新生児を抱っこする時の注意点とポイント


抱っこ生まれたばかりの赤ちゃんを抱っこしたことがないママはたくさんいます。初めて抱いた赤ちゃんが自分の赤ちゃんだったというママも多いです。
でも出産した病院などでは沐浴の仕方やおむつの替え方、場合によっては人工乳の調乳方法等は教えてくれるのですが、抱っこの仕方を改めて教えてくれるところは意外に少ないのです。ですから見よう見まねで「こんな感じ?」と思いながら抱っこしているママは多いはず。
今日は改めて新生児の抱っこの注意点や腱鞘炎にならないためのポイントをご紹介します。

自分が抱っこされたことを想像しましょう

赤ちゃんのだっこと言っても特別なものではありません。ママ自身が小さくなったとして誰かに抱っこされている状態を想像してみましょう。

体をねじらないようにしましょう

おむつのところ(股)に腕を差し込んで抱っこする方は非常に多いです。この抱っこをされた赤ちゃんの様子をよく見ると、赤ちゃんの体は必ずといって良いほどねじれています。毎日左右を替えて抱いていればまだ良いのですがたいていは癖や利き手によって抱く方向が決まってしまうので、赤ちゃんもいつも同じ方向を向きます。こうして数ヶ月経つとどちらか一方ばかりを見てしまう「向き癖」につながりやすくなります。

左右対称にしましょう

ママの腕で浮き輪の状態をつくって、そこに赤ちゃんのお尻がすっぽりとはまるような姿勢が赤ちゃんにとって最も理想的な姿勢になります。つまり背中は緩やかにカーブしてお尻が下がり、開脚し、膝が持ち上がっている姿勢です。大人もプールに大きな浮き輪を浮かべてそこにお尻をすぽっと入れてゆったりしたら気持ち良いですよね。それと同じです。
この状態だと赤ちゃんの体をねじったり、膝をママの体で押してしまうこともないので赤ちゃんが快適に過ごすことができます。

からだ全体で抱く

腱鞘炎になるママは手首で支えていることが多いようです。お尻を手首で支えていたら要注意。以下の腕の回し方を参考にして下さいね。

(縦抱っこ)腕の上にお尻を載せる

首がすわっていなくても、縦方向に抱っこしても大丈夫です。むしろそちらの方が好きな赤ちゃんも少なくありません。もし赤ちゃんが泣いて困ったら、一度縦方向に抱っこしてみては? 泣きやむことがありますよ。
その時には赤ちゃんの頭はママの体に寄り添わせ、手の平で赤ちゃんの肩から後頭部までを支えてぐらつかないようにしましょう。そして反対の腕で(「手」ではありません)赤ちゃんのお尻を支えます。

(横抱っこ)腕を浮き輪のように丸くする

先にも紹介したように、横抱きをしたい時には股のあいだに腕を差し込むよりも、腕全体で浮き輪のような○をつくってそこに赤ちゃんがすぽっと入るようにすると腱鞘炎予防になります。
このときに手首をクロスして手首から上を使わないようにすると背中の筋肉を引き出しながら抱っこするので、更に体に負担がかかりにくくなります。
抱っこがたいへんなのは腕の力だけで重さを支えようとするからなので、腕でカタチをつくって体全体で支えると負担が分散して楽に抱けるようになりますよ。

いかがですか。
まとめると、新生児ちゃんを抱っこするには以下の点を注意して抱っこすると良いです。

  • 赤ちゃんは頭が安定して寄り添っていれば縦抱きでも横抱きでも大丈夫。
  • 横抱きする時にはおまたに腕を差し込まない方が良い。
  • 手首から手の平は縦抱っこで頭を支える以外は使わない。主役は腕。

赤ちゃんはママやパパの体にくっついていればいるほど安心しますから、ぜひ密着した抱っこをしてみてくださいね。


この記事の執筆者

園田正世(そのだまさよ)
北極しろくま堂有限会社 取締役

北極しろくま堂有限会社 取締役 園田正世(そのだまさよ)

2000年〜北極しろくま堂有限会社 取締役
2010年〜非営利活動法人だっことおんぶの研究所 理事長
2013年〜本格的にベビーウェアリング(抱っこやおんぶ)の研究を続けている。
東京大学大学院学際情報学府博士前期課程修了
同大学院博士後期課程在学中

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