腹帯(はらおび)は抱っこやおんぶで使えますか?


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最近では妊娠中の戌の日に腹帯を巻く方も少なくなってきていますが、神社の安産祈願でいただいた腹帯を大事にされているママもいらっしゃることと思います。
神社でいただく腹帯は長さがまちまちですが、出産後にもそれを活かす方法があるんです。妊娠中だけではもったいないですよね。
地域によっては腹帯を神社に返すところもありますが、お礼参りをせずに手元にあるという方も。でもお祝いの品だし捨てるわけにはいかななら、何かに役立てたいですよね。
今日は腹帯で抱っこやおんぶをする方法をご紹介します!

1.長さ3m30cm以上なら【おんぶひも】にできます

腹帯(ふくたい・はらおび)が短めのものならおんぶひもとして使用できます。

1-1.おんぶはいつから? 首がすわったら!

おんぶができるのは、首がすわった生後4カ月頃からです。赤ちゃんの発達には個性(ばらつきとも言います)があるので、首すわりが早い子もいますが、4カ月健診のときに首すわりに問題がないと言われた子からおんぶできます。
おんぶひもを買いに行ったデパートでは生後6カ月からと言われたママもいるかもしれません。
小児科医によっては、おんぶは不安定になるので腰がすわった頃(早くて生後半年くらい)からと主張している先生もいらっしゃるようで、それを元に商品をご紹介している百貨店もあります。ただし、さらしや兵児帯、昔ながらのおんぶひもを使用したおんぶは緩く使うことができません。不安定な使い方はNGなのです。SSCと言われるリュックタイプのだっこひもをおんぶひもに使用すると、ママと赤ちゃんの間にある程度のゆとりができるので赤ちゃんの状態が若干不安定になります。一方、昔ながらのものは赤ちゃんを背中にくくりつけているというような状態になりますので、不安定な状態では使えないことになります。

日本の戦前〜戦後の育児解説書をみると、地方によっては生後1カ月(30日、または31日等)のお宮参りの時に『おんぶして鳥居をくぐるように』という習わしのところもあったようです。生後1カ月の新生児ではもちろん首はすわっていませんが、昔はおんぶした上から袢纏(ねんねこばんてん)亀の甲をはおっている場合が多かったので、首がある程度安定して守られていたという背景があります。

1-2.おんぶの仕方は昔ながらの帯づかいで

おんぶのやり方はこちらをご覧ください。昔ながらの方法で使えます。
リュック式の巻き方もありますので、バッテンで胸が強調されるのが嫌な方はお試しくださいね。リュック式の場合は必ずチベタンフィニッシュをしましょう。もし肩から紐が外れてしまっても落下防止になるし、最後に縛るときに密着度を少し調整することもできますよ。詳細はこちら
もしママが肩こり持ちなら、さらしの中央にタオルを入れてそのままおぶうと肩のあたりのクッションになります。

2.さらし1本分なら【抱っこひも】にもできる

神社によっては1本分(一反)まるまるくださるところもあります。4.5メートルの長さがあれば抱っこひもにもなります。

2-1.兵児帯と同じ方法で抱っこ

新生児から抱っこができる兵児帯の結び方です

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やり方はこちらのページを参考にしてくださいね。
前結びの利点は赤ちゃんを抱き入れる前に抱っこ部分を少し調整できる点です。後ろ結びは最後に腹巻き状にした帯を持ち上げることで、より赤ちゃんを安定的に抱くことができます。

2-2.Baby Wrapが使える方はダブル・クロス・キャリーも

かなり高度な技になりますが、動画サイトyoutubeで「babywrap double cross carry」で検索してみてください。この巻き方だと簡単に緩めたり引き締めたりすることができるので、授乳に便利です。

2-3.アドバイスは専門家から

腹帯を使った抱っこやおんぶはさらしや兵児帯の使い方と同じです。
上記の記事を読んでもわかりづらいという方は、妊娠中から抱っこやおんぶの講座などにご参加されることをお勧めします。アドバイスをするベビーウェアリングコンシェルジュはメーカーやブランドにこだわらず、それぞれの母子にオススメのものを教えてくれます。コンシェルジュリストはこちらをご覧ください。
講座も個人レッスンもありますので、妊娠中にいちど話を聞いてみてはいかがでしょうか。

筆者もそうだったのですが、特に初めての出産の場合は、出産がゴールのような気持ちで妊娠中を過ごすことがあろうかと思います。でも出産後の方がはるかに忙しく、自分の体も赤ちゃんのケアも両方をこなさなければなりません。そういう時に快適に抱っこできるかどうかは、赤ちゃんと過ごす初めての生活をかなりかなり左右します。ほんとうです!
マタニティ期に抱っこクラスを実施しているある産院では、1ヶ月検診で診察室に入ってきた姿で抱っこクラスを受講したかしていないかすぐにわかるそうです。うまく抱っこができていると授乳もスムーズだし、何しろ体への負担が少なくなるので、ママが多少でも余裕をもって1ヶ月を過ごすことができるようです。その余裕が診察室の入り口でわかってしまうのです。

3.腹帯を抱っこひもにするメリット・デメリット

3-1.腹帯として使っていたからこそ使いやすくなっている

妊娠中にさらしの腹帯をまいていると、その分布がこなれているので、出産後は使いやすくなっています。実はさらしそのものは目が荒いので、新しいものを抱っこひもやおんぶ紐にすると摩擦が強すぎて使いづらいのです。
長期間ママが使って柔らかくなった布だからこそ、産後にさっと使えるのです。

3-2.強度は十分ではない

腹帯のさらしはもともと抱っこやおんぶのためのものではないので、強度はそれほどありません。破れたり生地が薄くなっている部分があれば使用をやめましょう。
さらしの強度は抱っこ紐・おんぶ紐としては不十分です。

3-3.使い終わっても防災袋に入れておきましょう

専用の抱っこ紐を手に入れてさらしを使わなくなったら、ぜひ防災袋に入れてください。災害時にオムツ(吸収体)やおんぶ紐として使用できます。

まとめ

いかがですか。

  • 妊娠中に使って柔らかくなった腹帯は抱っこ紐やおんぶ紐として使える
  • 使い方は兵児帯と同じ
  • 破れたり弱くなったら防災袋に

腹帯は神社に返してしまう風習もありますが、出産後も手元にいただけるなら100%活用しましょうね!


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