昔ながらのおんぶ紐の胸ばってんはどう隠す?


おんぶ紐日本で昔から使われているばってんおんぶは家事をしながら子どもとくっついていられるとても合理的な道具だということはこのブログの読者のみなさんはご理解いただけていると思います。
が、胸のまえでばってんしてしまうのは現代社会では人前に出づらい状態・・・。今日はそれを隠す方法をご紹介します。

1.隠す方法あれこれ

おんぶはかなり楽なのですが、そのままで外出するのは抵抗があります。ここではまず隠す方法をご紹介します。

1-1.マザリング・チュニック「マターナル」

利便性も含めてお勧めできるのが、だぶっとしたチュニックやエプロンを利用することです。または割烹着も便利です。
北極しろくま堂のマザリング・チュニック「マターナル」は強調される胸を隠したいというご要望から生まれた商品です。おんぶの時期だけではもったいないので、マタニティ期から着用できるようにしました。胸当てのあるエプロンもばってん隠しになりますし、割烹着は昔から活躍していた便利なものです。
マザリングというのは「母になる」という意味の単語です。マタニティ期から着用できて、おんぶしても使えるので、だんだんと母親になっていくという意味を込めました。(※マザリングは他にも赤ちゃんに歌いかけるようなハミングする行為も指します)

1-2.パレオを思いだそう

わざわざ購入するのはもったいない、ふわふわしたデザインはちょっと苦手という方はパレオのような大きな布をそれこそパレオのように巻き付けるのもすてきです。お風呂上がりのバスタオルのように子どもも一緒に体を覆って胸の前で挟んだりしばったりすれば良いだけなのですが、結び方やしばり方で雰囲気が簡単に変わってくれるのも嬉しいですよね。普段からアジアンチックな服装をされている方ならこっちがぴったりかもしれません。

2.ばってんおんぶの悩み

  • クロスした紐で胸が強調されてしまう
  • クロスした紐が硬くなるのであたって痛い
  • 肩が凝る

ばってんおんぶの悩みと言えば、この3点に集約されていくと思います。

2-1.胸が強調されてしまう

昔は着物を着ていたこともあり、胸の前のばってんによって多少胸が強調されてもそれほど目立たなかったということはあるかもしれません。それ以上に育児中の女性の胸そのものがセックスシンボルとして認知されていなかったということも目立たなかった大きな理由かもしれません。

2-2.ねじった紐があたって痛い

赤ちゃんが背中でずり落ちないためには胸の前でしっかりねじることが使い方のポイントですが、紐を硬くねじるので、その部分がたまたま胸の骨にあたると痛みを感じることがあります。そのような場合はとりあえず痛みがあるところにタオルハンカチのようなクッションになるものを挟んでおくと良いでしょう。
次に使用するときには捻り方が硬くならないように工夫してみてください。
ねじる理由は摩擦を使って紐がずれないようにするためと、女性の場合は紐が乳腺にあたることによる乳腺炎を防ぐというものです。ずれないようにするためには紐の多くの面積が擦れ合っていれば良く、また乳腺炎にならない男性はずれなければねじる必要もありません。

2-3.肩が凝る

肩が凝るのは赤ちゃんの全体重がママの肩だけにのしかかっているからです。ママが反り腰で赤ちゃんが体を弛緩させて天井を向いているような状態では、赤ちゃんの体重すべてがママの両肩のみにかかるため、かなりの負担がママの肩だけにのしかかるわけです。
反対にママは背中全体で赤ちゃんの体重を支えるような姿勢をとり、赤ちゃんは背中にしがみつくようなイメージでママにかぶさるようにしてくれるとお互いが楽になります。詳しくはこちらの記事も参考にしてください。

3.そもそも胸をセックスシンボルとして見るのはいつから?

動物本来の行動としては、授乳中=子育て中=子どもを作れない状態とみなされるわけですから、ママの胸が強調されようがそこにはセクシャリティーはほとんどなかったはず。ひと時代前なら、公共の場での授乳もそれほど珍しい光景ではありませんでした。
でも現在はライフステージの全てが性的な対象と見られる可能性があり、加えてカメラの小型化やネットへの接続の簡便さがあいまって防備しなければならない状況になりました。筆者はこのような本来生殖時期ではない女性も性的対象とみられるようになった状況がいつから始まったのか調べたいと思っておりますが、手近にあった書籍にはこのあたりの状況は書いてありませんでした。もしご存じの方がいらっしゃったらぜひ教えて下さい。
近年では授乳行為そのものが赤ちゃんの食事とはみなされず、公共の場所のなかでもレストランやホテルのロビーなどでもNGとみなされることが多くなってきました。ホテルやショッピングセンターにまだ授乳室がなかった時代はトイレで授乳するように言われたという逸話も少なくありません。赤ちゃんはご飯をトイレで食べろって、ずいぶんです。

おわりに

筆者は抱っこやおんぶのインストラクター養成の講座で講師をしています。助産師さんや母乳育児支援者も多数受講されているので、育児中の母の胸がどう見えるかについて話題にあがりました。
北極しろくま堂で授乳ケープや抱っこした時の赤ちゃんの頭を覆うスリーピーサポート的なものを販売しないのには意味があります。古来より日本では顔を隠して食事をしたり、同一の空間の中で一人の顔を覆うということはしなかったと考えておりまして、これらに似た状況になることを赤ちゃんのうちからやってほしくないなあという希望があるからです。顔を隠すという記号的な意味を考えてしまうのです。
だからといって、ばってんひもで強調された胸をどうどうと出して歩きましょうとも言えませんし、自分も家以外ではできませんでした。筆者はエプロンなどで隠していましたが、チュニックやパレオもお勧めです。


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