抱っこ紐で自転車に乗れますか?


おんぶ紐-自転車8月に抱っこ紐からの転落事故について報道があった際、自転車の乗車中の事故も含まれていました。自転車に乗るときのルールは道路交通法で定められています。乳幼児を自転車にどう乗せるかについての細かい部分は各都道府県で多少の違いがあるようですが、おおむね言えることがあります。

  • 幼児用座席はOK
  • おんぶ(紐)はOKだけど、抱っこ(紐)はNG。

どうしておんぶは良いのか?

各都道府県の細則がいつごろ成立したのかはわかりませんが、もともと日本人はおんぶしかしなかったので(そもそも抱っこ紐がなかった)、おんぶして自転車に乗ることは生活のなかでよく見る風景のひとつでした。道路に自動車が増えてきてルールが必要になった時に、子どもがいる家庭では日常生活のひとつであったためおんぶはOKになったことと思われます。

昔のおんぶは子どもがお母さんの肩よりも顔を出しているような高い位置でおぶっていますから、体にしっかりくくりつけられています。背中しか見えないような位置でぶらさがっているわけではありません。道路交通法の細則にも「ひもなどでくくりつける」とか「ひも等で確実に背負う」などと書かれていますが、これが日本では普通のおんぶでした。

現行法では抱っこ紐で自転車に乗れないのです。

抱っこしたまま自転車に乗れば、到着した時にさっと次の行動に移れるし、子ども乗せのカゴにはまだ月齢早いし・・・。となると抱っこ紐のまま自転車に乗りたくなる気持ちもわかります。
でもやっぱり危ないし、法律的にもNGなのでやめましょう。
海外では国ごとに基準が違うので、輸入品にはそのような注意書きがないかもしれませんが、日本の製品には記載しているものもあります。

おんぶするときにはできるだけ高い位置で赤ちゃんが隙間から転落するようなことがないように、紐はしっかり締めましょう。おんぶは首がすわったら、だいたい4カ月頃からできますよ。

環境意識の高まりとともに自転車も注目されているし、なにしろ便利ですよね。
便利は嬉しいことですが、子どもの安全が確保されてこそのことです。
ルールを守って自転車エコライフを楽しみましょう。


この記事の執筆者

園田正世(そのだまさよ)
北極しろくま堂有限会社 取締役

北極しろくま堂有限会社 取締役 園田正世(そのだまさよ)

2000年〜北極しろくま堂有限会社 取締役
2010年〜非営利活動法人だっことおんぶの研究所 理事長
2013年〜本格的にベビーウェアリング(抱っこやおんぶ)の研究を続けている。
東京大学大学院学際情報学府博士前期課程修了
同大学院博士後期課程在学中

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