新生児から首がすわる前の赤ちゃんと地震被害から避難する方法


moriki_babyinbag

  • 新生児から首がすわる前の赤ちゃんはバッグに入れて避難
  • 首がすわった後の赤ちゃんは揺れないおんぶ
  • 抱っこ紐がなくても抱っこやおんぶはできる
  • 被災時にはベビーカー使用は困難

1.首がすわらない赤ちゃんにはバッグを使おう

母子ともに体が不安定な時期に無理して抱っこする必要はありません。トートバッグなどをわかりやすい場所に置いておきましょう。

1507_支援者_幼い命を守る防災セミナー

1-1.赤ちゃんにすぐ使うものをバッグに入れる

特に新生児ちゃんの周りには

  • 着替え(肌着も)数セット
  • おむつ
  • お尻ふき
  • ガーゼや小さいタオル
  • ウェットティッシュ
  • (あれば)哺乳瓶や粉ミルク

などを準備してカゴなどに入れているご家庭は多いと思います。それを普段からトートバッグに入れておいたり、あるいはそのセットしたカゴを家の中の何ヶ所かに分散させておいておくと良いでしょう。
避難のときにはそれをガサッとバッグに入れます。

1-2.赤ちゃんはタオルなどで包む

赤ちゃんの体格にもよりますが、バッグが大きすぎると赤ちゃんが中で揺れてしまいます。できるだけ揺れないように、そして不安を煽らないように赤ちゃんをおくるみやバスタオルで包んでください。
人は不安なときには誰かに抱いてもらったり触れてもらいたいものです。赤ちゃんを抱っこして避難できないので、柔らかいもので体を包んであげることで不安を和らげましょう。もちろん顔は出しておきます。呼吸ができるか確認してください。

1-3.赤ちゃんを入れる

口の広いバッグに普段使っているもの(1-1参照)を入れてかさ上げしたら、タオルやおくるみで包んだ赤ちゃんをその上に寝かせます。肩からかついで顔がいつでも見えるようにして避難しましょう。

2.首がすわったらおんぶを!

おんぶは背中に位置するだけではなく、ママやパパの体と密着していることが重要なのです。

2-1. 高い位置で、密着しておんぶ

重いものを軽く、揺らさないで運ぶには

  • 高い位置でキープ
  • 密着する

ことがポイントです。
腰ベルトがあるタイプの抱っこ紐は腰ベルトで赤ちゃんのボトムの位置が決まってしまうので、もともと高く背負いないものがほとんどです。腰ベルトタイプの製品は、設計上赤ちゃんと密着してはいけないというものもあります。また足入れがあるおんぶ紐も子どもが背当てに座るようなかっこうになるので高さはあまり期待できません。

2-2.密着しないおんぶはここが危険

肩のストラップを長くした中高校生のリュックを思い出していたただければわかりやすいと思います。
密着していないおんぶの場合は、背負う人と赤ちゃんが反対方向に揺れます。ママ(背負う人)がとっさに右に動けば赤ちゃんは左に揺れます。そのためにママの負担が赤ちゃんの体重よりも大きくなります。
せっかくママが何かを避けようとして動いたのに赤ちゃんは危険がある方向に揺らされることになるのです。
密着していないということは赤ちゃんの周囲にも余裕があるので、赤ちゃんはママよりももっと上下左右の動きが強まるでしょう。
避難時には普段よりもストラップを引いて、周囲に紐やタオルがあればおんぶした上から赤ちゃんを自分の体と一緒に縛るのも一考です。そうすることで揺れを少し押さえることができます。

3.避難時は足元に気をつけて!

普段の道とは違う状況を急いで避難しなければなりません。瓦礫でつまづいたり、壊れた路面で転ばないように注意しましょう。

3-1.ベビーカーは使わない方が早く避難できます

ベビーカーは段差がある道路では非常に使いづらくなります。一般的に車輪の半径以上の段差は越えられないと言われていますので、瓦礫や破損した道路をスムーズに移動するのは難しそうです。

3-2.上から降ってくるものがない場所を目指しましょう

都会での被災はビルから落ちてくるものがたくさんあります。看板やガラスはもちろんのこと、エアコンの室外機や建物の外壁がはがれ落ちることもあります。なるべく早く建物から離れましょう。
車の通行ができないことが確認できたら、道路の中央に向かうことも可能です。
公園や学校、幼稚園、保育園など園庭があるところが近くにあればとりあえずそこを目指すのもよいかもしれません。
なお、上からものが降るのは室内も同じです。

スマホの地震速報が鳴ったら周囲を見渡す癖をつけると良いのです。天井から落ちてきそうなもの(つり下げ型の照明器具や蛍光灯など)がないか、横から走ってくるもの(コピー機やピアノ、キャスター付きテーブルや椅子など)がないか、倒れそうなロッカーや本棚、降りかかってきそうな窓ガラスがないかを確認する癖をつけると、ほんとうに地震が来たときに1秒2秒は早く動けるようになります。自分がどの方向に逃げれば良いのかがわかるだけで、生死を分けるかもしれません。

まとめ

いかがでしょうか。いざという時にこのブログに書いてあることをしようと思っても、赤ちゃんもママも体の使い方を知らないので難しくなります。
ぜひ、普段から揺れない抱っこやおんぶをしてください。
北極しろくま堂のスタッフの多くは『ふじのくに防災士』の資格を取得しています。また静岡はもともと東海地震が予想されている地域で、筆者も40年以上前の小学生になる前から避難訓練をしていました。
私たちは布製の抱っこ紐を使って抱っこやおんぶをラクにできる方法を知っていますので、まず命を守るためにできることとして、避難方法をご紹介しました。


雑誌やテレビでも話題!これまで数十万人のママが愛用!ベビースリング・抱っこひもの専門店