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おんぶひもの使いかた

おんぶひもの使いかた

伝統的な道具はそれほど手間をかけなくても使用できるようになっているものです。昔ながらのおんぶひもも慣れれば赤ちゃんを待たせることなく、さっとおんぶできるようになります。
現代では、昔ながらのバッテンの結び方だけでなく、リュックのようにして胸が目立たなくなるような方法もあります。

背あて頭あてつきおんぶひも

はじめに
おんぶひもはお子様のおくびがすわってから体重が15キロ未満まで長くご利用いただけます。(約3歳まで)

  • 慣れないあいだは、鏡を見ながらおんぶをしてみるのも良いでしょう。肩ひものよじれや、腰ひもがきちんと赤ちゃんのももの下を通っているかどうかなどを確認することができます。
  • 赤ちゃんをできるだけ高い位置でキープするのがご自身の体への負担を軽くするためのポイントです。以下の手順を通して肩ひもがゆるまないように胸のまえで交差させた部分をしっかり握って装着していってください。
  • 特に月齢が小さいうちはお子様の体の体格によっては、赤ちゃんが背当ての中に沈んでしまうことがあります。そのような場合は、Dカンがついている腰ひもを内側に折って糸で軽くとめたりするなどして、おんぶひもの長さを調節してあげるとよいでしょう。
  • 背当て頭あてつきおんぶひもの頭あては取りはずすことができます。

おんぶの仕方動画

赤ちゃんを背中にのせるまで

①おんぶひもを広げ、赤ちゃんをのせます。

②赤ちゃんの脇の下にひもを通し、胸の前でぎゅっとしめて握ります。
このとき、赤ちゃんとひもの間に隙間をつくらないでください。
この後,常に紐を緩めないことがたいせつです。

③ひもを持っている手とは逆がわのひざをたて、赤ちゃんを一時的にももの上にのせます。
ひもは、赤ちゃんがお母さんの背中に安定して乗るまで絶対にゆるめないでください。

④たてひざをした側の肩、うで、ひじを使って前傾姿勢になりながら赤ちゃんを背中へまわします。
赤ちゃんが背中にのっても前傾姿勢のままでいてください。

前傾姿勢になるときに,使用者の頭を下げすぎると背中から落下する可能性があります。最敬礼程度を目途にしましょう。

⑤赤ちゃんを背負ったらひもを両肩にかけます。このときに赤ちゃんがずり落ちてしまわないよう、一方の手で赤ちゃんのおしりを支えてください。両肩にかけたひもは、胸の前でしっかりと握りしめます。
赤ちゃんをおぶい直すようにゆすり上げて、高い位置にあがった瞬間に肩ひもをぐっと引きます。この動作によって赤ちゃんをより高い位置でおんぶすることができます。

リュックサック+チベタンフィニッシュ

①前屈みになって作業します。
肩ひもをばってんにせずに、そのまま脇の下から後ろに送ってDカンを通します。
(もう片方のひもは膝に挟んでおきましょう。)


片方できたら、もう片方も同じように行います。
リュックのように両肩から脇の下にひもが通ります。

②両方のひもをDカンに通したら、ひもを斜め上に向かって引き上げます。
そうすると赤ちゃんの位置が上がります。

③写真のように、右側のひもを左肩のひもに通し、
左側のひもを右肩のひもに通します。(内側/外側どちらから通してもOKです)
両方できたら、またひもを斜め上に向かって引き上げます。


このやり方を「チベタン(チベット式)」と呼びます。

④最後に鎖骨の下で結んで、“リュック”で“チベタン”のできあがり。

チベタン(チベット式)のおすすめポイント

  • 胸が強調されません。外出時もおんぶしやすくなります。
  • 首に肩ひもが当たって苦しくなることがありません。
  • ひもを上に向かって引き上げることで高い位置のおんぶがキープしやすくなります。
  • 鎖骨の下でも赤ちゃんの体重を支えるので、肩だけに負担がかかりません。
  • お腹を圧迫しないので、妊娠中のかたも上のお子さんをおんぶできます。

バッテン(クロス)の結び方

❶少しかがんだ状態のまま、胸の前でひもを2、3回交差させます。女性は乳腺を圧迫しないよう気をつけてください。男性の場合は1回交差させれば充分です。
首に近いところで交差させると、苦しく感じることがあります。心地よい位置には個人差があるので、何度かお試しいただいた上で最適なポイントをご自身でご確認ください。

❷赤ちゃんのももの下を通したDカンに、胸の前でねじった肩紐を左右それぞれ通します。Dカンに付属しているクッションをご自身のからだへ当てていただくと、よりソフトな使用感です。

❸Dカンに通した紐を前で結びます。肩ひもを少し外側へひろげてあげると肩への負担が軽くなります。
また、肩が痛かったり苦しいと感じる場合は、ハンドタオルなどをご自身の身体(肩)とおんぶひもの間にまかませると良いでしょう。

おんぶをしている間に赤ちゃんが下がってきた!
おろさずにおぶい直す方法は?

  1. 胸の前で交差させた紐の部分を片手でぎゅっと握ります。
  2. もう一方の手で、Dカンに通して結んだ下のほうの紐をほどいて、Dカンに通したままで両方の紐を持ちます。
  3. 前傾姿勢になり、おぶい直すように赤ちゃんをゆすり上げ、1のステップで手にした交差部分を引きます。ゆとりができるので、Dカンに通したほうの紐を引いてこのゆとりをなくしてください。
  4. 赤ちゃんがちゃんと高い位置でおぶえたら結び直します。

たっちができるお子様のおぶい方

たっちがちゃんとできるようになったお子様の場合は、背あてを直接あてて立ったままでおんぶすることができます。

上の画像のようにお互い立ったままで背中にしょってもいいですし、ご自身がしゃがんで背中を子どもに向けてもいいでしょう。

この後はバッテンかリュック+チベタンフィニッシュで縛ってください。

一本ひもをつかったおぶい方

(モデルの子どもは2歳児です)
一本紐をつかったおんぶは、へこおび(兵児帯)を使ったおんぶの2番目以降のステップと同様にしてください。リュック+チベタンフィニッシュもできます。

たあし、一本ひもでおぶった場合、お子様の背中が大きく出るため不安定に感じる場合もあるでしょう。ここではその対処法をご紹介します。

お子様をよりしっかりと支えたい場合場、このようにお子様の背中にバスタオルをあてると良いでしょう。冬場は保温効果もあります。

上のイメージでは、こどもの背中にバスタオルをあてその上から1本ひもをかけておぶっています。
このほか、下のイラストのように紐の真ん中にバスタオルを掛けてからお子様の背中にあててもいいでしょう。

また、1本ひもをお子様の後ろにまわすときに、片方の紐はお尻の上を通して背中を支えるようにし、もう一方はももとお尻の下を通してお尻を支えても安定感がアップします。

おろし方

(1)おんぶするときと反対の動作をします。小さい赤ちゃんの場合は、布団やベッドなど赤ちゃんを寝かせるところでスタンバイします。片方の腕で赤ちゃんの体を少し支えてあげながら、空いた手で紐をほどきます。

(2)肩ひもがほどけたら、赤ちゃんがずり落ちてしまわないよう、胸の前で両方の紐をしっかり握ってください。

(3)ひもは握ったまま、空いた方の腕を赤ちゃんの体にまわし、自分の体に寄り添った状態のままでゆっくりと背中から降ろしていきます。握ったひもは順次ゆるめます。

(4)頭をごちんとしないようやさしく着地させます。

(5)赤ちゃんが寝てしまっている場合は、おんぶひもはそのままにしてタオルケットやお布団をかけてあげると良いでしょう。

おろし方動画