おんぶ育児のメリットや注意点は? お役立ちアイテムも詳しく解説!


今、おんぶ育児が見直されています。赤ちゃんをおんぶしながら育児すると、親との自然なスキンシップが生まれて赤ちゃんが落ち着きやすいなど、数多くのメリットがあるからです。しかし、おんぶ育児を上手に行うには、いくつかのコツがあります。安全に快適に赤ちゃんをおんぶするためにも、おんぶ育児のメリットをはじめ、注意点もきちんと理解しておくことが大切です。

そこで今回は、おんぶ育児のメリットについて詳しく解説します。

  1. おんぶ育児が見直されている理由は?
  2. おんぶ育児にはどんなメリットがある?
  3. おんぶの開始時期について
  4. おんぶ育児をするときの注意点
  5. おんぶ育児に役立つアイテム
  6. おんぶ育児のメリットに関するよくある質問

この記事を読むことで、おんぶ育児のポイントや注意点がよく分かります。まずは、記事を読んでみてください。

1.おんぶ育児が見直されている理由は?

最初に、おんぶ育児が見直されている理由について見ていきましょう。

1-1.ワンオペ育児をせざるを得ない

おんぶ育児が見直されている背景には、ワンオペ育児が増えていることが挙げられます。赤ちゃんが生まれても、実家が遠い、実家との関係が悪いなどの理由で、援助を受けられる家庭ばかりではありません。コロナ禍で実家も義実家にもお手伝いを頼めないご家庭もあるでしょう。また、夫婦共働きが増えたとはいえ、育児休暇を自由に取ることができないこともあります。本来なら、2人以上の手で育児を進めるのが理想ですが、実際にはワンオペ状態になっていることも多く、おんぶ育児のメリットが見直されてきているのです。

1-2.おんぶ育児にはメリットが多い

おんぶ育児にはメリットが多くあることも、見直されている理由の一つです。具体的な内容については、この記事の「2.おんぶ育児にはどんなメリットがある?」を参考にしてください。おんぶ育児のメリットを最大限に活用すれば、親と子どもの両方によい影響を与えることができます。もちろん、おんぶ育児にもデメリットはあるので、メリットとデメリットの双方をよく理解しておくことも大切です。

2.おんぶ育児にはどんなメリットがある?

おんぶ育児にはどんなメリットがあるか、詳しく見ていきましょう。

2-1.赤ちゃんが退屈しにくい

おんぶ育児では、赤ちゃんが親の肩越しに広い世界を見ることができるのもメリットです。親と同様に、高い位置から広く見渡せるので、赤ちゃんの好奇心を刺激して心身の発達によい影響を与えると考えられています。おんぶされると、親と同じ方向を向くことができ、赤ちゃんのストレスにならないのもよい点です。

2-2.親の両手が自由に使える

おんぶ育児の大きなメリットは、親の両手が自由に使えることです。赤ちゃんをお世話しながら家事をしやすくなったり、外出時にも危険を回避しやすくなったりします。買いものや公共交通機関での移動も、両手が空いていることで格段に行動しやすくなるでしょう。何かと忙しいときに両手が空いていることは、想像以上に助かるはずです。

2-3.赤ちゃんとのスキンシップになる

おんぶ育児では、赤ちゃんと密着することで自然なスキンシップになることも忘れてはいけません。赤ちゃんは、親の体温を感じると深い安心感を得ることができます。おんぶ育児では赤ちゃんが落ち着きやすく、育児にかかる労力が減るのも大きなメリットです。

3.おんぶの開始時期について

おんぶを開始する時期について詳しく見ていきましょう。

3-1.赤ちゃんの首が据わってからが目安

おんぶを開始する時期は、赤ちゃんの首が据わってからが目安です。赤ちゃんは、大体生後3~4か月以降に首が据わってきます。ただし、首が据わった直後は不安定なので、おすすめしません。安全におんぶ育児を行うためにも、赤ちゃんの首が常に据わった状態になってからにしましょう。

通常、4カ月健診では首すわりの様子を確認しています。4カ月健診で何も言われなかった、または「おくびはすわりました」と言われたらおんぶ生活開始です。

3-2.最初は短時間のおんぶから始める

おんぶ育児は、短時間から始めて徐々に長くしていくとよいでしょう。おんぶし慣れないうちは、スムーズにおんぶできない、距離感がうまくつかめない、腰や肩などに違和感を覚えやすいといったことがあります。また、赤ちゃんにとっても、いきなり長時間のおんぶは負担が大き過ぎることもあるでしょう。最初は、10~30分程度から始めて、徐々に時間を延ばしていくことがおすすめです。連続おんぶの時間は最長で2時間です。2時間経過したらいったん降ろしておむつ替えや授乳などをしましょう。

3-3.外出はおんぶに慣れてからがおすすめ

赤ちゃんをおんぶして外出するのなら、慣れてからにしましょう。家の中と同様の感覚で行動すると、赤ちゃんを思わぬ危険にさらしてしまう可能性があります。赤ちゃんをおんぶして外出した場合、何らかの理由で背中から降ろしたくても適切な場所が近くにないこともあります。デパートなどの授乳室にはベビーベッドがあるので、ベッドの高さを利用して降ろすのもよいでしょう。休憩ポイントを確認しつつ、無理をしない範囲で外出することも大切です。

4.おんぶ育児をするときの注意点

おんぶ育児にはどんな注意点があるか、具体的に確認しておきましょう。

4-1.安全におんぶすることが大前提

おんぶ育児では、第一に赤ちゃんを安全におんぶすることが大前提です。赤ちゃんの首が据わっていない、親がおんぶに慣れていないなどでは困ります。まずは、赤ちゃんの首が据わっていて、親が安全におんぶできるようになることが大切です。なお、おんぶを安全に行うには、この記事の「5.おんぶ育児に役立つアイテム」も参考にしてください。

4-2.赤ちゃん側の距離感に注意する

おんぶ育児中は、赤ちゃん側の距離感に注意し、慎重を重ねて行動しましょう。おんぶ育児では、赤ちゃんをおんぶしている分、体の後ろ側の幅が広がります。そのため、自分一人だけの距離感でいると、狭い通路などを通る際に赤ちゃんを壁やものにぶつけてしまいやすくなるので注意してください。また、同様に赤ちゃんとほかの人が接触してしまう可能性もあるので、気を付けましょう。

4-3.赤ちゃんの様子をこまめにチェックする

おんぶ育児は、親から赤ちゃんの様子が直接見えないので、気配を感じながら過ごす必要があります。たとえば、赤ちゃんが何らかの原因で体調を崩したりケガをしたりしたときに、早く発見して適切に対処する必要があるからです。おんぶしているときは赤ちゃんが視界に入らないので、対応が遅れてしまうことがあります。子どもが不審者にいたずらされても気づかなかったというケースもあるので、人混みでは注意してください。

5.おんぶ育児に役立つアイテム

おんぶ育児に役立つアイテムにはどんなものがあるか、具体的にご紹介しましょう。

5-1.おんぶひもがおすすめ

おんぶ育児には、おんぶひもの使用がおすすめです。おんぶひもには、以下のようなタイプがあるので好みや状況に応じて選ぶとよいでしょう。

  • 昔ながらのタイプ:スタンダードな形およびサイズで、最も普及している形状
  • ニー・トゥ・ニータイプ:赤ちゃんの脚をしっかり開脚し、膝から膝まで覆うことができる
  • 大きい子タイプ:体重が15キロ以上の背の高いお子様向けの商品で、障害などでおんぶが必要な場合を想定しています。耐荷重は15キロ程度としておりますが、肩ひもなど各部は通常よりも頑丈に作っています
  • 特別サイズタイプ:親の体格が大きな場合におすすめ
  • 1本ひもタイプ:柔道の帯のような1本のひもで、背当てがないシンプルなもの

5-2.実際に人気があるおんぶひもを紹介

北極しろくま堂でも、多数のおんぶひもをご用意しています。いずれもデザインがよく使いやすいとご好評をいただいており、動画で詳しい使い方をご紹介していますので、ぜひご検討ください。

5-2-1.おんぶひも (ベージュ/無地)

おんぶひも (ベージュ/無地)」は、ベージュ1色でごくシンプルなタイプのおんぶひもになります。簡単に赤ちゃんをおんぶしたり降ろしたりすることができ、初めてのおんぶ育児にも使いやすいと評判です。赤ちゃんのはき戻しが目立ちにくい色であることからも、人気があります。

5-2-2.おんぶひも ニー・トゥ・ニー(グレージュ/レモン)

おんぶひも ニー・トゥ・ニー(グレージュ/レモン)」は、体格が大きくなってきた生後6カ月~のおんぶ育児におすすめです。脚入れがないタイプなので、赤ちゃんが寝てしまってもそのまま降ろすことができます。また、北欧調のオシャレなデザインで、ナチュラルなファッションにピッタリなのも人気の理由です。

5-2-3.へこおび Hishi もも×オリーブ

へこおび Hishi もも×オリーブ」は少し厚手の生地でつくったへこおびです。へこおびは抱っこもおんぶもできる優れものです。厚手の生地は重そう・暑そうなイメージがありますが、分散正がよいために身体への負担は非常に少なく、多少時間が長くなっても快適さを維持します。また少々雑に巻いても融通がききます。へこおびが初めての方にはHishiに限らず、ジャカードやLennyLambコラボ商品など、生地厚めのものが特にお勧めです。

5-3.おんぶひもと併用すると便利なグッズ

おんぶひもと併用することで、おんぶ育児がより楽になる便利グッズをご紹介しましょう。

  • ママ用コート・ママ用ポンチョ:赤ちゃんをおんぶしたまま着用できる
  • 赤ちゃん用おもちゃ:おんぶした状態で赤ちゃんを簡単にあやすことができる
  • ポシェット・ボディバッグ:ベルトを長くして、赤ちゃんの身体の上から掛ける。赤ちゃんをおんぶしたまま財布などを出し入れできる

それぞれさまざまなデザインのものがあるので、自分が使いやすいと感じるものを探してみてください。

6.おんぶ育児のメリットに関するよくある質問

最後に、おんぶ育児のメリットに関する質問に回答します。それぞれ参考にしてください。

Q.夏場は背中が暑くておんぶしたくないのですが?
A.夏場の屋外など、気温が高過ぎる場所では、無理におんぶ育児をする必要はありません。親も赤ちゃんも不快に感じるほか、熱中症になるリスクも高まります。たとえば、過ごしやすい季節やエアコンを入れた屋内など、快適におんぶできる状況で行うとよいでしょう。

Q.おんぶひもではなく抱っこひもやスリングではダメ?
A.ダメではありません。抱っこひもやスリングも、赤ちゃんと親が密着でき、両手が自由になる点では優れたアイテムといえます。状況に応じて、おんぶひもと使い分けることがおすすめです。ただし、抱っこでは炊事ができませんので、その点はご注意ください。

Q.おんぶ育児と抱っこ育児ではどちらのメリットが大きい?
A.一概にはいえません。おんぶ育児にも抱っこ育児にも、それぞれメリットとデメリットがあるからです。

Q.おんぶばかりしていると甘えん坊に育つのでは?
A.心配ありません。むしろ、幼少期に親とのスキンシップが十分にあり、愛情をたっぷりかけて育てられることで、自己肯定感が高まり自立心が生まれやすくなります。

Q.おんぶ育児は何歳まで続けるとよい?
A.特に決まりはありません。子どもがおんぶを要求し、親が応えられるうちは続けてもよいでしょう。ただし、子どもが成長して重くなるとおんぶが大変になるため、3歳程度までを目安にするのがおすすめです。赤ちゃんが重くなってもおんぶが大好きであれば、負担がすくないジャカード織りのへこおびやBaby Wrapをお勧めします。

まとめ

今回は、おんぶ育児のメリットについて詳しく解説しました。おんぶ育児には、親の両手が自由に使える、赤ちゃんと密着するので双方に安心感が生まれるなど、多くのメリットがあります。ワンオペ育児などで赤ちゃんを見ながら家事をする必要がある場合などにも、おすすめです。ただし、おんぶ育児を行うには、赤ちゃんの首が据わっていることが大前提になります。なお、おんぶ育児には、体に合って使いやすいおんぶひもを利用すると便利です。大切な赤ちゃんに使うものですから、信頼できる業者から購入してください。


この記事の監修者

園田正世(そのだまさよ)
北極しろくま堂有限会社 取締役

北極しろくま堂有限会社 取締役 園田正世(そのだまさよ)

2000年〜北極しろくま堂有限会社 取締役
2010年〜非営利活動法人だっことおんぶの研究所 理事長
2013年〜本格的にベビーウェアリング(抱っこやおんぶ)の研究を続けている。
東京大学大学院学際情報学府博士前期課程修了
同大学院博士後期課程在学中

雑誌やテレビでも話題!これまで数十万人のママが愛用!ベビースリング・抱っこひもの専門店