昔ながらのおんぶ紐をクロスしないで使う方法


昔ながらのおんぶ紐がよいという話を聞いたことがあるママ・パパは多いでしょう。でも昔ながらのおんぶ紐は胸が強調されて恥ずかしいし、だいたい紐だけで赤ちゃんを背中に乗せるなんて怖すぎる! と思っていませんか。
胸が強調されない結び方と安全に赤ちゃんを背中に乗せる方法を解説します。

目次

  1. なぜ今「昔ながらのおんぶ紐」がいいの?
    1-1.親子が一体となって動ける
    1-2.子どもの視界が高い&広い
    1-3.長く使える、技術は一生残る
  2. 胸の前でクロスするのが嫌! クロスしないで使う方法
    2-1.クロスしないで使う方法(動画あり)
    2-2.なぜチベタンフィニッシュをするの?
    2-3.この方法が合わない人はいる?
  3. よくある質問
  4. まとめ

1.なぜ今「昔ながらのおんぶ紐」がいいの?

子どもを預けたかったのに、実家の母やお姑さんから、バックルがたくさんついている抱っこひもではおんぶができないと言われたことはありませんか?
昔ながらのおんぶ紐はカタチがシンプルなので、どこにどう子どもの身体を預けていいのかわからない、落としそうでこわいと思う方も多いでしょう。
でも永く使われてきたということは、安全に使え、親子にとってメリットがあったということ。誰にどんなメリットがあったのか、考えてみましょう。

1-1.親子が一体となって動ける

かつての日本では着物の中に赤ちゃんをいれておぶっていました(時代にもよるが東日本を中心とした一部地域)。農作業では木製の背負子を使って大きく重い荷物を運んでいたにもかかわらず、それには子どもを乗せることはせずに、身体にくっつけることで子育てと労働を両立していました。
生活をしつつ一緒に動くとなれば、大げさな道具も邪魔だし、動作をするたびに自分の動きたい方向と反対側にぶれるようでは重くてしかたがありません。
その点、身体にしっかりとくっついていれば身体への負担も少なくなるし、負ぶわれている子も無駄に揺らされることがなく安定します。

1-2.子どもの視界が高い&広い

他の国にも赤ちゃんをおんぶする民族はたくさんいます。しかしそのやり方は道具は、その民族にぴったりの方法があるのです。
骨盤が前傾し、お尻が発達しているアフリカの人々は腰の上に赤ちゃんを乗せて、布で巻いて安定させます。中国の人たちは民族ごとに固有のおんぶ紐があります。中国の一部には、もともと布で赤ちゃんを包み込む文化があり、おんぶ紐も「おんぶ布」と呼びたいくらい布の量が多いです。南アメリカのペルーではカラフルな布でおんぶしますが、小さいうちは布袋のなかで湾曲(側湾)した姿勢をとらざるを得ないために、成長するにつれて問題を起こすことが多いことがわかってきました。
日本では背中の上の方に赤ちゃんを固定します。腕が養育者の肩に乗り、肩越しに前方が見えるほどの高さです。日本人の体型と作業姿勢では、これがお互いに負担がなく効率がよいおぶい方なのです。
高い位置でおぶわれた赤ちゃんは、親御さんと同じものをみることができ、広い視野から生活の状況全般を見渡すことができます。親の動きや作業を通じて生活を知り、同時に自らも発達しながら知識を積み重ねていくことができるのです。

1-3.長く使える、技術は一生残る

北極しろくま堂のおんぶ紐は、おおよそ3歳くらいまで使えます。
いちど身についた技術は、何年経っても再現できるものです。学校で習った難しい漢字は忘れることがありますが、これは再現した回数が少ないから。よく使うひらがなや日常的な漢字は忘れませんよね。自転車も一度乗れるようになったら、数年後にも乗ることができるでしょう。一度泳げるようになった人は、しばらく泳いでいなくても、再び泳ぐことはできます。身についた技術は身体が覚えていてくれるのです。
同様に紐一本でおぶえるようになると、今後緊急時に専用のおんぶ紐がなくても、さらし一枚でおんぶすることができるようになります。
また負ぶわれている赤ちゃんも、親の身体を跨いだりしがみついて自らの身体を安定させるという動作を覚えることになります。
これは体幹を育てる上でとても重要な身のこなしになりますね。

2.胸の前でクロスするのが嫌! クロスしないで使う方法

昔ながらのおんぶ紐の欠点は、胸の前で紐が交差しておっぱいが目立つことでしょう。
昔は母親の乳房は静的な対象にみられなかったので、心配は不要だったようですが、現代ではそうもいきません。
前バッテンをしなくてもおぶえる方法をお伝えします。

2-1.クロスしないで使う方法

シンプルな昔ながらのおんぶ紐を使って、昔ながらのクロスする方法と胸の前でクロスしない方法(「リュック・チベタンフィニッシュ」)をみてみましょう。動画では背中への載せ方も解説しています。クロスでもリュックでも、赤ちゃんを乗せるのは同じです。以下の動画では脚をつかった乗せ方とソファなどの段差を使った乗せ方をそれぞれ紹介しています。※音がでます。

クロスする昔ながらの方法

アレンジしたリュック式+チベタンフィニッシュ

2-2.なぜチベタンフィニッシュをするの?

チベタンとはチベット式という意味で、ベビーウェアリング界隈ではフィニッシュ(最後の布の始末)のひとつとして知られている方法です。
ベビーラップのような厚手の布でリュック式おんぶをした場合は、肩から布が簡単に滑り落ちることがない(と考えられている)のですが、おんぶひもの紐やへこおびでは何かのひょうしに紐が肩から落ちてしまう可能性があります。
そのため落下防止の保険をかける意味でチベタン・フィニッシュをするのです。

2-3.この方法が合わない人はいる?

脇の周辺には主なリンパが流れており、その部分を押されると不快に感じる方がいます。そのような方にはリュック+チベタンフィニッシュは不向きです。
また、リュックを作ったときに引き締め方が緩いと、チベタンにしたときに肩紐が中心に寄ってしまいます。そのような状態では首に紐が寄ってしまい、肩こりの原因になります。子どものお尻に布を回す時には、余分な布の遊びがないように引きしめながら巻くとよいでしょう。

3.よくある質問

3-1.最初はよいのですが、おんぶしていると赤ちゃんの位置がだんだんずれて下がります。

最初に紐を縛ったときに全体的に緩みがあったことが一番の原因です。赤ちゃんを背中に載せて前傾姿勢をしているときには、緩みがわかりにくいので、腰紐のDカン(リング)に通したら、一度まっすぐ立ってみると良いと思います。
また、バッテンおんぶの場合は、身体の近くでねじると緩みが少なくなります。
おぶい方の詳細や注意点は、こちらでもご紹介しています。
https://www.babywearing.jp/mailmagazine/180704

3-2.チベタンフィニッシュには外側から紐を通す動画と、内側から通す動画があります。それぞれのメリットを教えて下さい。

内側から外側に向けて紐を通すと、あとから微妙な調整ができるメリットがあります。しかし、結び目がほどけると、すっと紐が抜けてしまうので注意が必要です。
外側から内側に紐を通すと、布の摩擦を活かすことができるので、万が一結び目がほどけても紐がするっと抜けることがありません。より安全になります。しかし、外側から内側に紐を通すのってちょっと面倒なのです。

3-3.おんぶしていると肩がこります。

もともとおんぶは作業をする間も子どもを養育する必要からやっていたものです。日本人の作業姿勢は基本的に少し前傾です。
肩がこる原因としては以下のことが考えられます。

  • まっすぐ立位している。もしくは上半身を少し反り気味で立っている。
  • 赤ちゃんの位置が低く、背中で体重を支えずに肩だけに乗っかるようになっている。
  • 肩ひもが首の付け根に寄っている(ゆるいこともある)

上記をチェック&改善してもコリが治らない場合は、おんぶするときに肩の上にタオルハンカチを挟むという方法もあります。

まとめ

夕方になると赤ちゃんが泣くので、おんぶしながら夕食を作りたいというママは多いでしょう。
調理とおんぶはとても相性がよく、赤ちゃんが食べ物や調理を知る重要なきっかけになります。その時に親子ともに快適におんぶできていたらいいですよね。
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