スリングで双子ちゃんを抱っこする図


双子ちゃんのママは悩みます。どうやって二人を連れて外出するのか。
抱っこ紐で前と後ろに子どもをくくりつけられるのか??
嵩があるストラクチャタイプでは難しいかもしれませんが、スリングでは双子ちゃんを抱っこしている画像などがときどき流れてきたりします。つまり双子ちゃんをスリングで抱っこすることはできます。
今日はその方法と、「重要な」注意点をご紹介します。

2本をたすき掛けにして使用する

スリングで双子ちゃんを抱っこする方法ですが、新生児サイズで小さければ(そしてママとパパに度胸があれば)1本に二人の赤ちゃんを入れてしまうことができます。
赤ちゃんが入るポーチは大きくなりますしふたりともがぴったり寄り添う図というよりも、大きなポケットに赤ちゃんが並んで入っているイメージです。よく外国の方がこのような写真をSNSにアップしているのを見ます。確かにかわいいですが、足がどうなっているのか落下しないのかなど気になる点は多いです。

多少安全にできるのは、スリングを2本用意してそれぞれを右側と左側に振ってたすき掛けにする方法です。赤ちゃんがママ(またはパパ)の身体の中央に寄りますが、袋は分かれているので多少安全に抱っこできるでしょう。

注意点

赤ちゃんがいる家庭の防災セミナーで様々な抱っこや避難方法をお教えすることも多い筆者ですが、二人の抱っこの注意点はふたつあります。「転落」と「体力」です。
双子ちゃんの抱っこはどうしてもスリングがぴったり寄り添うようにはなりませんから、転落の危険性が生じます。もうひとつの体力。これは瞬発ではどうしようもないことなのですが、もし5キロの赤ちゃんが二人いたとしたら、抱っこすると10キロの負荷がかかることになります。10キロの赤ちゃんをスリングで抱っこすることは可能ですが、二人同時の抱っこは寄り添えば寄り添うほど重心が一つになってラクという法則からはずれるわけです。抱く側には通常以上の体力が求められます。

これはアメリカで開催されたBabywearing Conference2012で撮影した写真です。体力があるとこれもできますが、う〜ん。ママが普段から鍛えていないと難しいでしょうか・・・。

抱っこひも_双子

ちなみに災害時の避難で上の子と下の子をだっこやおんぶして逃げる場合は、上の子は手をつないで歩くか走ってほしいものです。ママがやっておくことは足場の悪い道を比較的長い時間歩いたり走ったりできる体力を普段から子どもに付けておくことです。災害時にはベビーカーは使用できないので、上の子が歩いてくれることは避難に大きく役立ちます。
特に津波から避難する場合はママが巻き込まれてしまった場合は、抱っこ紐やおんぶ紐でくくりつけられた子どもも同じ運命をたどります。手をつないで波にのまれてしまったとしても、もしかしたらつながっていない故にどちらかが助かる可能性が増えます。
災害時と普段では考え方も方法も違いますが、どんな災害から逃れるかによって抱っこするかおんぶするか、上の子はどうするかが違ってきますので頭の片隅で考えておきましょう。


この記事の執筆者

園田正世(そのだまさよ)
北極しろくま堂有限会社 取締役

北極しろくま堂有限会社 取締役 園田正世(そのだまさよ)

2000年〜北極しろくま堂有限会社 取締役
2010年〜非営利活動法人だっことおんぶの研究所 理事長
2013年〜本格的にベビーウェアリング(抱っこやおんぶ)の研究を続けている。
東京大学大学院学際情報学府博士前期課程修了
同大学院博士後期課程在学中

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