赤ちゃんが寝ないパパママ必見!寝にくい原因や対処方法を解説!


新米ママやパパにとって一番の悩みは「赤ちゃんが寝てくれない」ことではないでしょうか?「赤ちゃん 寝ない」でネットを検索すると、たくさんの体験談や対処方法がヒットします。また、思い悩んで保健師や小児科医に相談するママやパパも多いことでしょう。赤ちゃんが寝てくれないと、ママやパパも睡眠不足になり、日常生活に支障が出る可能性もあります。

そこで今回は、赤ちゃんが寝ない原因や対処方法について解説しましょう。

  1. 赤ちゃんが寝ない原因として考えられること
  2. 赤ちゃんが寝ない場合の対処方法
  3. 赤ちゃんを寝かしつけるときのコツ
  4. 身体に異常を感じたら病院を受診する
  5. 赤ちゃんの寝かしつけに関するよくある質問

この記事を読めば、赤ちゃんが寝ない理由が分かり、対処方法のヒントがつかめるかもしれません。赤ちゃんの寝かしつけに苦労しているママやパパは、ぜひこの記事を参考にしてみてください。

1.赤ちゃんが寝ない原因として考えられること

はじめに、赤ちゃんの寝つきが悪い原因として考えられる代表例を紹介します。どのようなことが原因なのでしょうか?

1-1.昼夜の区別がついていない

赤ちゃんは妊娠中にお母さんの体のリズム(夜と昼の区別をつけているサーカディアン・リズム)と自分自身のリズム(ウルトラディアン・リズム)の両方を経験して生まれてきます。生まれてからはお母さんと同じサーカディアンリズムを3カ月〜4カ月かけてじょじょに確立していきます*。ですから、新生児~生後3か月くらいまでの赤ちゃんは、昼夜の区別がはっきりしていません。昼間にずっと眠り続けて、夜になると目が覚めてしまうことも珍しくありません。生後3か月までは夜泣きに苦労した、というママやパパは多いことでしょう。また、新生児~3か月まではよく泣いていたが、それ以降はだんだんと夜は長く眠くなるようになったというケースもあります。

1-2.意外に落ち着く雑音環境

大人は眠るときに部屋を暗くして静かにしますが、生まれたばかりの赤ちゃんはお腹にいた延長で、多少の雑音がある場所でも寝入ることがあります。しかし生まれてすぐに昼夜の明暗環境を知覚することができる*ため、明るいところでは寝にくいようです。生まれてすぐのときには、多少音があり薄暗いところだと眠りやすいでしょう。その後は徐々に暗くて静かな場所の方が眠りやすくなります。

たとえば、リビングにベビーベッドを置いている場合は、首がすわらない頃(生後4カ月くらいまで)は赤ちゃんの目に入る光を遮ることで眠りやすくなります。しかしそれ以降になると、静かな環境の方が眠りやすくなるでしょう。また、暑すぎても寒すぎても赤ちゃんはよく眠れません。8か月を過ぎるころになると、いつもと違う場所に寝かしつけたときも、眠らなくなることがあります。

1-3.不快感を覚えて眠れない

空腹やおむつが汚れている、ガスでお腹が張っているなど、不快感を覚えていると赤ちゃんは眠れません。ミルクも飲んだしおむつも替えたのにぐずっている場合は、ゲップをさせてみるといいでしょう。また、熱がある、鼻がつまっているという場合も、寝つきが悪くなることがあります。

1-4.昼間に強い刺激を受けた

赤ちゃんは日々成長しています。新しいことを吸収し、脳が興奮していると寝つきが悪くなることがあるでしょう。初めての場所に出かけた、知らない人とたくさんあったという日は興奮してなかなか眠らないことも珍しくありません。

1-5.昼寝をしすぎた

1才近くなると、1日の睡眠時間も一定になってきます。昼間に眠りすぎると夜眠れなくなることもあるでしょう。1日の生活リズムを安定させてあげることが大切になります。

1-6.入眠に時間がかかる

大人も入眠までに時間がかかる人がいるように、赤ちゃんも入眠までに時間がかかる子もいます。どんなに対策をして気を配ってもなかなか眠らない、眠りが浅い赤ちゃんもいるのです。

2.赤ちゃんが寝ない場合の対処方法

では、赤ちゃんが寝ない場合はどのような対処方法があるのでしょうか?この項ではその一例を紹介します。

2-1.添い寝する

ママやパパの体温や息づかいが、赤ちゃんにとってはリラックスアイテムとなります。抱っこもいいですが、長時間赤ちゃんを抱っこし続けるのは大変です。添い寝ならば、寝かしつけのあいだパパやママも身体を休めることができるでしょう。どうしても赤ちゃんが寝ない場合は、身体の上に赤ちゃんを乗せてゆっくりとゆするカンガルーケアを試してみてもいいですね。

2-2.ベビーベッドを睡眠に適した場所へ移動する

明るい場所やにぎやかな場所では赤ちゃんも寝にくいことでしょう。大人に寝室に近い環境にベビーベッドを移動し、そこで寝かしつけをするのもひとつの方法です。赤ちゃんに目が届かなくなることを心配するママやパパもいますが、離れた場所から赤ちゃんの様子を確認できるモニターを利用するといいでしょう。

2-3.入眠の儀式を導入する

生後6か月を過ぎたら、「これをしたらねんねの時間」という入眠の儀式を定めてみるといいでしょう。たとえば、赤ちゃんをベビーベッドに寝かし、トントンとたたいて毛布をかぶせるとか、赤ちゃんが「これをしたら眠る」と自覚しやすい行動を取りましょう。

2-4.おくるみなどでくるむ

赤ちゃんはママのお腹の中で手足を縮め、丸まった状態で過ごしていました。ですから、狭い場所の方が落ち着くという赤ちゃんもいます。そんな赤ちゃんは、毛布やおくるみで身体全体をくるんであげると寝つきがよくなることもあるでしょう。ただし、夏は赤ちゃんの体温で蒸れてしまい、暑くて不快感が増すこともあるので注意してください。

2-5.一人で起きていても大きな問題はない

赤ちゃんが起きている間は大人は眠ってはいけないというルールはありません。赤ちゃんがまだひとりで移動できない時期で、赤ちゃんの顔の周りにもタオルや危険なものがなく、布団から落ちない等じゅうぶんに安全が確保されているなら大人が寝てしまっても問題はありません。月齢が小さいうちはお顔が左右のどちらかを向いているので、万が一吐き戻した時にも再び飲み込むことは少ないですが、心配であれば小さなクッションやタオルなどを用いて、少し体の向きを左右どちらかに傾けておけば安心できます。そして、「お母さん(お父さん)は先に寝るね」と言って、寝てしまってもよいのです。出産後は営巣本能が働いてそのような気持ちにはなれないかもしれませんが、最終手段として覚えておいてくださいね。

3.赤ちゃんを寝かしつけるときのコツ

この項では、対処方と一緒に行うと効果的な寝かしつけのコツを紹介します。

3-1.ママやパパもリラックスする

ママやパパがイライラしていると、赤ちゃんもそれを敏感に感じ取ります。寝かしつけのときは一緒に寝てしまうくらいのつもりで赤ちゃんに接しましょう。長い間寝ない赤ちゃんには、ママとパパが交代で寝かしつけをし、手の空いている方が家事をするなど工夫も必要です。

3-2.夕方に昼寝をさせない

赤ちゃんの月齢が上がると、昼寝をしすぎるほど夜に眠れなくなります。寝つきの悪い赤ちゃんは、夕方に昼寝をさせないようにしてみましょう。

3-3.音楽などを聞かせるのも効果がある

音楽や読み聞かせ、お尻をタッピングするなど、赤ちゃんが眠くなる「ツボ」のようなものは個人で異なります。「これをやったら眠った」というパパやママの声を参考に色々と試してみましょう。

メールマガジンでも紹介しましたが、生後6カ月くらいまでの赤ちゃんは1分間に90カウントくらいのリズムでリラックスします。これは早歩きしているくらいのテンポです。抱っこしてお父さん・お母さんが好きなバンドの音楽を聴きながら軽く屈伸したり、部屋の中を歩き回ることも効果的です。赤ちゃんは横のスウィングよりも縦揺れが好きですよ。

赤ちゃんを寝落ちさせるリズムの動画がありますので、参考にしてくださいね。

4.身体に異常を感じたら病院を受診する

いつもは寝つきのよい赤ちゃんがその日に限っていつまでも眠らずにぐずっている場合は、身体の調子が悪いのかもしれません。初めてのところに行った、知らない人にたくさんあったといった理由があればいいのですが、いつもと同じように過ごしていた場合は、様子を注意深く観察しましょう。夜中に熱が上がってくる場合もあります。また、ぐったりしてきて顔面蒼白(がんめんそうはく)になった場合は、至急病院を受診しましょう。

5.赤ちゃんの寝かしつけに関するよくある質問

この項では、赤ちゃんの寝かしつけに関するよくある質問を紹介します。

Q.添い乳などは効果があると聞きました。
A.はい。一定の効果はあります。ただし、胸で赤ちゃんの鼻や口をふさいで窒息させてしまう可能性もあるので、必ず起きて小まめに様子を見ておきましょう。

Q.ドライブに行くとよく寝ます。続けても大丈夫ですか?
A.大丈夫ですが、ドライブすることが入眠の条件、となったら少々厄介なことになります。ドライブ以外で寝る方法も探していきましょう。

Q.必ず寝る、と太鼓判の音楽や絵本を使っても寝ません。
A.赤ちゃんには個性があるので、過剰に気にすることはないでしょう。

Q.赤ちゃんが寝不足になったらどうしようと心配です。
A.通常、赤ちゃんは寝不足にならないという研究結果があります。昼寝をしているなら問題ありません。

Q.寝るまで放っておいても大丈夫ですか?
A.安全が確保されている環境ならだいじょうぶです。欧米はそのスタイルですが、事故が起きないようモニターなどを使って様子を見ておきましょう。

まとめ

今回は赤ちゃんが眠らない理由や対処方法を紹介しました。赤ちゃんの数だけ個性があるので、なかなかうまくいかないケースもあるでしょう。しかし、時間がたてば自然に自分で寝るようになる赤ちゃんが大半です。ですから、ママやパパが睡眠不足にならないように注意し、寝かしつけは協力して行いましょう。

参考資料
太田英伸, et al. “胎児・新生児の眠りの発達.” ベビーサイエンス= Baby science 16 (2016): 2-10.


この記事の監修者

園田正世(そのだまさよ)
北極しろくま堂有限会社 取締役

北極しろくま堂有限会社 取締役 園田正世(そのだまさよ)

2000年〜北極しろくま堂有限会社 取締役
2010年〜非営利活動法人だっことおんぶの研究所 理事長
2013年〜本格的にベビーウェアリング(抱っこやおんぶ)の研究を続けている。
東京大学大学院学際情報学府博士前期課程修了
同大学院博士後期課程在学中

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