赤ちゃんも花粉症になるって本当? 親が花粉症の場合の注意点も!


花粉症は大人がなるイメージがあると思いますが、実は赤ちゃんも発症することがあります。特に、親が花粉症だと「子どもに遺伝したのでは?」と不安になることもあるでしょう。赤ちゃんは、つらい症状を言葉で伝えることができません。しっかり観察をし、気になる症状がある場合は早めに病院を受診しましょう。この記事では、赤ちゃんの花粉症について、症状や対処法・予防法などをご紹介します。親が花粉症の場合の注意点などもまとめました。

  1. 赤ちゃんも花粉症になるのか?
  2. 赤ちゃんの花粉症が疑われるときの対処法
  3. 赤ちゃんの花粉症を予防する方法
  4. 親が花粉症の場合は?
  5. 赤ちゃんの花粉症に関するよくある質問

この記事を読むことで、赤ちゃんの花粉症について分かるはずです。ぜひ参考にして、早めに対処してください。

1.赤ちゃんも花粉症になるのか?

まずは、花粉症のメカニズムや、赤ちゃんならではの注意点などをご紹介します。

1-1.花粉に対する許容量を超えると発症する

体内に入ってきた花粉が一定量を超えたときに発症するのが、花粉症です。花粉が体内に侵入すると、体は花粉を異物と判断して「IgE抗体」を作り出します。この「IgE抗体」が花粉と結びつき、ヒスタミンなどの化学物質が大量に作られるのです。ヒスタミンには目のかゆみや鼻のムズムズを引き起こす作用があり、花粉が飛散している時期はつらい症状が続くことになります。

1-2.赤ちゃんも花粉症になる

赤ちゃんが花粉症を発症する可能性はあります。ただし、花粉症は何度も花粉にさらされることで発症するため、新生児が花粉症になることはないでしょう。ほとんどが0歳のうちにアレルギー抗体ができ、発症する場合は1歳以降で花粉症を発症することになります。

1-3.花粉症の低年齢化がすすんでいる

最近の傾向としては、花粉症の低年齢化がすすんでいるといわれています。実際に、「0~5歳までに子どもが花粉症を発症した」と答えている人が、花粉症の人全体の半分近くいることが分かっているのです。低年齢化の理由としては、免疫力が低下している子どもや、食生活の変化によってアレルギーを引き起こしやすい体質の子どもが増えていることが考えられます。

1-4.赤ちゃんの花粉症は風邪と間違えやすい

花粉症の症状は風邪とよく似ているため、症状を伝えられない赤ちゃんの場合はなおさら風邪と間違えやすいでしょう。早めに見極めて適切な対処をすることで、つらい症状を軽減してあげることができます。ひどい鼻づまりや目の充血などがあるようなら、耳鼻科を受診して相談してみるとよいでしょう。

2.赤ちゃんの花粉症が疑われるときの対処法

赤ちゃんの花粉症でよくある症状や病院での治療方法などをまとめました。

2-1.主な症状は鼻づまりと目のかゆみ

赤ちゃんの花粉症では、鼻づまりと目のかゆみが主な症状になります。そのほかにも、くしゃみや鼻水・目の充血など、大人の花粉症と同じような症状も出るでしょう。問題は、赤ちゃんは自分で症状を伝えることができないという点です。「ミルクを飲むときに苦しそうにしている」「目をよく触っている」「目が赤くなっている」など、気になる様子が見られるようであれば、花粉症を疑う必要があるでしょう。

2-2.加湿器で鼻づまりを和らげ、鼻や目を触らないように

赤ちゃんに花粉症のつらい症状が出たときは、鼻づまりをやわらげるために加湿器を使用しましょう。加湿器がない場合は、温めたタオルなどを鼻に乗せてあげると、鼻のとおりがよくなります。また、鼻や目のかゆみは触れば触るほど悪化するため、できるだけ触らないように注意して観察することも、対策の一つです。

2-3.合併症を起こしやすいため、早めに受診する

赤ちゃんは、花粉症から滲出(しんしゅつ)性中耳炎や副鼻腔(びくう)炎などの合併症を引き起こしやすいのが特徴です。どちらも放っておくと治療が長引くことになります。「風邪にしては症状が長引いている」「風邪薬を飲んでも症状が改善されない」というときは、できるだけ早く耳鼻科を受診してください。

2-4.赤ちゃんの花粉症を診断する検査方法とは?

病院で赤ちゃんの花粉症を検査するためには、以下のような方法が行われます。

  • 血液検査:花粉に対する抗体の有無、反応している花粉の種類を調べる
  • 鼻鏡(びきょう)検査:鼻の粘膜の状態を確認する
  • 鼻汁好酸球(びじゅうこうさんきゅう)検査:鼻水を採取して好酸球の数値を調べ、風邪と花粉症を見分ける

2-5.飲み薬による治療が基本

赤ちゃんの花粉症には、基本的に飲み薬による治療が行われます。大人の花粉症には点眼薬や点鼻薬なども用いられますが、赤ちゃんに使用するのは難しいでしょう。小さいうちから使える抗アレルギー剤が処方されるのが一般的です。飲みやすいシロップタイプなどもあるため、相談してみるとよいでしょう。

2-6.赤ちゃんが使用できる市販薬はない

市販薬には、花粉症の赤ちゃんに使用できるものはありません。必ず病院を受診して、赤ちゃんの体重や症状に合わせて処方してもらった薬を飲むようにしてください。自己判断は絶対にしないようにしましょう。

3.赤ちゃんの花粉症を予防する方法

赤ちゃんの花粉症を予防するためのポイントや、具体的な方法などをご紹介します。

3-1.ポイントは「花粉を体内に入れない」こと

花粉症を予防するにあたって一番大切なのは、花粉を体内に入れないことです。花粉症は、吸い込んだ花粉が一定量を超えることで発症します。そのため、花粉を体内に入れないように注意することで、発症を抑えることができるのです。外出時だけでなく、家の中にも花粉を侵入させないように工夫が必要になります。

3-2.具体的な予防法を紹介

赤ちゃんの花粉症を予防するためにするべき、具体的な方法は以下のとおりです。

  • 花粉の飛散量が多い時期は、外出を控える
  • 花粉が付着しやすい素材の衣類を避ける
  • 外出から帰宅したら、衣服に付着した花粉を払い落としてから室内に入る
  • 洗濯物を屋外に干さない
  • 床掃除をこまめにする

3-3.免疫のバランスを整えて花粉症になりにくい体質を目指す

普段から免疫のバランスを整えるための努力をすることも大切です。しっかりと睡眠をとり、栄養バランスのよい食事を心がけましょう。ヨーグルトやチーズ・納豆・さつまいも・バナナなどは腸内環境を改善し、免疫のバランスを整えることに役立ちます。離乳食にも取り入れやすい食材なので、おすすめです。

3-4.花粉の飛散量をこまめにチェック!

花粉の飛散量が多いときに外出するのを防ぐために、花粉の飛散量がどのくらいかを自分でチェックする方法もあります。環境省のサイトでも花粉情報をチェックすることができますが、アプリを活用する方法もおすすめです。花粉の種類や飛散量を簡単に調べることができるため、ぜひ活用してみてください。

4.親が花粉症の場合は?

親が花粉症の場合、赤ちゃんに遺伝する可能性や授乳中の注意点、花粉症を抱えながらの子育てポイントなどをまとめました。

4-1.花粉症は赤ちゃんに遺伝することもある

花粉症には遺伝性があるといわれており、親が花粉症だとその子どもも発症する可能性が高くなります。特に、両親ともに花粉症の場合は遺伝するリスクがより高くなり、40%以上の割合で子どもに遺伝していることが分かっているのです。「自分が花粉症なので、赤ちゃんにも遺伝するのではないか?」と心配なら、早いうちから花粉症予防対策をしておきましょう。

4-2.授乳中に飲める花粉症の薬もある!

基本的に、花粉症の治療に使われる抗アレルギー剤は、授乳中に服用しても問題のないものが多いといわれています。「アレグラ」や「アレジオン」などの内服薬をはじめ、点鼻薬や点眼薬・漢方薬など、授乳中に使用しても赤ちゃんに影響が出る心配はないといわれている薬はたくさんあるため、医師と十分相談した上で使うとよいでしょう。ただし、副作用として強い眠気を催す薬もあります。授乳中には向いていないものもあるため、医師に確認してください。

ご自身である程度調べる場合はこのページもどうぞ
https://www.ncchd.go.jp/kusuri/lactation/

4-3.花粉症を抱えながらの子育てポイントとは?

花粉症のつらい症状を抱えながら子育てをするのは、大変なことです。子育て中は精神的にも体力的にも余裕がなくなることが多いため、少しでも花粉症の症状を軽くすることを考えましょう。特に授乳中は、薬を飲むことに抵抗を感じる人も多いと思います。そんなときは、産婦人科に相談してみるのも一つの方法です。赤ちゃんへの影響や使える薬について、耳鼻科よりも詳しい情報をもらえるため、安心できるのではないでしょうか。

5.赤ちゃんの花粉症に関するよくある質問

「赤ちゃんの花粉症について知りたい」という人が感じる疑問とその回答をまとめました。

Q.花粉症になる人とならない人の違いは何ですか?
A.花粉にさらされた量の違いはもちろんのこと、体質の違いも関係しています。近親者に食物アレルギーやハウスダストアレルギーの人がいると、花粉症を発症しやすいでしょう。

Q.花粉症の原因になる花粉には、どのような種類がありますか?
A.特に花粉症の原因として多いのが、スギやヒノキ・ブタクサです。そのほかにも、シラカンバやイネ・ヨモギなども花粉症を引き起こします。

Q.赤ちゃんの花粉症が疑われる場合、小児科と耳鼻科どちらを受診するべきですか?
A.まずは小児科を受診するとよいでしょう。鼻の症状がひどいときなどは、必要に応じて耳鼻科の受診をすすめられるはずです。

Q.妊娠中は花粉症になりやすいというのは本当でしょうか?
A.本当です。妊娠中は体の免疫のバランスが乱れ、ホルモンバランスも大きく変化するため、体質が変わって花粉症を発症してしまう人が多くなっています。

Q.授乳中に服用できる、花粉症に効く漢方薬を探していますが、何がおすすめでしょうか?
A.花粉症に効く漢方薬として有名なのが、「小青竜湯(しょうせいりゅうとう)」です。花粉症のようなアレルギー疾患に対して、ほとんどの体質の人によく効くといわれています。

まとめ

いかがでしたか? 赤ちゃんの花粉症について、そのメカニズムや治療法・予防法などをご紹介しました。花粉症を発症するのは、大人だけではありません。わずか1歳の赤ちゃんでも発症する可能性はあるため、普段から予防法を考えておく必要があるのです。ぜひこの記事を参考にして、赤ちゃんの花粉症について知ってください。

 


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