抱っこ続きでも腱鞘炎にならないコツ


新しく抱っこ紐を買う方に改めて聞いてみると「腱鞘炎になったから」という理由が意外に多いものです。抱っこってやっぱり腱鞘炎になっちゃうの? とマタニティのプレママは心配になりますよね。
今日は抱っこでも腱鞘炎にならないふたつの方法をご紹介します。

手首の力を使わない素手抱っこ

腱鞘炎になる大きな原因に「手首の曲げすぎ」と「力の入れすぎ」があります。いま腱鞘炎ぎみのママ、素手で抱っこする時に手のひらを上に向けていませんか?
ヒトの手首は筋力がほとんどないため、ここで赤ちゃんの体重を支えるのは構造上(体格上?)無理があります。

赤ちゃんは縦抱っこでも横抱っこでも良いのですが、まずは縦抱っこで説明しましょう。
お尻を支える側の手首が腱鞘炎になりそうですよね。膝→お尻→反対側の膝までは腕で支えましょう。手のひらではありません。そして反対側の膝までを手首で支えるように支持します。
その時に手のひらを『地面にむけて』ください。そうすると手首に力が入りません。腱鞘炎予防になります。
次に横抱っこの場合。自分の胸の前に大きなドーナツあるいは浮き輪をつくるように丸い円を描いてください。その中に赤ちゃんのお尻を嵌め込むイメージで抱っこしましょう。こうすると左右対称に抱けるので赤ちゃんの体をねじりません。これは向き癖防止にもつながります。
で、手首ですが、これも手のひらを地面に向けてクロスします。右手首と左手首は重なっているだけでOKです。

抱っこ紐を使う

当たり前に聞こえるでしょうが、「支えなくても良い抱っこ紐」を使いましょう。
身体から赤ちゃんが離れていると不安になるものです。同じく赤ちゃんも不安を感じています。抱っこ紐はママと赤ちゃんが過不足なくくっついている面積が大きい(密着といっても、ぎゅーっと済め付けるわけではない)ものを選びましょう。小さいうちはスリングが良いと思いますが、なかでもリングがついて密着感を調整できるタイプがいいでしょう。日本人の赤ちゃんだったら生後8カ月くらいになったら海外製のストラクチャタイプも使えると思います。

いかがですか。腱鞘炎はこの2つの方法でほぼ回避できます。
手のひらで支えようとするからたいへんなのです。腕全体の筋力を使うと背筋の筋肉も使えますから負担が減ります。
やってみてくださいね。


この記事の執筆者

園田正世(そのだまさよ)
北極しろくま堂有限会社 取締役

北極しろくま堂有限会社 取締役 園田正世(そのだまさよ)

2000年〜北極しろくま堂有限会社 取締役
2010年〜非営利活動法人だっことおんぶの研究所 理事長
2013年〜本格的にベビーウェアリング(抱っこやおんぶ)の研究を続けている。
東京大学大学院学際情報学府博士前期課程修了
同大学院博士後期課程在学中

雑誌やテレビでも話題!これまで数十万人のママが愛用!ベビースリング・抱っこひもの専門店