織物に対し、一般庶民が着ていた生成りの毛織物や粗末な麻織物の色がベージュでした。そのベージュのイメージは、19 世紀半ばに大きく変わり、「ベージュコンシャスネス」という言葉と共に高級な色のシンボルとなります。モダンファッションを牽引したシャネルは、「ベージュの女王」といわれるほどにこの色を多用しました。

このような洗練されたベージュのイメージを目標に、赤ちゃんとの時間を笑顔で過ごすお母さんの姿を想像しながら、スタッフの皆さんと職人さんと検討を重ね、地味で洒脱、しかもきりっとした感じを表す「粋」にも通じるものとなったように思います。光の反射や陰影によって、さりげなく変化するこの生地のいろいろな表情を楽しんでいただければ幸いです。


今回のメルマガで、商品に縫製した状態の「カマイユ」をお披露目したかったのですが、同時に進めているもう一つのプロジェクトの進行が間に合わず、生地のみのご紹介です。2 つのプロジェクトが完成次第、「カマイユ」がデビューとなります。

発売時期は5 月末を予定しています。

カマイユの生地は少し厚めなので、スリングに関してはキュット ミー!にはせず、キュット ミー!823 のみ製造予定です。へこおびに関しては順次検討して参ります。

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今回のベージュプロジェクトを経て感じたことは“普通”“無難”というのは私たちが考えている以上に“有りがたい(存在するのが難しい)”ということ。ベーシックなアイテムであるからこそ、細部に配慮と工夫・技術がないとあっという間に陳腐なものになってしまいます。それゆえ、北極しろくま堂は長い時間と熟考を重ねて今回の生地を開発しました。

試し染めや試し織りを繰り返せばそれだけ時間もお金もかかります。1 回目のチャレンジではうまくいかず、やり直しということもありました。でも精一杯考えて実行した結果、やり直しになったとしても、経験を重ねた分その次はよい結果を得ることができます。焦らずに納得いくまでやってみる、中途半端なことはしない。そうやって生まれた商品には愛着もあって自信があります。


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華やかさはありませんが、落ち着いた上品さが感じられるカマイユ。飽きずに長く愛用していただける生地に仕上がりました。早くみなさまのところにお届けしたいです。


 


 

赤ちゃんとおしゃべりできる近さで寄り添う 北極しろくま堂 キュット ミー!

キュット ミー!
しじら織り 水色

価格:10,800円(税込)
定番カラーの水色は暑くなってくるこれからの時期特に人気。やわらかい色なので、寒色系でもあたたかみを感じます。

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キュット ミー!
しじら織り オリンピアード/オーシャン

価格:12,960円(税込)
深い青と紫の組み合わせ。真ん中の黒いラインのあたりに赤ちゃんのおしりを下ろすとうまく抱っこできます。

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キュット ミー!
しじら織り オリンピアード/バンブー

価格:12,960円(税込)
青竹のようなさわやかな緑。平織りですが、織り方に工夫をして柔らかく感じられるようにしています。

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キュット ミー!
サッカー織り ブリティッシュタータン

価格:12,960円(税込)
入荷待ちだったブリティッシュタータンが入ってきました。夏場のパジャマなどに使われるサッカー織りの生地なので、夏の抱っこも快適です!

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【特集2】開催時期決定!“2 枚目のWrap you? 3000 円引きキャンペーン”のお知らせ


4 月のメルマガでお知らせしました、“2 枚目のWrap you? 3000 円引きキャンペーン”の開催時期が決定しました!

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開催時期:2018年5月14日 9時01分 ~ 2018年12月31日 23時59分

方法:

  • 1 枚目のWrap you?をご購入いただいた際に3000 円割引クーポンを同梱します。そのクーポンに書かれた番号を次回ご注文時、連絡事項欄にご記入ください。クーポンの使用期限はお買い物いただいた日から6 ヶ月です。
  • 同時に2 枚ご購入いただいた場合は、その場で3000 円引きいたします。
  • クーポンはお友達にお譲りいただいてもOK です。
  • 他のクーポンとの併用可能です。

注意事項:クーポン番号をご記入いただいた時点では合計金額から3000 円引きにはなりません。ご注文確定後、金額変更のメールをいたします。
(customer@babywearing.jp からのメールが受け取れるように設定してください。@docomo.ne.jp や@ezweb.ne.jp のドメインをお使いの方から「メールが受け取れない」とのお問い合わせを多くいただいていますのでご注意ください。)

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1 枚目はベースサイズのロングラップ、慣れてきたら2 枚目はショートラップというようにご利用いただけたらと思っています。
お友達と一緒に購入して、割引分と送料を半分ずつというのもいいですね。

みなさんのご参加お待ちしています!


 


 

次号予告
梅雨前に! 抱っこひものお洗濯方法&たたみ方を復習しよう!

6月と言えば梅雨。部屋干しの機会も多くなりますね。少しでも早く抱っこひもを乾かすコツをお伝えします。また「どうやってたためばいいですか?」というご質問もよくいただきます。普段北極しろくま堂スタッフがどのように抱っこひもをたたんでいるのかもご紹介します。




【編集後記】

GWですね。みなさんはどちらかお出かけの予定はありますか?メルマガ担当の私は静岡から一歩も出ない予定です(笑)

今月のメルマガでは新色「カマイユ」のご紹介をしました。この生地の製作に7ヶ月もの時間を費やしていたことに改めてびっくりしました。ベージュは思っていた以上に難しい色でした。今後ベージュの洋服を手に取るときに「みすぼらしく見えないか」「上品さがあるか」を意識してしまいそうです。

まだ製品にはなっていないですが、この色は本当に自信があります!早くみなさんにお披露目したい気持ちでいっぱいです。

現在北極しろくま堂では次の新色に向けて複数プロジェクトが同時進行しています。また時間はかかりそうですが、どうぞご期待ください!

SHIROKUMA mail editor: MK②

EDITORS

Producer  Masayo Sonoda
Creative Director  Mai Katsumi
Writer  Mai Katsumi, Masahiko Hirano
Copy Writer  Mai Katsumi, Masahiko Hirano
Photographer  Yasuko Mochizuki, Yoko Fujimoto, Keiko Kubota
Illustration  823design  Hatsumi Tonegawa
Web Designer  Nobue Kawashima