ベビーウェアリング研究 一覧

『抱きぐせ』の誕生と消滅

我が子を抱っこする父親

現代では否定されている『抱きぐせ(癖)』。聞いたことはありませんか?

日本では『抱きぐせ』を付けないようにということが1960年代(昭和35~40年代)以降は特に言われてきました。もしかしたら、2020年の現在でもそのように言われたことがあるママやパパがいるかもしれません。

この記事では、『抱きぐせ』がいつどこで言われるようになったのか、その内容や考え、経緯について紹介していきます。

  1. 抱きぐせはいつから言われるようになった?
  2. スポック博士の育児書以降
  3. 最後に

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正高信男先生のスウォドリングの論文

手元に『布と人間』※という分厚い本があります。私が購入したのは2000年代の中頃だと思うのですが、当時は難しすぎて読めませんでした。

布は有史以前に発明されたもので、人の歴史に永く関わっています。布でぐるぐる巻きにされた赤ちゃんの絵や写真をみたことはありませんか? 布は子育てのなかでも、赤ちゃんの衣服から運搬用の道具までを担う重要なツールです。日本ではあまり馴染みがありませんが、「スウォドリング(swaddring)」という風習が世界各地に残っていて、子育てに役立つ布の使い方としてながく行われてきました。

この記事では、スウォドリングの風習が子育てにどのような機能を果たしているかを分析した論文「南アメリカ先住民の伝統的子育ての習慣であるスウォドリングの機能」(正高信男(1996). 『心理学研究』67(4), pp.285-291.)を紐解いてみます。内容は注釈がないものは全て当該論文からの参照です。

  1. スウォドリングとは
  2. 結果
  3. 考察など

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