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vol.25 店主が行くー探求の旅(初生衣神社)

vol.25 店主が行くー探求の旅(初生衣神社)
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【特集】店主が行く 探求の旅 -初生衣神社-

店主が「おんぶやだっこ」「赤ちゃんやbabywearing」で気になることを探求する新企画。
その一回目は、ある方からもたらされた「浜松の方に“うぶぎぬ神社”があるんだって。北極しろくま堂に関係するかも」という情報。さて、どのような神社なのか? 産着に関係するのか? 店主が神社を探しにゆきました。


先日、知人からパンフレットをもらいました。浜松で入手したというそれは、三ヶ日にあるという初生衣(うぶぎぬ)神社のもの。「何でも、織物の神様だそうで、北極しろくま堂さんにピッタリだなぁと思って」とのこと。
 
 「うぶぎぬ」と聞いたときに、「産着?」と想像しましたが、産着の神様って、あるのかな? とピンときませんでした。でもそうだったら北極しろくま堂にとって織物はかけがえのないもの。ぜひ、探してお参りに行かねばと思い、出発しました。
 
 カーナビで「初生衣神社」を検索したら一発でヒット。ちょっと安心。
 私は、今回に限らず車で出かけることも多くて、カーナビにはホント助けられています。しかも、私のカーナビには「関西弁バージョン」がついていて、目的地をセットして車を発進させると、「ほな、いこか~」ってナビが始まるのです。「300メートル先を右にシュッと曲がって」とか、「左にぶわ~っと曲がって」とか、いちいちおかしいところが気に入っています。

 さて、東名で静岡から西に向かい、三ヶ日インターで下りました。ナビ通りに進んでいくといつしか山道へ。途中、「三ヶ日ふれあいの森」という看板が見えました。道はどんどん狭くなり、森は深まります。

 『こんな山の中にあるの? でも、それっぽいといえば、それっぽいな』とおもったそのとき、ナビが「右折」の指示を出しました。右折?! 右に目をやると草木に覆われた歩道のような道しかありません。少し悩みましたが、関西弁の「そこを右やな。」という自信満々の言葉を信じて、恐る恐る右折しました。そして、すぐに後悔。右は側溝、左は崖だったのです。

手に汗を握る。前進あるのみ。とはこのことです。どうか対向車が来ませんように…と祈るような気持ちでおそるおそる進んで行きました。ああ、やっと道が開けた、と思ったら、「三ヶ日ふれあいの森」の看板がまたしても・・・。「え〜〜?!」再び同じ場所に戻ってきてしまったのです。
(写真左:ガードレールはありません。ハイキングだったら気持ちよかったのに…)
 

 不思議な気持ちになり、直接初生衣神社に電話して聞いてみました。そうしたら、初生衣神社は町なかにあり、近くに目印のコンビニがあるそうで・・・。今、私がいる場所とは全く違うようです。

 「ひょっとして、かつて初生衣神社はこの山の中にありましたか? または、何か関連の神社があるのでしょうか?」と宮司さんに尋ねてみましたが、「全くそういうことはない」とのことでした。

 宮司さんに神社までの道を教えていただきましたが、ふと思いついて、ナビに初生衣神社の「電話番号」を入れて再検索してみました。すると、名前で検索したときとは全く違う地図が出てきたではありませんか。近くにコンビニもあります。ここに間違いありません。狐につままれたような気持ちで下山しました。関西弁のナビは無言でした。そうして今までとは一転、スムーズに神社を見つけることができました。
(写真下:初生衣神社。中央が本殿。右手が織殿)

初生衣神社は、機織りの祖・天棚機姫命(あめのたなばたひめのみこと)を奉祀。久寿2(1155)年以来、境内の織殿(おりどの)において、三河の赤引の糸をもって御衣(おんぞ)を織り、800年の間、皇太神宮に奉献した、他に例のない古社・・・。

 入口の立て札に書かれた初生衣神社の由来を読んでいたら、「よくいらっしゃいました」と、44代目宮司の神服部(かんはとり)博喜さんが登場されました。

 「神服部の先祖は、天照大神(あまてらすおおみかみ)が岩戸にこもり、やがて出て来た時、最初にお召しになった着物を作ったのですが、それ以来、天皇に仕えてきました。平安末期に三ヶ日(当時は遠江国浜名岡本)に移り住み、850余年続いています。江戸時代には徳川家康公から、税金は免除するから神御衣(かんみそ)を怠らないようにと言われ、領地をもらったという記録もあります。神衣調進(かんみちょうしん)の神事を行うのは全国でもここだけです。神服部の姓も全国に1軒しかありません。神の御衣を調進する家柄ゆえに『神服部』という姓なのです。初生衣神社は、村の神社ではなく、神服部の神社なのです」と宮司さん。850余年の歴史の重みが伝わります。

天照大神が岩戸を出たとき、初めて着た着物・・・。まさに産着です。産着は初生衣に由来したのです。
 次にかつて機(はた)を織っていた、茅葺きの織殿(おりどの)を見せていただきました。
(写真右:親切に説明してくださった宮司の神服部(かんはとり)博喜さん)

中には古機や糸車が置いてありました。明治18年(1885年)まで、ここで三河の糸を用いて織り、皇太神宮に毎年奉献していたということです。

茅葺の織殿

 宮司さんは「やはり、再び神服部が機を織らないといけないと思っています」とおっしゃいます。 

その時を待つ、織機や工具

 織殿から少し離れた織り姫の館(社務所)には、復元された機織機が置いてありました。宮司さんの願いが叶う日も近いのでは、と思いました。
 
 初生衣神社は、地域の人々からは『御衣様(おんぞさま)』と親しまれています。遠州織物発祥の聖地としても知られており、毎年4月の第2土曜日には行われる御衣祭(おんぞまつり)には多くの織物業者が参列するそうです。
(写真右:絵馬には織姫。そして彦星)


初生衣神社参拝を終え、次なる目的地は、地図上で偶然発見した乳宮(ちのみや)神社です。宮司さんに行き方をたずねると、「実は、乳宮神社の宮司も私が兼ねているんです」とおっしゃるではありませんか。これも縁ですね。

 乳宮神社は、かつて、母親たちが母乳が出ますように、母子とも元気になりますようにと願掛けをした神社だそうです。

 乳宮神社は、初生衣神社から車で2~3分のところにあり、岡本八幡宮の境内杜のうちのひとつでした。神社の前には願いが書かれた赤い旗が数本立っているだけ。旗に記された住所は遠方も多くありました。知る人ぞ知る神社なのかもしれません。

(写真:下:赤い旗には住所氏名と共にお礼の言葉が)


モノクロパンフレット1枚から始まった今回の旅。ナビと一緒に迷いながらも、神社を見つけ出すことができました。北極しろくま堂とは切り離せない織物の神様の近くに、これまた縁の深いおっぱいの神社があったことが単純に嬉しかったです。

 産着と乳、あとは安産の神社があれば静岡県三ヶ日地域は全国に名だたるプレママ祈願エリアになることでしょう。お近くの方は是非ご参拝くださいね。

 さぁ、次はどこへ行こうかなぁ。


DATA
■ 初生衣神社(うぶぎぬじんじゃ)
■ 浜松市北区三ヶ日町岡本698
■ TEL/056(525)1835


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今年もマントが出来ました

マントについて

サイズフリーサイズのみ
※洋服サイズ9号11号くらいの方を目安にしています。
(洋服サイズ7号の以下の方には大きすぎますので、おすすめできません)
※身長170cmくらいの方もOK(マントの写真モデルは165cm)
その他※東北や北海道など極寒地域にお住まいの方は足元から冷気が入ります。ご検討くださいませ。
※マタニティ期から着用出来ます。
※ボタンやピンなどは一切ついていません。
※お洗濯は、他のものと別にして洗ってください。(ドライクリーニング推奨)

秋の装いに似合う、ダンガリー×チロルテープや刺繍の組み合わせ。キュットミー!から集めてみました。

キュットミー!
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次号予告

秋の夜長に〜北極しろくま堂のおすすめ本〜出産編
夕暮れが早まり、各地から紅葉のたよりもちらほらと届くようになりました。いよいよ秋が深まってきましたね。今宵は家事を早めに片付けて、読書タイムをつくってみましょうか。北極しろくま堂スタッフがおすすめの本をご紹介します。


編集後記

メルマガ1歳になりました。
月2回発行でスタートした北極しろくま堂のメールマガジンが前号で24号を数えました。そうです。おかげさまで丸1周年を迎えました。店主の「商品だけの情報から、もっと子育て全般のことを発信する場所が欲しい。北極しろくま堂やbabywearingを皆さんに知っていただきたい」とのおもいから始まったHTML版のメールマガジン。編集部も全くゼロからの不安なスタートでしたが、いろんな方に抱っこされて、おんぶされて、見守られてここまできました。それはまるでスリングの中の赤ちゃんの気分(?!)いえいえ。寝てはいけませんね。(^_^) これからもbabywearingの素晴らしさをお伝えしていきます。どうぞよろしくお願いします。
SHIROKUMA mail editor: MN

Producer  Masayo Sonoda
Creative Director  Mitsuko Nashizawa
Writer  Mitsuko Nashizawa, Masahiko Hirano, Natsu Ando
Copy Writer  Mitsuko Nashizawa, Masahiko Hirano
Photographer  Yasuko Mochizuki, Yoko Fujimoto, Keiko Kubota
Illustration  823design  Hatsumi Tonegawa
Web Designer  Chiharu Suzuki, Nobue Kawashima (Rewrite)