肩の凝らないおんぶ紐の条件


おんぶ紐日本人は他の民族に比べて肩(というか首周辺含めて)こる人が多いようですね。アメリカ人は肩が凝らないというのは都市伝説らしいですが、でも日本人ほどではないでしょう。特にデスクワークに従事した経験がある人なら男女問わずにほとんどの人が肩こりに悩まされた経験をお持ちでしょう。

赤ちゃんを抱っこしているママからも肩こりの悩みは多く聞かれます。詳しく聞くと抱っこでも肩が凝るけど、おんぶはその比ではないと。肩に負担がかかって吐き気まで感じるママもいるのです。実は筆者もその一人でした。
今日は肩が凝らないおんぶ紐の条件をご紹介します。

高い位置でおぶえること

昔の日本の人はずっとおんぶしていましたが、肩が凝らないのか疑問ですよね。もしこらないとしたら何があるのか。体格か(昔の人の方が平均して小さいのですが・・・)体質か(それはないでしょう)、それとも体力か(多少ありそう・・・)。
実はそのどれでもなく、肩が凝らないで長時間おんぶできていたのは道具と体のバランスにあったのです。
昔の日本ではおんぶ紐を使う人はかなりの少数で、ほとんどは家の中にある適当な紐や帯などの長いものを流用していました。明治時代以前ともなると、着物の中に赤ちゃんをいれてその上から帯をしている様子もたくさん描かれています。このやり方は昭和になっても行われていました。
こうすると赤ちゃんは着物の襟からひょっこり顔を出すような位置で過ごします。着物の中にいるときは重心がママの体と一体になるためにかなり軽量に感じられますし、紐や帯だけでおんぶしても同じように高いところでおぶうことが可能になります。
この姿勢は日本人の体型とも関係があったかもしれません。日本人はもともと背中がすこ〜し丸い民族です。いわゆる「気を付け」の姿勢で過ごすことは少なかった。だから背中の上部に載せた方が体への負担が軽いのかもしれません。
アフリカに住む民族は骨盤が前傾していることが多く、お尻とお腹が出っ張っています。赤ちゃんは腰(お尻の上)に載せて、赤ちゃんを布でくるむのです。赤ちゃんはママのお尻が支えとなって落ちることがありません。このような位置とやり方はアフリカの方々にはフィットするのですが、日本人の体型では無理があるし、だいたい楽におぶうことができません。

布が肩で広がること

イギリス-おんぶ紐

肩の一点に負担がかかると痛みがでやすいことはわかりますが、でも縫い込まれている紐を肩の上で広げることはできません。
融通が利くのはwrapタイプのものです。日本ではへこおび(兵児帯)などが一般的ですが、海外ではBaby Wrapという名称で広がっています。
写真は2013年のBabywearing Conference in Bristle(イギリス)でのひとこま。これがBaby Wrapでのおんぶの基本形です。とっても楽そうですね。
このラップでのおんぶは幅広で長い布を使用します。やり方には様々な種類がありますが、このような位置までおぶうには慣れている人でも2~3分かかります。でも一度おぶってしまうと体に負担がかかりにくいので長時間おぶっていることができます。
日本の兵児帯でも同じように肩の部分をひろげて使用することもできます。

肩こりに悩むママ&パパはチャレンジしてみてはいかがですか。布一枚でささっと抱っこやおんぶができると、かなりCool! だと思いますよ。


雑誌やテレビでも話題!これまで数十万人のママが愛用!ベビースリング・抱っこひもの専門店