決定版!! 赤ちゃんの誤飲事故を防ぎたい。その症状や対処法は?


誤飲現在、乳幼児の死亡原因の第1位は「事故」だそうです。
その中でも、赤ちゃんの誤飲事故は毎年必ず発生しています。定期健診の際、注意を受けたママも少なくないでしょう。

そこで今回は、赤ちゃんが誤飲しやすいものや、誤飲事故が起こったときに出る症状、さらに対処法などをご紹介します。

  1. 赤ちゃんの誤飲事故とは?
  2. 赤ちゃんが誤飲しやすいものとは?
  3. 赤ちゃんが誤飲したかもしれないと思ったら?
  4. 様子を見てもよい場合やホームケアの方法
  5. 誤飲事故を防ぐ方法

誤飲事故自体よりも、その後の対処法が赤ちゃんの生死を分けることも珍しくありません。この記事を読めば、いざというときの対処法や誤飲を防ぐための方法も分かるでしょう。現在赤ちゃんのいるママやこれからママになる方は、ぜひこの記事を読んでみてくださいね。

1.赤ちゃんの誤飲事故とは?

始めに、赤ちゃんの誤飲事故とはどのようなことかということをご紹介します。原因や発生理由が分かれば、対処法も自然と見えてくるはずです。

1-1.赤ちゃんの誤飲事故とは?

赤ちゃんの誤飲事故とは、文字どおり「体内に入れてはいけないものを誤って飲んでしまう事故」のことです。赤ちゃんは、生後7か月を過ぎたころからはいはいを始め、行動範囲を広げていきます。赤ちゃんは、大人に比べて視力が発達していません。その代わり、触覚は敏感です。

見慣れぬものがあると、とりあえず触ったりなめたりして、物体の正体を確かめようとします。このとき、赤ちゃんの喉の直径より小さいものを何かの拍子に飲みこんでしまうと、誤飲事故になるのです。

1-2.赤ちゃんの誤飲事故はなぜ起こる?

赤ちゃんがいるご家庭では、誤飲事故に十分に気を配っているというところがほとんどです。しかし、赤ちゃんの目線は大人よりもずっと低く、家具の下や隙間といったところに入りこんだものも目に入ります。

また、大人が「まさかこんなものを」と思うものも口に入れてしまうのです。さらに、赤ちゃんは今までできなかったことが急にできるようになることも珍しくありません。今までテーブルの上に置いておけば安心だったのに、ある日急につかまり立ちができるようになり、テーブルの上のものに手を伸ばすこともあるのです。つまり、ちょっとした大人の気のゆるみや不注意が誤飲事故の原因となるケースは少なくありません。

1-3.誤飲事故はいつどこで起きる?

誤飲事故は圧倒的に家庭内で起きることが多いのです。家の外では親も注意深く赤ちゃんを見ていますし、抱っこひもやベビーカーを使えば赤ちゃんが自由に動き回ることもありません。一方家の中ではベビーゲートなどを設置しているものの、比較的自由に動き回らせていることが多いでしょう。

また、お盆やお正月など長期の休みにパパやママの実家に行ったときなども親の目が行き届かなくなる機会が増えるので注意が必要です。普段赤ちゃんがいない場所だと、どうしても誤飲しやすいものを完全に取り除くことは難しいでしょう。

2.赤ちゃんが誤飲しやすいものとは?

では、赤ちゃんはいったい何を誤飲しやすいのでしょうか? この項では、その一例をご紹介していきます。

2-1.医薬品

カプセルや錠剤は、子どもや年配者でも飲みやすい形をしています。それが誤飲しやすい原因でもあるのです。また、大人では問題ない量でも、体の小さい赤ちゃんでは症状が強く出てしまうこともあるでしょう。たとえ効き目の弱い市販薬でも何錠も飲んでしまったのなら、すぐに病院へ行ってください。

2-2.プラスチック製品

ボタン・ペットボトルのふた・おもちゃの部品など、私たちの身の回りにはプラスチック製品があふれています。これらのプラスチック製品が赤ちゃんの気道にすっぽりはまってしまうと、窒息の原因になるのです。

2-3.化粧品や洗剤類

ママが毎日使う化粧品や、いい匂いのする洗剤類に興味津々の赤ちゃんは珍しくありません。化粧品は体の中に入っても害のないように作られていますが、大量に食べてしまった場合は、処置が必要なこともあります。また、最近売れ行きが伸びているジェル状の洗剤は、小さな子どもがゼリーと間違って食べてしまった例も報告されているのです。

2-4.クリップやアクセサリー・硬貨などの金属製品

文具のクリップや画びょう・ママのピアスやイヤリング。そして、硬貨などの金属製品も、赤ちゃんが誤飲しやすいものです。金属製品は光りますので、赤ちゃんも興味を引かれやすいのでしょう。金属製品は消化されませんが、胃酸で腐食して有害な物質が体内で溶け出すこともあります。また、硬貨のような小さくて丸いものが腸壁の隙間にはまると、腸ねん転のような症状を起こす可能性もあるのです。

2-5.ボタン電池など

電池は、誤飲をすると最も危ない物質のひとつです。電池が食道や胃の内壁に張りつくと胃液で金属が腐食し、アルカリ性物質がしみ出して、化学ヤケドを引き起こします。その間わずか20分あまり。ですから電池を飲みこんだことが分かったら、すぐに吐き出させるか病院で処置が必要になります。

2-6.食品類など

食品類は食べられるものですが、ナッツなどの硬いものは気道に入ると窒息や誤飲性肺炎の原因となります。特に、ピーナッツは赤ちゃんの気道にはまりやすい大きさなので、気を付けなければなりません。また、食品を包んでいたビニールやサランラップなども要注意です。さらに、子ども向けの食品に付いているおまけのシールやおもちゃを誤飲してしまうケースも少なくありません。なお、赤ちゃんがティッシュやゴムなどの日用品を誤飲するケースもたくさん報告されています。

3.赤ちゃんが誤飲したかもしれないと思ったら?

では、赤ちゃんが誤飲をしてしまったかもと思ったらどうしたらよいのでしょうか? この項では、誤飲事故が疑われるときの対処法をご紹介します。

3-1.赤ちゃんが誤飲をしたときの症状

赤ちゃんが誤飲をしてしまい、それが気管に入った場合、激しくむせたり呼吸ができずに顔色が青白くなり倒れてしまったりします。この場合は、小さい赤ちゃんならうつぶせにして肩甲骨あたりを4~5回叩(たた)いてください。1歳を過ぎている場合は、赤ちゃんの脇から手を入れて、おへそのやや上を拳で強く上方向へ圧迫します。これで異物が飛び出てくる場合もあるでしょう。取り出せない場合は直ちに救急車を呼んでください。

また、胃の方へ異物が入ってしまうと、赤ちゃんは「自分が誤飲をした」という状況が理解できません。ですから、赤ちゃんの周囲に散らばったものや口の中の様子を見て、何を飲みこんだかまずははっきりさせましょう。薬や洗剤などの場合は、量を把握することも大切です。

3-2.吐かせるもの、吐かせてはいけないものの違い

赤ちゃんが誤飲したものが特定できた場合、強酸性・強アルカリ性の洗剤やボタン電池、そしてマニキュアや除光液など揮発性の石油製品は、絶対に吐かせてはいけません。そのまま救急車を呼んでください。

また、吐かせやすくするために水や牛乳を飲ませるのも、かえって毒物の吸収を早める危険性があります。うろ覚えの知識で対処するより、赤ちゃんが元気そうな場合は「#8000」に電話をかけましょう。これは、小児救急電話相談の番号です。全国どこからかけても自治体の相談窓口に転送され、小児科医や看護師に誤飲したものに対して相談したりアドバイスを受けられます。

3-3.赤ちゃんが誤飲したかもしれない。そんなとき、どうする?

誤飲したものがどうしても分からない場合は、すぐに病院へ行きましょう。たとえ赤ちゃんが元気そうでも、後で急変する可能性があります。飲んだものが特定できれば、対処法もすぐに分かるのです。

3-4.救急車をすぐに呼ばなければならない場合とは?

タバコや漂白剤、電池、マニキュアなどの揮発性石油製品などを誤飲してしまった場合は、たとえ少量でもすぐに救急車を呼んでください。毒性が強い物質の場合は、すぐに処置をしなければ命にかかわります。また、誤飲したものを特定できなくても赤ちゃんがぐったりしていたり激しくおう吐していたりした場合も同様です。

救急車を呼ぶ際は、「何を、いつ、どのくらい」誤飲したのか電話口で伝えてください。誤飲したものが分からなくて赤ちゃんの様子がおかしい場合は、「いつから、どのようにおかしいのか」を伝えます。119へ電話をするとすぐに「火事ですか、救急ですか」とオペレーターが尋ねてくるので、救急であることと、前述したことを伝えましょう。

夜間・休日関係なく救急車を呼べば、最寄りの受け入れられる病院へ連れて行ってくれます。毒性の強い物質以外にも、画びょうや鋭くとがったプラスチック片・針などを飲んでしまった場合も同様に救急車を呼んでください。そのままにしてしまうと内臓が傷つく恐れがあります。

4.様子を見てもよい場合やホームケアの方法

石けんやシャンプー・子ども用の粘土やクレヨン、そして乾燥剤など食べても問題のないものや、子どもが口に入れることをある程度想定して作られたものは、少しくらい食べても問題はありません。子どもの様子がいつもと変わりない場合は、4~5時間様子を見てください。夜に誤飲が発覚した場合は朝までですね。その後も様子が変わらなければ、病院を受診しなくても大丈夫でしょう。

しかし、赤ちゃんがぐったりとしていて食欲もなく、気分が悪そうだったら速やかに病院を受診してください。そのときは救急車を呼ぶときと同じように「いつ、何を、どのくらい誤飲したのか」を説明できるようにしておきましょう。誤飲したもののパッケージがあればそれを持参します。

また、プラスチックやビニール片などが喉の奥に引っかかって取れるようならば、ピンセットなどでそっと取り除きましょう。その後、誤飲と同じように様子を見てください。出血をした場合はすぐに病院へ行きましょう。

5.誤飲事故を防ぐ方法

誤飲事故は一度起こると、一瞬で赤ちゃんの命を奪ってしまうこともあります。ですから、誤飲事故は防止が大切です。赤ちゃんに危ないと思うものは、背の高いテーブルの上でも出しっぱなしにしておかないこと。電池が入っているおもちゃや電化製品は、容易に開かないようにガムテープなどで封をしておきましょう。替えの電池類は引き出しの中にしまい、チャイルドロックをかけておきます。

また、子どもが一番長い時間を過ごす部屋は、毛足の長いじゅうたんよりはフローリングやカーペットの方が、小物が落ちていたら分かりやすいです。もちろん、こまめに掃除機をかけることも忘れてはいけません。家族に喫煙者がいる場合は、子どもがいる部屋にはタバコを持ちこまない、吸わないを徹底してもらいましょう。

吸い殻でも新品のタバコでも危険物に変わりありません。また、清涼飲料水の空き缶を灰皿代わりにするのもやめましょう。誤飲の一番の原因です。

まとめ

いかがでしたか?今回は赤ちゃんの誤飲事故についていろいろとご紹介しました。誤飲事故は気を付けていても起こってしまうものです。一番大切なのは、動き回っている赤ちゃんから目を離さないこと。誤飲事故の多くはママが夕飯を作っている夕方から夜にかけて発生するそうです。ですから、ママが忙しいときはパパが面倒を見るなど、夫婦で協力することも大切になります。


雑誌やテレビでも話題!これまで数十万人のママが愛用!ベビースリング・抱っこひもの専門店