トップページネットショップスリング ≫ スリングとは?

スリングが日本で広く紹介され始めたのは2001年頃です。赤ちゃんが丸くなる姿勢やBabywearingの感覚は当時のお母さん達に驚かれました。このページではスリングの概要やよくお受けする質問についてまとめてご紹介します。

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スリングの概要

  1. 新生児から使えるだっこひもです

    正期産で何も異常がない赤ちゃんは生後2週間くらいから、16キロ(約3歳)まで使えます。抱っこしたまま授乳もできます。生後数日で使い始めても構いませんが、肺が充分機能するまで2週間ほど待った方が良いとする医療者もいます。

  2. お母さんの肩や腰への負担が少ないです

    背中全体で赤ちゃんの体重を支える構造です。個人差はあるものの、使用者の肩や腰のコリが軽減します。一日中、スリングで抱っこしているお母さんもいるくらいです。面倒なバックルやベルトなどがなく、慣れれば赤ちゃんをだっこするまで10秒で完了します。

  3. 赤ちゃんが安心し、落ち着きます

    スリングは赤ちゃんと密着するので赤ちゃんが安心し、とても落ち着きます。無駄に泣かせることも少なくなるでしょう。最近、赤ちゃんの体に直接触れること(アタッチメント)で赤ちゃんの成長を促すという研究報告もあります。

  4. 赤ちゃんの自然な体の発達を妨げません

    赤ちゃんは子宮の中で丸くなって成長し、出生の後、時間をかけて脊椎の自然なS字カーブを作り出します。首がすわるころに頚椎(けいつい)のカーブができ、歩く頃に腰椎のそりができます。しかし出生後すぐに平らなところに寝かされてばかりいると本来はS字状に湾曲するべき脊椎が、まっすぐに伸びてしまいがちです。スリングは赤ちゃんの発達にそった抱き方が可能です。

    そもそも人類は赤ちゃんをハンモックやおくるみ、籠などに入れて背中が丸くなるように育ててきたのです。

  5. 赤ちゃんの体に負担をかけません

    市販のベビーキャリーは赤ちゃんの股一点で赤ちゃんの全体重を支えるようにできています。パラシュートのハーネスにつながった状態によく似ています。あなたは自転車のサドルのようなところに座り続けるのと、ぬくもりを感じられるしっかりとしたソファにゆったり座るのではどちらがいいですか? スリングは赤ちゃんに無理な負担をかけません。

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スリング(Baby Sling)の種類

  1. リングありスリング(Ring Sling)
    商品名:キュット ミー!、キュット ミー!823、キュット ミー!リングテール

    布の一方にある2つのリングで布の輪をつくって使用します。リングがあることで密着感を調整でき、体格が違う人とも共用できるのが特徴。
    リングから出ている布が広がっているタイプと縫い込まれているタイプがあります。
    赤ちゃんが入るポーチの大きさを調整するため、リングなしスリングに比べると薄手の布で作られています。
    肩パッドなど、パッドがついているものを特にPadding Slingと呼んで区別することもあります。
    当社の商品はRing Slingであり、Padding Slingです。

  2. リングなしスリングまたはポーチ型スリング(Baby Pouch)
    商品名:ハグパウチ(販売を終了いたしました。)

    輪っか状にあらかじめ縫われています。かぶるだけで調整は必要がないのがメリットですが、体格の違う人との共用はできません。他社製品では赤ちゃんが入る部分が扇形に広がるように設計されているものもあります。


その他、ラップ型スリングと呼ばれるものがありますが、英語ではBaby Wrapとされスリングとは区別されています。

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スリングを使用した時の赤ちゃんの姿勢と
酸素飽和度について

スリングに入った赤ちゃんの背中が丸くなっていることに驚く方がいます。赤ちゃんは平らに寝かせておくものという【常識】による驚きです。くわえて日本には背中が丸くなっていると酸素飽和度が低下するおそれがあると主張するメーカーもあり、ご不安に思う方も少なくありません。

日本の小児学会でもアメリカの小児学会でも背中が丸くなると酸素飽和度が低下するという報告はありません。国内の大きな総合病院の産婦人科で新生児を[スリング・コット・素手]で抱っこして、赤ちゃんの酸素飽和度を調べましたが、半年以上にわたる調査の結果、3種類の抱っこによる酸素飽和度の違いは認められませんでした。

北極しろくま堂ではアメリカでスリングを開発したメーカーより「赤ちゃんは丸くなるのが自然である」と教えられました。実際にカイロプラクターのあいだでもスリングに入った赤ちゃんの姿勢は自然であり筋力の発達に良い影響を与えると言われています。

それでも不安になる方々のために、北極しろくま堂では生後40日から65日までの赤ちゃん4人に対して酸素飽和度を測定しました。以下はその報告です。

対象 生後40日から65日 4名 乳児
方法 パルスオキシメーターによる心拍数ならびに酸素飽和度測定
結果 変化なし(4名の母親全員で確認しました)
平坦に寝かせた場合(全員) 心拍数130代/分、酸素飽和度98~100%
スリング使用時(全員) 心拍数130代/分、酸素飽和度97~100%

※ただし、スリング使用時でも平坦に寝かせた場合でも、赤ちゃんが泣いている時や授乳時などは一時的に心拍数が160前後まで上昇した。

スリングは日本の総合病院や産婦人科医院、助産院などでも使われています。医療者が選択するベビーキャリーです。どうぞご安心下さいませ。

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国民生活センターの子守帯に対する注意喚起について

2010年3月26日付けにて、国民生活センターから『スリングや抱っこひもなど赤ちゃん用子守帯に注意 -窒息、転落、股関節脱臼の危険性も-』が報道発表資料として提出されました。これを受け、各報道機関による報道がなされ、当社にもご不安を感じる消費者の方々からお問い合わせをいただいております。

このことについて、当社では以下のように対応しておりますのでご報告します。

同報道発表資料に基づきそれぞれ回答させていただきます。

  1. 調査結果の概要

    (1)危害情報システムに寄せられた事故事例

    ここでは事故例を挙げています。当社製品と同様の種類2点での事故例を抜粋して回答します。

    [窒息の事例]子守帯でおんぶしたところ、顔と背中が密着しすぎて窒息しそうになった例(2008年10月)が報告されています。おんぶひもの使用は赤ちゃんの位置が低すぎるとこのような事態に陥る可能性があると考えています。当社ではおんぶひもの使い方にあるように、昔から日本人がおこなってきたような赤ちゃんの視線が使用者の肩越しに前を見られる程度の高さでおんぶするようにご指導しております。この程度高い位置でおんぶすることで、窒息に陥るような体勢にはなりません。

    [脱臼の事例]「長方形の布で赤ちゃんを包むだっこひも」と表されていますが、これをスリングとして回答します。スリングの使用についてはスリングの使い方で説明しているように、新生児であっても股関節を開きかつ縦方向に抱っこするように指導しているため、予防効果はあっても脱臼させるようなことは考えにくいです。また、この状態ではスリングで横に抱いたように赤ちゃんが丸くなる過ぎることがなく、アメリカやカナダの事故例のように気管支が閉塞してしまうことがありません。

    (2)アメリカおよびカナダでの報告

    かねてから当社が加盟している日本ベビースリング協会では小児整形外科学会などと協議を重ねており、2007年から新生児~3、4ヶ月児は必ず開脚した状態でスリングを使用するように指導をしています。また今回回収対象となっているだっこひも(報告書7ページ参照)は日本ではスリングの種類としては認識されておらず、使い方や素材もまったく違うものです。

    (3)医師からの助言

    当社のスリングの使い方はここで医師が述べられている推奨の使用方法になっています。急に反っくり返る赤ちゃんに対しては、レールの引きが甘いと考えられますが、当社の使用方法に沿ってご使用いただければ落下の危険はほとんどないと思われます。

  2. 消費者へのアドバイス

    子守帯には製品安全協会(SG)の認定品がある旨が記載されていますが、スリングはこの子守帯の種類に加えられていないため、SGの認定を受けることができません。加盟している日本ベビースリング協会ではSGマークと同様の試験を同じ試験場で受けており、SGマークと同様基準をクリアした団体や企業に加盟を認め、SSマークを発行しています。

  3. <参考資料>について

    アメリカのCPSCからの報告を受けて、スリングの使い方を図入りで説明しています。(4ページ)日本では生後4ヶ月児までの赤ちゃんをスリングで横抱きにすることはないため、ここで示されているような間違った使い方はしないはずです。

    しかしながら、主に輸入品を取り扱う他業者様においては、新生児の横抱きなども紹介されている場合もあります。

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スリングの誕生~歴史

  1. スリングは、形こそ現在と違っていますが、何千年もの間、あらゆる文化圏で使用されてきました。繊維から織物をつくる文化が生まれるずっと前にも、スリングは動物の皮を原料として使われていたと考えられています。

  2. 日本ではベビーキャリアーも含めて一概に「抱っこひも」と呼ばれていますが、スリングや伝統的なおんぶひもはBaby Wearing(赤ちゃんをまとう、身につける)するものであり、リュック式の抱っこひもやおんぶひも、ベビーカーはBaby Carrier(赤ちゃんを運ぶ)です。

    赤ちゃんはもともと授乳してくれるParentsの衣服にくるまれて育ってきていたのであり、それゆえBaby Wearingの商品は密着性が高いのです。使用者と密着し行動をともにするからこそ使用者も赤ちゃんにも負担が少ないのです。

    スリングを使うと赤ちゃんの体重が軽く感じられるのは、使用者と密着しており、赤ちゃんと使用者の重心があまりぶれないからです。10キロの米袋を四六時中持ち歩くのは骨が折れますが、妊娠中に10キロ太っても(重さが身に付いても)マタニティビクスができますね。

  3. 1981年、イギリスのレイナーガーナー博士は新しい技術と以前からの考え方を織り交ぜ、この調節自在のパッド入りスリングが生まれたのです。ガーナー医師と米国CDM社が数年間にわたってテスト、改良をした後、採用しました。

    80年代中ごろにOTSBH(米国CDM社)を創設したDeeDee Devinは、パッドの分野を細分化しました。、サイズもバラエティに富み、他にもたくさんの改良がなされ、商品としてのスリングが誕生しました。後にレイナー博士はスリングの専売特許をシアーズ博士に売ったのです。

  4. レイナー博士とBill & DeeDee Devin夫妻は子育てについて勉強し続け、人類のための偉大なる前進だと信じてこのスリングを改良し続け、奨励してきました。

  5. 日本では1980年代後半より母乳育児を支援する団体「ラ・レーチェ・リーグ」のメンバーにより輸入され、広められてきました。2001年にシアーズ博士の「ベビーブック」の日本語版が翻訳・出版されるとスリングの知名度が一気に上昇し始めました。2003年10月にはメーカーや販売店により「日本ベビースリング協会」が発足しています。

  6. 北極しろくま堂は2000年12月よりスリングの販売を始めています。


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