【決定】首すわり前の抱っこ紐、最適なのはスリング!


最近では2週間健診などもあって、生後すぐの新生児期にお出かけすることもあります。
その時に使いたいのが抱っこ紐ですね。 ベビーカーはまだ買っていないし、素手だけで抱っこしていくのもなんか不安…、という親御さんも多いと思います。
新生児から使える抱っこ紐とうたっている商品には、実は乳児の体重が3.5キログラムとか3.6キログラムのものがあります。欧米の赤ちゃんはたいていは日本人の赤ちゃんより大きく、出生体重そのものが違うので、3.5キログラムの新生児ちゃんもたくさんいるのです。(というより、パーセンタイルで日本人の体格が小さいという方が正確でしょうか)
新生児でも快適に使えて、3歳まで使い倒せる抱っこ紐、スリング。この記事では首すわり前の使い方にフォーカスして徹底解説します。

目次

  1. 首すわり前の赤ちゃんの抱っこの注意点
    1-1.丸くしすぎず、丸くする?!
    1-2.股関節に気を付けて
    1-3.ゆるゆるもコワいのです
  2. リングスリングのメリットとデメリット
    2-1.スリングは世界中で使われてきたカタチ
    2-2.リングスリングは抱いたり降ろしたりするのが楽にできる
    2-3.YouTubeで使い方を見てみる
  3. よくある質問
  4. まとめ

1.首すわり前の赤ちゃんの抱っこの注意点

初めての赤ちゃん。嬉しいけど、頭がぐらぐらしているとどうやって扱っていいの不安ですよね。
泣いたら抱っこしたいと思っても、どうやって抱っこしていいのか…、途方に暮れている親御さんもいるかもしれません。
まずは首すわり前の赤ちゃんの抱っこの注意点を整理します。

1-1.丸くしすぎず、丸くする?!

赤ちゃんは子宮の中でかなり丸い状態でいるので、丸くなると安心するという話しをきいたことがあるかもしれません。地上に出てからの「丸く」は、体全体を丸くするというよりも、お尻〜腰を丸く力を緩めるというイメージです。
上半身、特に首を曲げるように丸くしてしまうと、呼吸がしづらくなります。試しに今これを読んでいるあなたも、首だけを思いっきり前に曲げて足元をみてください。呼吸しづらいですよね。反対に空を見上げるように後ろにまげてみて下さい。これも頚椎が痛くなります。上を見上げ続けるという姿勢も負担が大きいです。
腰が伸びると緊張します。赤ちゃんの姿勢は腰からお尻にかけて丸くして、緊張させないようにしましょう。

1-2.股関節に気を付けて

出産した病院などからも赤ちゃんの股関節には気を付けるように言われていることは多いと思います。
赤ちゃんは寝かせておくと両脚が開き、膝がわずかに布団から上がっていると思います。それが寝ている時の良い姿勢です。

もう少し大きくなってよく抱かれるようになった時の股関節に良い姿勢は、両膝が適度に開いて「膝が前方に出ている」姿勢です。昭和時代の方なら【ヤンキー座り】と言えばよいでしょうか。和式トイレにしゃがむような格好ですね。
M字開脚を解説したイラストには、赤ちゃんの脚が180°近くまで開脚しているものがありますが、それは開きすぎです。
詳細はこちらのページでも解説しています(英語)。
International Hip Dysplasia Institute

1-3.ゆるゆるもコワいのです

赤ちゃんの扱いに慣れていないと、お盆に赤ちゃんを載せるように抱っこしたり、腕の力だけでお腹とお腹を合わせずに胴体に跨がせるようにして(顔が見えるように)抱いている親御さんがいます。
不安定なところに身体をおかざるを得ない赤ちゃんは、「落ちそうでこわいな!」と思っていることでしょう。赤ちゃんは生まれたときから、この世界には重力があり常に地面に向かって引き寄せられていることを知っています。だから密着しない抱っこは落ちそうな気持ちになるでしょう。

腰ベルト付きの抱っこ紐(SSCといいます)を首がすわらない時期に使用して、赤ちゃんの体格と赤ちゃんがはいる場所の大きさが合わないときにも、赤ちゃんは不安定さを感じていることでしょう。自分の体をコントロールできないうちに、不安定な状態で揺らされてしまうと赤ちゃんとしてはどうしようもありません。

赤ちゃんを抱っこして歩く時、寝かしつけで揺らしているときには、赤ちゃんが安心できるようにお腹とお腹をぴったりくっつけるといいでしょう。
首がすわらない時期の抱っこの仕方については、こちらのページの「2-2.赤ちゃんを正しく抱っこする方法」をご覧ください。

2.リングスリングのメリットとデメリット

首がすわらない時期の抱っこに最適な抱っこひもはいくつかありますが、赤ちゃんの姿勢やサッと装着できる簡便さ、携帯性の良さを考えるとリングスリングが一番です。

2-1.スリングは世界中で使われてきたカタチ

スリングは肩がけする抱っこひもですが、繊維を布に織る技術が発見されてから、同じように使われてきたことが推測できます。画像は2500年ほどまえのエジプトのピラミッドに描かれた壁画です。長い布があると、人は同じようなことを考えるものですね。

昔はただ布を結んでそこに赤ちゃんを抱き入れていたようですが、今は赤ちゃんに安心感を与え落下を防止するためにも、密着して使うのがスタンダードになっています。
また、前述したInternational Hip Dysplasia Instituteのページでもご紹介していたように、できれば縦方向に抱っこして、開脚させます。横方向に抱っこすることはあまり推奨されていませんが、もしもスリングで横抱きをしたい場合は、首の曲がりすぎと脚が閉じないように充分気をつけてください。

ほかに新生児から抱っこできる布製抱っこひもには、ベビーラップ兵児帯があります。いずれも赤ちゃんの姿勢や密着感はよいのですが、リングスリングよりも練習が必要で、巻くのに少々時間がかかります。

2-2.リングスリングは抱いたり降ろしたりするのが楽にできる

密着感を簡単に調整でき、体格の違うパートナーとも共有できるのがリングスリングです。布の端にリングが2つついていて、大きさを調整しながら使います。

リングスリングは種類も豊富だし、使い方を教えてくれる人も少し探せば身近にいるでしょう。動画もたくさんでています。

さっと抱っこする、さっと降ろすという点では、ほかの抱っこひもよりも早く簡単にできます。赤ちゃんの姿勢も調整できるので、Cカーブ・M字開脚も実現できます。
北極しろくま堂では、購入した方へのアフターサービスに力を入れているので、LINEやSkype、メール、電話などで使い方がわかるまで徹底サポートしています。
使い方のページはこちらです。

スリングにはほかに、以下のようなものがあります。

○パウチ(リングなしスリング)

メリット:ただかぶるだけで使用できる
デメリット:体格の違う人とは共有できないことと、赤ちゃんを密着させるのは難しい

○バックル式スリング

メリット:いちど大きさを調整すれば、次からはバックルをはめるだけで抱っこできる
デメリット:抱っこの密着感など、細かい調整は難しい

○一枚布をスリング状で使う

ベビーラップをスリングのように使う。密着させて抱っこするので、負担感が軽減する。またはインドネシアやアフリカなどで行われているように、サラサの生地やパーニュ、カンガを縛って抱っこする方法。
メリット:適当な大きさの布があれば、自己のスキルで使用できる。
デメリット:スキルを身につけるのに練習が必要。

2-3.YouTubeで使い方を見てみる

YouTubeでも使い方が紹介されていますので、チェックしてみてください。

新生児からの使い方「新生児の基本抱き」

布のリングへの通し方、テールの弾き方など「ワンポイントれっすん」

3.よくある質問

3-1.新生児をたて抱きにしても良いのですか?

はい、大丈夫です。以下のことに気をつけてください。

新生児など首がすわらない時期の赤ちゃんに対して、注意したい点はいくつかあります。

  • 頭部は親御さんの体に寄り添わせるか、掌(てのひら)で支える
  • お尻を押さえつけるのではなく、膝を開かせて板の上に座るような姿勢をとらせる(スクワットポジション)
  • 赤ちゃんのお腹と親御さんの胸がしっかりくっついている密着感(押さえつけているわけではありません)

必ず頭部は支えましょうね。

3-2.脚がうまく開きません

新生児で体重が 3000g以下の赤ちゃんは、膝は開いても踵が閉じている姿勢をとることがあります。そのような時期は無理に脚を開かせる必要はありません。膝が開いているだけでOKです。
またこのような時期は、ゆりかごに乗せるような半縦抱きの方がしっくり抱っこできると思います。

体重が3500g以上程度で、体もしっかりしてきた赤ちゃんは脚を開いてスクワットポジションをとらせることができるでしょう。
脚を開かせたい時には、足首を引っ張るのではなく、お尻から膝裏までの太腿を撫で上げるようにして持ち上げてあげるとスムーズに開きます。

3-3.抱っこしていると反りたがります

首すわり前でも反りたがる赤ちゃんは腰が伸びているかもしれません。
試しに、これを読んでいるあなたがやってみてください。
まっすぐに立って、両足を肩幅程度に開く
腰をまっすぐに伸ばしたまま膝をまげる
このようにすると、上体が反りやすくなりませんか。胸を張る姿勢になりがちです。
では、2.の時に、腰をほんの少しだけ曲げてお尻を後ろに突き出すようにスクワットしてみてください。上体を反らせることは難しくなります。

上半身と下半身はつながっています。反りやすいということは下半身が緊張していることが多いです。赤ちゃんの姿勢が膝が持ち上がって前方にでているようなM字開脚になっているか、確認してみましょう。

しかし、大きくなってうつ伏せにした時に床を押すような運動をし始めている赤ちゃんは上記の理由とは違います。親御さんの体を床に見立てて、同じような運動をしている可能性があります。それは成長による一時的なことです。

まとめ

今日は布製抱っこひものなかでもリングスリングが首すわり前に使いやすいというお話でした。
最近はSSC(腰ベルト付きの抱っこひも)でも小さな子を抱っこしやすくなっているものもあります。サイズをちゃんと選んだり、調整をするのは面倒かもしれませんが、SSCを使う時には緩めにせず、ちゃんと調整しましょう! 安全面でも赤ちゃんの健康のためにも必要なことです。


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