今年もマントができました!
「ママのために、さっと羽織れるマントが作りたい」というおもいから始まった北極しろくま堂オリジナルのマントづくり。試作を重ねて、議論を重ねて、とびきり美しいものに仕上がりました。いっけんシンプルですが、そこにはこだわりのポイントがたくさん。
後半は「マントづくり」の舞台裏をレポートします。
「ママのために、さっと羽織れるマントが作りたい」というおもいから始まった北極しろくま堂オリジナルのマントづくり。試作を重ねて、議論を重ねて、とびきり美しいものに仕上がりました。いっけんシンプルですが、そこにはこだわりのポイントがたくさん。
後半は「マントづくり」の舞台裏をレポートします。
グレー
![]() ブラック |
![]() ブラウン |
![]() オレンジ |
![]() カーキ |
![]() ノア |
| サイズ |
フリーサイズのみ *洋服サイズ9号〜11号くらいの方を目安にしています。 *身長170センチくらいの方もOK(マントの写真モデルは165センチ) |
|---|---|
| その他 |
*東北や北海道など極寒地域にお住まいの方は足下から冷気が入ります。 *マタニティ期から着用できます。 *ボタンやピンなどはいっさい付いていません。 *お洗濯は、他のものと別にして洗ってください。(ドライクリーニング推奨) |
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07年春。店主は、北極しろくま堂のオリジナルママコート「アル♪コート」の次の防寒商品として「もう少し、軽い感じのものがあってもいいな」と考えていました。では、自分だったらどんなものが欲しいか。まず、浮かんだキーワードは「とにかく、さっと羽織れるもの」。そして「子どもを抱っこしても、おんぶしても美しいラインがでるもの」「荷物が多いから、できるだけ軽いもの」「値段がお手頃なもの。しかし、安っぽくならないもの」と次々に希望があふれ出てきました。「これらのアイデアは、子育て中の母親たちなら共感してもらえるのではないか。」そう考えた店主は、自分の理想とするマントのイラストを描くことから始めました。
「身にまとうというなら、丸い形かな。ここに切れ目を入れて…」最初のイラストは、てるてる坊主の胴体?のような形。「紙の上だけじゃ、ピンと来ないな」店主はスタッフと一緒に実物大の型紙を作り、配送センターの隅にあった布の端切れで実物のマントを作ってみました。
そして身にまとってみたのですが、なんとなくしっくりきません。自分だけのときはよいのですが、赤ちゃんを抱っこしたり、おんぶして羽織るとその膨らみに生地が持っていかれてバランスが悪くなってしまうのです。抱っこしたときは前があがり、おんぶのときは赤ちゃんの脚が寒そう。「ここが、どうにかならないかな」スタッフとも話し合いが続きました。
「どこに長さを加えたらよいか?」「抱っことおんぶ、両方で使ってもきれいにみえるデザインは?」が大きな課題となりました。マント全体を大きくすれば解消しますが、それではさっと羽織れなくなります。別生地やボタンを加えると、見た目は良くても自由度が制限されます。どうにかこの問題をシンプルなマント「1枚で」解決できないか。いろいろ試した結果、デザインの一部を楕円形にしたらどうだろう?という意見が出ました。そして試作してみると、しっくりくるデザインになったではありませんか。「この膨らみは赤ちゃんのもの」といった優しいラインに仕上がったのです。
さあ、いよいよ次はプロの方にパターン(型紙)を作ってもらわなければなりません。
北極しろくま堂がお世話になっているパターン事務所は、様々なコレクションに参加しているブランドのパターンを手掛ける大変有名なところです。パターンというのは、家づくりでいえば「建築設計図」。お客さんの「こんな感じの家が建てたい」という要望を聞いて線を引き、建築会社や大工さんに渡す図面のようなものです。建築と同じように「こんな洋服が作りたい」というアイデアを持った人から、パタンナーさんがその希望を聞き、時にアドバイスを交えながら型紙の原型を作ってゆきます。そして出来上がった設計図(=型紙)を次の工程である建築会社(=縫製工場)に渡し、商品ができあがってゆくのです。余談ですが、ファッション業界では、デザイナーが目立つ傾向にありますが、デザイナーのひらめきを確実に具体化するのはパタンナーの仕事。実は裏で支えるパタンナーさんが商品の完成度を決めるといっても過言ではないそうです。
さて、そのパターン事務所を尋ねました。
最初のイメージ画をご覧になったときの感想をパタンナーさんにお聞きしました。「うーん。おもしろいな、とおもいましたね。」目の前にあるのは、シンプルなデザイン画1枚。数多くのパターンを引かれているとはいえ、マントのパターンというのは初めてだったそうです。
シンプルだからパターンもすぐに出来上がるというわけではなく、シンプルがゆえにバランスもむずかしかったとか。「このラインでは、ここがうまくおさまらないかもしれない。」そう感じると、依頼主に連絡を入れることもあります。パタンナーは、単に設計図をおこすだけではなく、生地の強度や他との相性などを多角的に見てアドバイスをすることもあるそう。イメージ先行のデザイナーに対して、経験から裏打ちされた提案をすることにより、商品を一層よいものにしてゆくのです。
さらに何度も線を引き直して、ようやくパターンが完成します。次の縫製工場では、そのパターンをもとに裁断、縫製してファーストサンプルという最初の試作品が出来上がります。
そのサンプルが北極しろくま堂に到着して、再度スタッフの議論が続き、調整を繰り返して、完成へと向かってゆきます。
マントに限らず、北極しろくま堂のオリジナル商品はこうやって誕生していくのです。