【SHIROKUMA mail】北極しろくま堂メールマガジン HTML版 vol.31 2009.1.14



店主の対談シリーズ第3回目は、静岡市内で伝承あそびの場「ここあのいえ」を主宰している中田好子(なかだよしこ)さんです。「なかよしさん」と呼ばれ、多くの親や、お子さん達から慕われています。この「ここあのいえ」は、子育て中の大人が、子どもに伝えなくてはいけないことを考え、学びあう場として作られました。
昔からの子育ての知恵、親になるための知恵が凝縮された“わらべ唄” を伝えることを中心に活動されています。今回は、なかよしさんと北極しろくま堂店主園田が「こどもとの関わり合い」をテーマにじっくりと語り合いました。


園田

こんにちは。中田さんの「ここあのいえ」は以前、うちの子がお世話になっていました。その節はありがとうございました。改めて、中田さんの自己紹介をお願いしてもよろしいですか。


中田

この伝承を伝え始めて約10年。実際にこの一軒家を借り、「ここあのいえ」を始めて約4年になりました。幼稚園教諭から始まり、かれこれ25年くらい親子と関わる仕事をしていますが、きっかけは、私自身が子どもを授かり、母となった15年前にさかのぼります。東京の露木大子さんが催された「わらべうたの会」に参加したときに、岩手県遠野で阿部ヤヱ(※1)さんという方が、遠野に伝えられ守られてきた「伝承」というものをさらに次代に伝える活動されていることを知って興味が湧きました。仕事柄それまで、いろいろな子育て方法の勉強をしてきましたが、ヤヱさんが実践しておられることを知れば知るほど、日本人としての子育てのあり方を考え直すようになりました。そして、これが一番素晴らしい方法であると確信したのです。現在も勉強中の身ですが、わらべ唄を通した子育ての方法を、特に子育て中のお母さんたちに「ここあのいえ」でお伝えしています。


<中田好子さんプロフィール>

現在、静岡市葵区にて「ここあのいえ」開業中。
公式HP http://cocoaacoco.petit.cc/

子育て支援センター講師
保育園・幼稚園講師
NPOしずおか環境教育研究会会員
元幼稚園教諭・元子育て支援センター指導員
元絵本とおもちゃ専門店勤務(プレイルーム担当者+わらべ唄と遊びの会担当者)

2児の母(中3娘、中1息子)


園田

最近はどのような活動をされていますか。


中田

現在、年間15クラスある基本コースに加えて、スポット的なものや親の会など、フォローアップも含めた講座も行っています。だいたい月に150組くらいの親子とお会いしています。



わらべ唄は、人を育てる知恵の唄。

園田

中田さんが「ここあのいえ」で伝えていらっしゃるわらべ唄というのは、どのようなものでしょうか。


中田

私がお伝えしているわらべ唄というのは、何百年も前から伝わってきた子育て、人を育てる方法です。昨今、テレビや雑誌などで「さあ、親子でみんな楽しく遊びましょう!」というものとは少し違います。以前は、親子が集って遊んで楽しめる場所を作りたいな、とおもっていたのですが、この方法を知ってからは、「もっと深い親子の会をしたい」と考えるようになりました。「わらべ」と聞くと「“童”=子ども」のことと思われることが多いのですが、遠野のわらべ唄や「ここあのいえ」での「わらべ」とは、一般庶民のことを指します。


園田

わらべは、一般庶民のことだったのですか。


中田

そうです。元々わらべ唄は大陸から日本に入り、都に伝わりました。その良さを日本中に伝え回った人たちがいて、そのうちの何十人かが岩手の遠野に住み着いたといわれています。それが阿部さんの代にもつながってきたのです。わらべ唄の内容や遊びの時期(伝えるのに適した年齢、月齢)、遊び方、遊びの目的、遊びの意味などが変わらずにずっと大事に残されてきました。阿部ヤヱさんの本(※2)にもあるのですが、一度幼少時のヤヱさんが、長老の源コ爺(げんこじい)さんの前でわらべ唄の歌詞を少し変えて唄ったのだそうです。そうしたら「こういう昔の唄っこは、わらす(子ども)のあそび唄ではねぇんだ!こういうものはな、ずっとずっと昔から伝えられている唄なんだ!」と怒り出したそうです。替え歌にしたことに特に悪気はなかったので、ヤヱさんが「なして?」と聞き返したら、「天皇は○○天皇と、天皇の名で何代も続いてそれが歴史として残されている。侍は、鎌倉時代から江戸時代へと、それぞれの時代の歴史の中で自分たちのことを伝えている。でも、百姓である自分たちには、何の形も残っていない。その代わり、百姓は生き方で自分たちを伝えている。昔話やわらべ唄を通して生き方を伝えている。それを間違って伝えてしまったら、間違った生き方を伝えることになる」と言ったそうです。「オラたちは読み書きを知らないから、オラたちがこう生きてきたというものをしっかり残してもらいたい」とも。ですから、わらべ唄は、単なる手遊びの唄ではなく、そこには人を育てるための知恵、親(大人)自身も育つ方法、人間としての生き方が込められているのです。

つづきはこちらから





お知らせ1

静岡カスタマーセンターで商品の購入が可能です!

以前から細々と直売は行っていた静岡の北極しろくま堂カスタマーセンター。
この度、正式なお店スペースを一角に設けました。
ちょっとお買い物帰りにスリングの装着方法を聞きに行こう!と気軽に寄れる町のショップというコンセプトのお店です。
出産・育児に関する書籍も沢山置いておりますので、自由にご覧いただけます。(一部購入可能です。)

静岡カスタマーセンター店の場所等、詳細はこちら



お知らせ2

お待たせいたしました!!
キュットミー!オーガニックシリーズの人気商品
しじら織り オーガニック/ピュアグリーン
1月末に入荷予定です。

SHIROKUMA expressにご登録いただくといち早く最新入荷情報をご確認いただけます。テキスト版なので携帯電話でも受信可能です。
ぜひご登録ください。




お父さんも思わずだっこしたくなるかっこいいスリング

キュット ミー!

しじら織り あお

価格: 9,450円 (税込)

よこ糸に渋めの青を、たて糸に同系色系の水色を用いました。和風にも見えます。男女共用でもしっくりくるのでカップルでご使用になる方に特に選ばれています。

キュット ミー!

しじら織り コピス/エルバ

価格: 12,600円 (税込)

通常のしじら織りよりもストライプを意識してデザインしました。色合いはすこし渋めな感じです。よこ糸はさらし色を使っています。男性はもちろんのこと、女性が使ってもかっこいいデザインに仕上がりました。

当サイトと直営店(自由が丘/神戸)のみでの限定販売です。


キュット ミー!

エリプス/黒

価格: 9,870円 (税込)

ドットプリント柄が珍しいデザインです。リングもブラックを使用し、統一感のある感じに仕上がっています。女性が着けるとかわいい印象に、男性が着けるとシックな雰囲気に。男女共用にお勧めです。

キュット ミー!

しじら織り カントリータータン

価格: 10,500円 (税込)

落ち着いた雰囲気のタータンチェックを「しじら織り」で作りました。スリング用に強度や通気性を計算した生地で、しかもチェック柄はしろくま堂だけのオリジナルです。服装にもコーディネートしやすく、汚れも目立ちません。











2008年11月26日(水)〜 2009年1月31日(土)まで(当日必着)


昨年の受賞作品です。北極しろくま堂の商品でおんぶ、だっこしている写真ならどんなものでもOK。
とりあえず、撮ってみよう!送ってみよう!



ご応募についての詳細は SHIROKUMA mail vol.28 に掲載しています。こちらからご覧下さい。




次号予告

新年特別企画 対談「目と目が合って つながって」第二部

わらべ唄は、単なる手遊び唄ではなく「人を育てる知恵の唄」ということを教えていただき、北極しろくま堂の目指すbabywearing(こどもをまとうこと)の大切さとの共通点もたくさん見いだせた第一部でした。
さらに「子どもとの関わり合い」について、お二人の対談は続きます。
第二部もどうぞお楽しみに。

やっぱり!!しろくま堂

だっこ、おんぶグッズの購入をお考えの方必見!
北極しろくま堂が自信をもっておすすめしている製品の重要ポイントが一瞬でわかる特集です。
『悩んだけれど、やっぱりしろくま堂に決めた!』
その理由がここにあります。



編集後記

2009年がはじまりました。
本年も皆さまのだっこ&おんぶライフをお手伝いします、北極しろくま堂をよろしくお願いいたします。
北極しろくま堂の年末年始の恒例行事(?)となったフォトコンテスト。昨年のエントリー作品を改めて見返していると、ご家族の愛につつまれて幸せそうなあかちゃんの様子が伝わってきて、思わず微笑んでしまいます。そして、どの写真にも言えるのが皆さん「普段着」だということ!スリングやおんぶひもを日常生活に欠かせないものとして使っていただいているのは、北極しろくま堂として本当に喜ばしいことです。
今年もそんな日常の一コマを飾ることなく切り取ってお送り頂ければ幸いです。


SHIROKUMA mail editor: MK




EDITORS

Producer  Masayo Sonoda
Creative Director  Mayu Kyoi
Writer  Mayu Kyoi, Masahiko Hirano, Mitsuko Nashizawa
Copy Writer  Mayu Kyoi, Masahiko Hirano, Mitsuko Nashizawa
Photographer  Yasuko Mochizuki, Yoko Fujimoto, Keiko Kubota
Illustration  823design  Hatsumi Tonegawa
Web Designer  Chiharu Suzuki

☆Happy Nurturing☆
HOKKYOKU SHIROKUMADO
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