赤ちゃんの「はいはい」は意外と危険? 注意点や安全対策は?


5a533cc9-58bc-4d9d-a0b7-3ddfa87729d4赤ちゃんは生後9か月くらいになると「はいはい」を始めます。動けるようになった赤ちゃんは、家の中を自由に移動するようになるでしょう。こうなると、怖いのが事故です。

そこで、今回は赤ちゃんを家の中ではいはいさせるときの注意点と対策方法をご紹介します。赤ちゃんの目線は大人よりもずっと低いため、パパやママが見過ごしがちの危険も少なくありません。ですから、場合によっては部屋のレイアウトも変更しましょう。

そろそろ子どもがはいはいをし始めた、という方はぜひこの記事を読んでみてください。

  1. 赤ちゃんは好奇心のかたまり
  2. 家の中にある赤ちゃんにとって危険なものや場所とは?
  3. 赤ちゃんを安全にはいはいさせるための対策とは?

1.赤ちゃんは好奇心のかたまり

成長するにつれて、赤ちゃんの好奇心はどんどん強くなります。はいはいができるようになると、家中を探検するようになるでしょう。はいはいは赤ちゃんの足腰を強くしますので、大いにやらせてあげたいもの。しかし、一見すると安全なように思える家の中には、赤ちゃんのとって危険なものや場所が案外多いものです。
ですから、はいはい中に怪我(けが)をする赤ちゃんも少なくありません。

では、いったいどのような場所やものが危険になるのでしょうか? 次の項で具体的にご紹介します。

2.家の中にある赤ちゃんにとって危険なものや場所とは?

この項では、赤ちゃんにとって危険なものや場所を具体的にご紹介していきます。赤ちゃんがはいはいをしだしたら、これらに注意をしましょう。

2-1.床に落ちているもの

赤ちゃんはまだ判断能力が発達していません。床に落ちているもので興味をひかれるものがあったら、つまんだりしゃぶったりして確かめます。ですから、誤飲して窒息したり中毒したりする恐れのあるものが床に落ちていると、大変危険です。

一例をあげるとボタン電池・ビー玉・アクセサリーなど。最近見かけなくなりましたが、カメラのフィルムケースの大きさまでは赤ちゃんが飲み込めるサイズのひとつの目安になります。また、ペットを飼っているお宅ではペットの固いエサやトイレなどにも注意してください。

上にお兄ちゃんやお姉ちゃんがいるご家庭は、おもちゃの部品にも要注意。おもちゃの部品は小さいうえにキラキラしてきれいですので、赤ちゃんの興味をひきやすいのです。毛足の長いじゅうたんを敷いていると、そこに紛れて見つかりにくいので、赤ちゃんをはいはいさせる前に掃除をしましょう。

2-2.家電のコード類

床をはっている家電のコード類も赤ちゃんにとっては気になるもの。引っ張ったりしゃぶったりすることもあります。コードはビニールの絶縁体に包まれていますが、強く引っ張ればちぎれるでしょう。むき出しになった銅線に触れれば感電する恐れがあります。

電気ポットやトースターなど軽い家電は、コードを強く引っ張れば落ちることもあるでしょう。特に、小容量の電気ポットにお湯が入っている状態でコードを引っ張ると、熱湯を頭からかぶる恐れもあります。さらに、コンセントに金属(おもちゃやアクセサリー)、炭素(鉛筆やシャープペンシルの芯)などをさしこむと大変危険です。壁についているコンセントだけでなく、延長コードのコンセントにも注意しましょう。

2-3.段差

大人には何でもない段差も、赤ちゃんにとっては怪我(けが)の原因になります。階段は分かりやすいですが、玄関と上がりかまちの段差や縁側などにも注意しましょう。また、築年数のたった和風建築の家ほど段差が多いので、気をつけてください。さらに、お風呂やトイレも段差の一種。しかも水がたまっていますのでおぼれる可能性もあります。

2-4.扉

赤ちゃんが扉に指をはさむ事故は毎年のように発生しています。特に、重い扉を勢いよく閉めた場合は、大怪我(けが)する可能性も高いでしょう。また、蝶つがいの間も赤ちゃんの細い指ならば、するりと入ります。ですから、扉は閉めるだけでなく開けるときも気をつけてください。

3.赤ちゃんを安全にはいはいさせるための対策とは?

では、パパとママは赤ちゃんの安全のために何をすればよいのでしょうか? この項で詳しくご紹介します。
ぜひ参考にしてください。

3-1.安全カバーやロックをつける

ベビー用品の中には、子どもがコンセントや引き出しの中などをいたずらしないようにするものがあります。
安全カバーや安全ロックという名前で販売されているので、赤ちゃんの手の届きそうな場所につけておきましょう。また、延長コードはスイッチ式のものにすれば、スイッチを切っていれば電流は流れません。さらに、コンセントやコードは束ねたり箱に入れたりしておきましょう。段差のある場所には、ベビーゲートをつけると便利です。

3-2.掃除は丁寧にする

赤ちゃんがはいはいを始めたら、掃除を丁寧に行いましょう。部屋のすみや家具のすきまなども、掃除機にノズルをつければ掃除が簡単です。また、粘着式のテープを使うと細かいゴミも取れやすいでしょう。ペットがいるお宅の場合は、エサを常時出しておかないことも大切です。

3-3.赤ちゃんが思い切りはいはいできる場所をひとつ作る

しかし、毎日家の中を念入りに掃除して回るのは大変です。また、家中のコード類をすべて片付けたり出したりするのも、面倒でしょう。そこで、家の中で赤ちゃんが自由にはいはいできる部屋をひとつ作るという方法もあります。おすすめは和室かじゅうたんが敷いてある部屋です。じゅうたんや畳ならば、赤ちゃんが転んでも怪我(けが)をする心配はありません。部屋の入り口にベビーゲートを設置し、お気に入りのおもちゃなどを置いてあげましょう。そうすれば、ママが赤ちゃんを追いかけまわすこともありません。

また、はいはいをするようになると、ママの後追いをする赤ちゃんも出てきます。この場合は常にママの目があるので、危険でない限り後追いをさせてあげましょう。後追いは一時的なもので、成長するにしたがってなくなります。

3-4.児童館などで思い切りはいはいをさせてあげよう

はいはいができるようになると、子どもの身体能力はぐんとアップします。ベビーカーに乗せても立ち上がろうとする赤ちゃんもいるでしょう。元気な赤ちゃんのママにぜひ利用してほしいのが、児童館です。時間帯によっては、赤ちゃんだけが利用できるというところもあるでしょう。

また、自治体によっては赤ちゃん専用の児童館があるところもあります。児童館は子どもや赤ちゃんを安心して遊ばせられる場所ですから、積極的に利用しましょう。

おわりに

いかがでしたか? 今回は家の中ではいはいをさせる際の注意点や対策方法をご紹介しました。家の中で危険な場所というと、お風呂場やキッチンを思い浮かべる方も多いでしょう。しかし、赤ちゃんにとってはビー玉や小銭も危険なのです。

また、はいはいが始まった赤ちゃんは、すぐにつかまり立ちをするようになります。すると、ローテーブルやソファーに置いてあるものも危険になるでしょう。小銭やアクセサリーを一か所にまとめて高いところに置く習慣をつけてください。

つかまり立ちをするようになったら、つたい歩きまでもう一歩です。赤ちゃんの体力にママやパパがついていけなくなるということもあるでしょう。ですから、家の中よりも児童館などで過ごした方が安全ですし、ママもゆとりを持って子どもを見守れます。

はいはいをするようになったら、最寄りの子供向け施設を調べておくとよいですね。また、自治体によっては幼稚園や保育園の一室を赤ちゃん向けに開放しているところもあるでしょう。そのような場所も積極的に利用してみてください。


この記事の監修者

園田正世(そのだまさよ)
北極しろくま堂有限会社 取締役

北極しろくま堂有限会社 取締役 園田正世(そのだまさよ)

2000年〜北極しろくま堂有限会社 取締役
2010年〜非営利活動法人だっことおんぶの研究所 理事長
2013年〜本格的にベビーウェアリング(抱っこやおんぶ)の研究を続けている。
東京大学大学院学際情報学府博士前期課程修了
同大学院博士後期課程在学中

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