おんぶしたときに紐から手を抜いてしまう赤ちゃん


おんぶ紐の使い方の悩みでけっこう多いのが、今日のテーマである「おんぶ紐から腕を抜いてしまう赤ちゃん」への対処法です。まだおんぶデビューしたてで体が小さいと、腕を抜かれてしまうとすり抜けて落下してしまわないか不安ですよね。
今日はそんな赤ちゃんへの対処法をご紹介します。

上から何かかぶせて使う

紐タイプのおんぶ紐の場合なら、上からバスタオルなどの大きな布(例:パレオなど)をラップするようにして使用する方法をおすすめします。ばってんおんぶしてから、バスタオルで赤ちゃんとママの体を覆うように包み込んでしまいます。バスタオルはママの脇の下から前にもってきてお風呂上がりに体に巻くようなイメージで留めると良いです。バスタオルが暑ければ大きな薄手の布でも良いし、上手にやればばってん隠しにもなりますよ。こうすると多少は転落を防げますし、冬場は保温になります。

写真のようなストラクチャータイプのものは、腕を抜いても落下しないような造りになっているので心配する必要はありません。

昔の赤ちゃんは転落しなかった?

日本では昔からおんぶをして子育てしてきたことがわかっています。絵巻物が残っている1000年以上前から日本に暮らす人々はおんぶしていたわけですが、落下させたりということはなかったのでしょうか。少なくともストラクチャータイプのおんぶひもはなかったわけで、それこそ紐一本で赤ちゃんをおぶっていました。
方法はいくつかあります。

  • 着物のなかに赤ちゃんを入れて、上から帯で腰を縛る
  • 赤ちゃんにある程度厚着をさせて、細い紐でばってんおんぶする

などです。どちらかというと着物の中に赤ちゃんを入れている方が絵画などにはよく登場します。1枚の衣服の中に二人が入ってれば(二人羽織みたいなもの?)落下することはありませんね。昭和の時代になると赤ちゃんに厚着をさせてから子守役の少女が紐でおぶうというような絵が雑誌に掲載されています。実際に戦後すぐの写真などを見てもそのような風景が映り込んでいます。

おんぶ紐また昔のおんぶは写真のようにおぶう人と赤ちゃんがかなりぴったりとくっついているので、落下する隙間がありません。こうすることでおぶう人は負担が軽くなり、赤ちゃんはしがみつくという身体感覚を覚えるだけではなく、背中から見る日常の風景が智恵の発達をおおいに促してきたと考えられます。この写真の子はまだ1歳に満たないと思いますが、おばあちゃんが持つ”つるべ”を自分も持っている気分なのでしょう。視線の真剣さ、手と脚への力の入り方を見ると、日々の観察が疑似体験になっていることがよくわかります。

いかがですか。
おんぶ紐のタイプによって腕を抜く赤ちゃんへの対処法が違ってきます。紐タイプの場合は、ママと赤ちゃんの間に隙間があると抜きやすくなります。できるだけ高い位置でおぶい、ママと赤ちゃん双方が楽に過ごせるように紐の締め具合を調整してくださいね。

写真出典:写真ものがたり 昭和の暮らし〈1〉農村 /須藤功著/農山漁村文化協会


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