上の子の赤ちゃん返りがひどい。どう対応すればうまくいくの?


b31faf5c-889c-4ac5-9711-3eed25939a39第二子の妊娠中や出産後、上の子の赤ちゃん返りに悩まされているというママは少なくありません。赤ちゃんのお世話だけで手いっぱいなのに、とイライラする方もいるでしょう。しかし、赤ちゃん返りは対応しだいで早く収まります。

そこで、今回は上の子が赤ちゃん返りをしてしまったときの対策をご紹介しましょう。いくらお兄ちゃんお姉ちゃんになったとはいえ、上の子もまだまだ小さいのです。赤ちゃん返りは不安の表れでもあります。

では、どう対応すれば子どもは安心するのでしょうか? それは、この記事を読めば分かりますよ。

  1. 赤ちゃん返りはなぜ起こる?
  2. 怒るのは逆効果だけど……
  3. 子どもが赤ちゃん返りをしてしまったときの対処法
  4. 赤ちゃん返りは何歳まで起きるもの?

1.赤ちゃん返りはなぜ起こる?

子どもにとって、ママは絶対的な存在です。ママに甘えたりかわいがったりしてもらうことにより、子どもは安心します。2歳くらいになると、子どもは自我が強くなり「自分でやりたい」という自立心が芽生えてくるでしょう。子どもによっては、かなりしっかりしてくることもあります。ですから、「そろそろふたり目を」を考えるママやパパも多いでしょう。しかし、妊娠中や出産後は今までのように、上の子にばかりかまってあげられなくなります。すると、子どもは不安になるのです。でも、2~3歳の子どもはまだ自分の気持ちを言葉にできるほどの能力はありません。そこで、赤ちゃんの真似をするのです。

子どもは、「赤ちゃんはママにかまってもらえる」と分かっているのでしょう。一例をあげると、やたら甘えん坊になったり、夜泣きがひどくなったり、できることもママにやってもらいたがるようになります。

2.怒るのは逆効果だけど……

上の子が赤ちゃん返りをするとママは大変です。赤ちゃんのお世話だけでも手いっぱいなのに、上の子まで甘えてくると気持ちにも余裕がなくなってしまいます。つい「お兄ちゃん(おねえちゃん)でしょ」「いつまでも甘えないの」といった、厳しい言葉をかけがちです。赤ちゃん返りに厳しい対応は逆効果というのは、育児書や育児サイトなどでもいわれています。しかし、ママの体はひとつしかありません。

また、赤ちゃんは子どもよりももっと聞き分けがないのです。ママに「もっと子どもに優しく接してあげて」というのは簡単でしょう。しかし、ママだってがんばっているのです。では、上の子が赤ちゃん返りをしてしまったら、どうすればよいのでしょうか? 次の項で、対応の一例をご紹介します。

3.子どもが赤ちゃん返りをしてしまったときの対処法

この項では、子どもが赤ちゃん返りをしてしまったときにできることや、ママ以外の家族がするべきことなどをご紹介しましょう。ぜひ参考にしてください。

3-1.パパとの絆(きずな)を深くする

育児はママだけで行うのではありません。パパやおじいちゃん、おばあちゃんの強力も大切です。臨月になると里帰りをしたり管理入院になったりする方もいるでしょう。ママと離れ離れになると、子どもはとても心細くなります。そんなときこそ、パパやおじいちゃんおばあちゃんの出番です。一緒にお風呂に入ったり寝かしつけをしてあげたりして、子どもとの絆(きずな)を深めてください。ママから、子どもの好きなものや遊びをあらかじめ教えてもらいましょう。

仕事が忙しいパパもいますが、この時期はなんとか融通をつけて子どもとの時間を確保してください。このときのがんばりで、子どもとの関係がよくなったり逆にぎくしゃくしたりするかもしれません。

3-2.赤ちゃんのお世話を誰かに変わってもらう

2歳を過ぎるころになると、子どもにも好みが出てきます。「絶対にママじゃなくては嫌だ」というときもあるでしょう。そのときは、赤ちゃんのお世話をパパやおじいちゃん、おばあちゃんに変わってもらいましょう。母乳をあげる以外は、何でもできるはずです。そうやって、ママと上の子がふたりきりになる時間を作ってください。たとえ30分でもママを独占できれば、子どもは満足します。そのときに、スリングやおんぶひもを使ってだっこやおんぶをしてあげると効果的です。肌と肌が密着することにより、子どもの安心感はさらに高まるでしょう。

また、絵本を読んであげたりご飯を一緒に食べたりと、子どもの希望をできるだけかなえてあげてください。中には、ずっとひざの上に座っていれば満足という子どももいます。

3-3.上の子を頼りにする

3歳くらいになると、子どもなりにお手伝いができるようになります。たとえば、タオルをたたんだり、戸締まりをしたりといった簡単なことならば子どもに任せられるでしょう。できたら、大げさなくらいほめてあげましょう。「上の子ががんばってくれているから、ママは赤ちゃんのお世話ができるのよ」という態度で接すれば、子どももお兄ちゃん、お姉ちゃんとしての自覚が芽生えてくるでしょう。

また、「赤ちゃんにはできないことで、ママが喜んでくれる」と学習すると、赤ちゃん返りをする頻度も少なくなっていきます。

3-4.一時保育を利用するという方法もある

上の子の赤ちゃん返りがひどく、ママが体力気力ともに限界という場合は一時保育を利用するという方法もあります。公立と私立の保育園どちらでも実施されていますので、まずは行っている保育園を探してみましょう。子どもが3歳で来年から幼稚園入園という場合は、プレ幼稚園を利用できることもあります。保育園以外でもファミリーサポートを利用すれば、子どもを預けられるところもあるでしょう。

子どもを受け止めてあげたくても、ママの心に余裕がなければできません。また、子どもも新しい世界が広がれば、そこに興味が移る可能性があります。1日1~2時間でも上の子が離れてくれれば、ママもリフレッシュできるでしょう。子どもが帰ってきたら笑顔で迎えてあげてください。

4.赤ちゃん返りは何歳まで起きるもの?

赤ちゃん返りというと、2~3歳の子どもに起きるものというイメージがあります。しかし、調査によるともっと大きな子でもなる可能性があるのです。たとえば、もう小学校に入学している子どもでも、急にべたべたと甘えてくるようになったという例もあります。ですから、赤ちゃん返りしないようにとしばらく待ってから第二子を妊娠しても、うまくいかないこともあるでしょう。しかし、子どもが大きくなれば語彙(ごい)も豊富になり、気持ちを言葉で伝えられるようになります。おしゃべりならば、赤ちゃんを抱っこしながらでもできるでしょう。子どもの話に耳を傾けてあげてください。

おわりに

いかがでしたか? 今回は、上の子が赤ちゃん返りをしてしまったときの対応についてご説明しました。今は、子育て中のママは何かと大変です。周囲からいろいろといわれることも多く、つい母子ともに家に閉じこもりがちになることもあるでしょう。しかし、ひとりで上の子と下の子の面倒を見続けていると、体力気力がすぐに限界になってしまいます。ですから、頼れるものは何にでも頼りましょう。

また、パパも可能な限り仕事よりも家庭に重点をおいてください。長い人生の中のほんの一時期です。上の子がママでなくてはダメという状況になったら赤ちゃんのお世話をしてあげましょう。赤ちゃんのお世話が忙しくても、ママは上の子が大好きということを言葉や態度で示してください。1日1回、抱きしめてあげるだけでも子どもは安心するのです。


この記事の監修者

園田正世(そのだまさよ)
北極しろくま堂有限会社 取締役

北極しろくま堂有限会社 取締役 園田正世(そのだまさよ)

2000年〜北極しろくま堂有限会社 取締役
2010年〜非営利活動法人だっことおんぶの研究所 理事長
2013年〜本格的にベビーウェアリング(抱っこやおんぶ)の研究を続けている。
東京大学大学院学際情報学府博士前期課程修了
同大学院博士後期課程在学中

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