風呂敷がスリングのかわりになるってほんとう?


mant2013う〜ん、これは微妙ですねえ。なるとも言えないし、絶対に無理ですとも言い切れないです。
スリングというのはもともと「吊り下げる」という意味の言葉。赤ちゃんを下げておくというイメージがありますが、実際は寄り添わせているといった方がニュアンスとしては伝わると思います。
でも確かに伝統的にスリング状で布を使っていたようなインドネシアなどのママたちのやり方を見ていると、ちょっとだけ「吊る」に近いかなと感じます。
youtubeでインドネシアの更紗で抱っこする方法が紹介されていました。こちらです。筆者が習ったのも、肩の後ろで布を巻き付ける方法でしたが、これは必ず<外側から内側に>巻き付けてください。こうすることで緩むのを防いでいるのです。

風呂敷はスリングになるか

インドネシアの更紗、アフリカのカンガ、パーニャ。全て一枚の布です。風呂敷との違いは何か。【大きさ】です。風呂敷は正方形ですが、正方形であっても大きい布ならスリング状に使用することはできます。更紗などは長方形の布で、これを巻いてスカートにしたり日用の様々な道具として流用していきますよね。風呂敷も何にでも使えるという点は同じですが、スリングにするには長さが足りません。お子様がママゴトに使用するなら良いと思いますが、本物の赤ちゃんを抱くのは無謀というものです。

もうひとつ。昔の風呂敷は絹でできていました。絹は滑りもよいのですが、キュッと締めればしっかりとまって緩まないという性質もあります。ほんとうに風呂場の脱衣所で使用しているのは綿だったかもしれませんが、今流通している多くの風呂敷はポリエステルですよね。ポリエステルは滑りすぎて抱っこに使用するには危なすぎます。綿なら素材としては良いけれども、大きさという条件をクリアできません。

リングスリングが使いこなせるのが条件

これまで布一枚、たとえばリングスリングやへこおびを使ったことがないママが、いきなり独学で風呂敷のスリングをやってみるのは相当に難しいと思います。筆者がこれまで抱っこなどの指導をした経験から、ママたちが密着した抱っこそのものの経験がない(または少ない)ことがわかりました。そのために今ではスリングや兵児帯のレッスンをする前に、素手での抱っこの練習から始めています。
風呂敷や布1枚のBaby Wrapを使いこなすには、まずキュット ミー!のようなリングスリングがなんなく使いこなせて慣れてから挑戦するとスムーズにできると思います。
密着感や赤ちゃんの位置、姿勢などがからだでわかっていると、布1枚にしたときの状態が「良い」か「悪いか」「危ないか」が判断できるようになります。

自然の法則を利用する

伝統的な布で抱っこする方法は、サッとできるととってもかっこいいですよね。荷物も小さくなるし、授乳ケープにも使えるし、風呂敷にもなる。
こういうもので抱っこやおんぶするときは、かならず自然のある作用を利用してます。それは摩擦です。縛ったり、インドネシアのママのように巻き付けても緩んでこないのは赤ちゃんの重さがかかっているからで、重さ=摩擦の力として働いています。あるいは風呂敷などの正方形の布を使う場合の赤ちゃんのお尻を支える部分や、マントを抱っこの補助具として使用するときにも布があわさるときの摩擦を利用しているのです。


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