北極しろくま堂メールマガジン
vol.173 2015.8.5
もくじ
・高めに抱っこ・おんぶするためのタートリーノNEOの使い方
腰ベルトに注目!
高めに抱っこ・おんぶするためのタートリーノNEO の使い方

タートリーノNEOは練習いらずで簡単に抱っこ・おんぶできるのがいいところ。
使い方が簡単だからこそ、「正しく」使えているかもう一度チェックしてみましょう。
大切なポイント、それは「高さ」です。
まず、タートリーノNEOの基本的な使い方はこちら。
では「正しく」使えているかチェックしてみましょう。
・抱っこの時→⬜︎赤ちゃんのおでこにキスができる高さで抱っこできていますか?
⬜︎赤ちゃんのおしりがお母さんのおへそよりも上にありますか?
・おんぶの時→⬜︎肩越しに赤ちゃんの顔が見えますか?
いかがでしょうか?見直してみたら、「抱っこ/おんぶの位置が低いかも」と思った方もいらっしゃるかもしれません。
では、位置を高くするにはどうしたらいいか。
大切なのは腰ベルトを留める位置です。
●抱っこの場合●
腰ベルトはウエストの一番細い部分で留めます。
そうすれば赤ちゃんのおしりはお母さんのおへそよりも上に来ます。
OK
ウエストの一番細い部分で留めましょう。
NG
例えば骨盤の位置で留めると…


GOOD POINTS
・おでこにキスができる。
・赤ちゃんが密着して寄り添っている。
・赤ちゃんの足がM字に開脚する。
・体の負担が少なく、軽く感じる。
BAD POINTS
・おでこにキスができない。
・赤ちゃんとの間に隙間が空いている。
・赤ちゃんの足が伸びてしまっている。
・重く感じる。
新生児を抱っこする場合は、ウエストよりも上(みぞおちあたり)で腰ベルトを留める必要があります。特にお父さんや背の高い方が抱っこするときは高めの位置でベルトを留めましょう。
一度素手で抱っこして、おでこにキスができる高さを確認してみるといいですね。

赤ちゃんを抱き入れて、肩ひもを使用者の背中に回したら、2本まとめて地面の方に向かって引きます。この時にもう片方の手で赤ちゃんのおしりを持ち上げながら引くと、
赤ちゃんの位置が上がり、密着感もアップします。
☝︎高さをキープするための小技
背中で肩ひもをばってんする位置も高めを意識しましょう。
交差した肩ひもを前に持ってくるときは脇のすぐ下を通すようにします。(脇腹を通って前にまわすと赤ちゃんの位置が下がりやすくなります。)


赤ちゃんが大きくなって重たくなってきたら、おしりの下で肩ひもを結ぶと抱っこの高さをキープしやすくなります。
●おんぶの場合●
赤ちゃんの身長によりますが、まだ身長が低いうちはみぞおちのあたりで腰ベルトを止めましょう。
OK
みぞおちあたりで留めましょう。
NG
例えばウエストの位置で留めると…

GOOD POINTS
・肩越しに赤ちゃんの顔が見える。
・赤ちゃんが背中に密着して寄り添っている。
・体の負担が少なく、軽く感じる。
BAD POINTS
・肩越しに赤ちゃんの顔が見えない。
・赤ちゃんとの間に隙間が空いている。
→落下の原因にもなりえます。
・重く感じる。肩や腰に負担がかかる。
おんぶの方が抱っこより腰ベルトが少し長めに必要になる場合があります。
赤ちゃんを背負う前に長さを調節しておきましょう。
腰ベルトにゆるみがあると位置が下がりやすくなります。しっかり締めてくださいね。

タートリーノNEOは背当てが長めにつくられています。(そのためタートリーノNEOの説明書には「おんぶは腰がすわってから」と書かれています。)
赤ちゃんの座高よりも背当ての方が長くて、おんぶをした時に赤ちゃんが埋もれてしまうことも。これも位置が下がってしまう原因のひとつです。
そのような時は、背負った時に腰ベルトを1〜2回内側に折り返して背当てを短くしてみましょう。

タートリーノNEOは腰ベルトの位置がとても重要。
バックル付きの腰ベルトは、普通の洋服のベルトと同じ感覚で低い位置で留めると、抱っこやおんぶには低すぎます。
でもこのポイントさえ押さえれば、誰でも快適な抱っことおんぶができます。
タートリーノNEOは最初のステップが肝心!
ぜひもう一度、腰ベルトの位置を確認してみてくださいね。
編集後記
梅雨も明け、夏本番!毎日暑い日が続いていますが、体調など崩されていませんでしょうか?夏といえばお祭りや花火大会、帰省と人混みに出かける機会が増えますね。そんな時に便利なのがスリングやおんぶひもを使ったベビーウェアリングです。ぴったり抱っこ&おんぶしていればベビーカーよりは前に進みやすく、赤ちゃんの様子が常にわかるので安心です。両手も空くから荷物も持てます。夏の間も様々なシーンでベビーウェアリングを活用していただきたいです。赤ちゃんと一緒によい夏をお過ごしくださいね。
SHIROKUMA mail editor: MK②