トップページ育児情報 ≫ 地震から子どもを守る

地震から子どもを守る

東海地震の発生が予想される地域に住むみなさんへ

地震の警報が出たらどうしよう。と心のどこかで不安に思っているお母さんは多いでしょう。どうやって歩けない乳児をど安全に避難させるの? おむつは? おっぱいは? 上の子の心のケアは? このページが地震災害に対する準備のきっかけとなれば幸いです。

目次へ

赤ちゃんがいる家庭の地震防災とは?

まず生きのびましょう。保護者がどうかなってしまったら、赤ちゃんはどうすればいいのでしょうか?あなたと赤ちゃんが生きのびることが始まりです。

生きのびるために・その1

生きのびるためには、まず家屋が倒壊しないことと家具や什器(テレビなど)で押しつぶされないということが基本です。命があればこその食料や水です。

昔から人が住んでいた地域はだいたい大丈夫なのだそう。新しい地域は地盤や建物の構造を検討する必要があります。地震には鉄筋コンクリート製のマンションが強いというようなイメージがありますが、地盤が強いところに強い建物があると、揺れが激しくなる場合があるので、家具の固定を充分行う必要があります。私が住む静岡県は30年ほど前から東海地震が予想されており、建物の建築基準も厳しくなっています。だから安心かというとそうでもなく、安全な建物に住むには、やはりそれなりに調べる必要があるでしょう。(だれがどんなふうに建てているかはわからない場合があります。行政上の設計図と実際の建物が必ずしも同一とは限りません)

阪神・淡路大震災のとき、テレビで避難所の様子を見た方は多いと思います。よ〜く思い出してください。そのとき、避難所に赤ちゃんはいましたか?

神戸の方に聞くと「赤ちゃん連れの人はおられへんわ。つてを頼って、とにかく避難所からはでるんや」とのこと。住み慣れた家から離れ、大勢の人がいる避難所に赤ちゃんを連れて何日もいられない、というのが現状です。生きのびたとしても、避難所はあてにしない方がいいのです。

赤ちゃんがいる家庭では【避難所で避難生活を送ることはできない】と考えましょう。これが避難生活の大原則です。倒れない家に住み、家具は固定する。ガレキやガラスが飛び散っている中を幼い子どもの手を引いて(あるいは抱っこやおんぶで)避難所に向かうよりも、倒れない家にいた方が安全です。

長い避難生活になったら水などは給水車を利用するにしても、とにかく家で過ごす。そのためにどの地域のどんな家(賃貸マンションでも)に住むかというのは大きな問題です。その次にどんな食料を用意するか、です。

生きのびるために・その2

家具の固定の方法などは「地震からわが子を守る防災の本」(リベルタ出版/国崎伸江著)に詳しく紹介されています。倒壊防止の専用グッズは高価なものが多いので、赤ちゃん用のいたずら防止グッズも使えます。特に気をつけたいのはテレビや冷蔵庫、食器棚などの大型で重いもの。阪神大震災の時にはほんとうにテレビが宙を飛んだそうです。そんなものが赤ちゃんを直撃したら…。テレビや冷蔵庫の固定は購入したお店に頼みます。

言葉がわかるお子ちゃまには揺れた時の対処法(姿勢の取り方)などを教えておきましょう。前述の防災の本を書いた国崎さんは2児の母で、子どもには丸くなって伏せる姿勢を「だんごむし!」と教えているそうです。

目次へ

外出先で地震に遭遇したら?

家の外で地震になったらどうしましょう。当たり前のことですが、まず落ち着くことです。空腹だと流言(デマ等)に惑わされやすいそうです。子どものお菓子でもなんでも、とにかく口に入れて血糖値をあげましょう。

この時に大切なのは子どもから身体が離れないようにすることです。パニックになった人の波に子どもがさらわれます。電気が消えても、あわてて逃げない方が賢明です。私達には赤ちゃんや子どもがいるのですから、とにかく落ち着きましょう。抱っこするかおんぶする、大きい子は手を離さない。ロープやおんぶひもを持っていたら、自分の身体と子どもを一緒に縛るくらいがいいです。赤ちゃんはスリングの中に入ってれば安全です。おんぶも避難生活(日常)にはいいのですが、かつての関東大震災の時に避難しているお母さんが「気がついたら背中の子どもの首から上がなかった」という怖い話も。自分の両手で守れて赤ちゃんの状態がわかるスリングは安全ですね。

特に地下街などで被災するとパニックになりがち(というかなりそう)ですが、地面の下に埋まっている場所は案外安全です。揺れている時にあわてて出ないほうがいいかもしれません。地下は地面と一緒に動くので建造物自体へのダメージは少ないのです。阪神大震災の時も、トンネルはほとんど崩れませんでしたね。ただし、出口が倒壊物でふさがれてしまうという可能性はあります。揺れがいったん収まると電気などは非常灯を除いてついていません。携帯電話の画面の明かりが役にたつようです。

建物の近くにいる時は、とにかく倒壊するものがない安全なところに逃げましょう。意外ですが、ガソリンスタンドもかなりじょうぶに作ってあります。安全とは言い切れないものの、地震直後にガソリンスタンドが爆発することは日本では報告されていません。

避難には車は使用できません。鍵をつけてドアロックをしないで、路肩に車をおいて徒歩で逃げます。

離ればなれになった家族との連絡はNTTの「171」が便利です。他地域からもアクセスできます。
URL: http://www.ntt-west.co.jp/dengon/

目次へ

警戒宣言がでたら?

一般に警戒宣言が発令されたら避難するように言われていますが、警戒宣言を発令する前に地震が発生することも考えられるため、「観測情報」が公表された段階で最高度の警戒体制を整えておくことが大切です。もっともそれ以前に防災対策を進めておくことが前提条件です。警戒宣言が発令されると商店が閉まるので買い物もできません。スケジュールとしては観測情報が公表されたら、地震発生にそなえて生活を改めるなどして、警戒宣言が発令されたらこれまでの防災(グッズや家の中の)点検を行うくらいがいいでしょう。地震を落ち着いて「静かに」迎えられるようにしましょう!

特に東海地震については予知のための整備が進んでおり、「世界で唯一予知可能な地震」と言われているそうです。(静岡県の地震博士に聞きました)東海地震は発生すると言われてから30年もたっていますが、このまま発生が10年も遅れると相模湾から伊勢湾までを含んだ大規模な地域の地震を誘発する恐れがあるそうです。おおお、こわ。

静岡新聞によると解説情報と観測情報は以下のように決められているそうです。(以下は抜粋)

[解説情報と観測情報]気象庁が東海地震との関連で公式に発表する情報の1つ。いずれも東海地震の前兆かどうかを地震学の専門家が判断する「地震防災対策強化地域判定会(判定会)」の招集基準には達しないものの、関連が懸念される地震活動や地殻変動などが観測された場合に発表する。「観測情報」は観測データに変化が起き、推移の監視が必要な状況の時に発表され、自治体や防災機関は夜間の当直を強化するなど「続報」として発表される次の情報を逃さない態勢をとる。「県民はふだんの生活を続ける中で、報道などに注目して事態の推移に関心を持つように」(県防災局)と呼び掛けている。「解説情報」は地震やデータの異常が東海地震と直結しないとみられる場合の解説や観測結果の分析を盛り込んだ「報告」。自治体や防災機関などは特別な態勢はとらない。
(以上、抜粋おわり)

目次へ

防災グッズは何を用意したらいい?

Q: 6ヶ月の赤ちゃんがいます。防災グッズは通常のもの以外に何を用意すればいいでしょうか。

A: 日常的に赤ちゃんが使用するものを考えてみましょう。おむつや離乳食、着替え、タオルなどでしょうか。人工乳の赤ちゃんはミルクもほ乳瓶も水も・・。中でもおむつは避難生活で使う量を持ち出すことは不可能です。また、紙おむつのサイズが変わったら、すべての防災グッズとしての紙おむつを交換する必要があります。紙おむつの場合はサイズを定期的にチェックすることも大切です。

  1. おむつ

    避難生活をすべてまかなう量のおむつを用意するのは無理だと思いましょう。おむつとしてさらしを一反準備することを強く勧めます。さらし(9〜10メートル)を半分に切るとおんぶひもになり、残りの半分をおむつにします。(裁断のための簡単なはさみが必要)あまり汚れていない紙おむつの吸収体(濡れるとゼリー状になるところ)だけを丁寧にはがし、まわりの紙(もどき)の部分をおむつカバーとして利用する。何度も使うのでメリー○のようなタイプがおすすめです。水分を吸収させるために、さらしをおむつとしてあてがいます。汚れたらさらしだけを洗濯してください。

    その他の方法としてスーパーでもらうレジ袋を利用する方法もあります。手に持つ部分の一方とビニールの両脇をカットします。手に持つ部分を赤ちゃんのお腹にしばり、長くなったビニールをお尻から回して出産後に使ったT字帯のように使用します。おしっこはさらしに吸収させます。この方法はお母さんが生理の時も使えます。

  2. スプーン

    震災のショックで母乳がでなくなったという報告もあります。母乳がいつ回復するかは個人差があるが、あきらめずに吸わせることが大切です。

    生まれたばかりの赤ちゃんでもスプーンで飲むことは可能なので、ほ乳瓶がなくても水分を補給することはできます。使用後はすぐに汚れを拭き取るか水で洗うこと。ほ乳瓶があるなら、使用後はすぐに洗い、乳首は塩でもみ洗いして消毒しましょう。

  3. 氷砂糖またはスティックシュガーと水

    乾パンの缶詰の中に通常は氷砂糖がはいっています。これをコップに入れて清潔な水で溶かし、赤ちゃんに砂糖水を与えます。ただし、氷砂糖は非常に溶けにくいです。お湯があったら迷わず使わせてもらいましょう。

    赤ちゃんがいる家庭では防災用品にスティックシュガーを入れておきましょう。このほうが溶けやすくて使いやすいです。スティックシュガーの容量が4グラムなら80ccのお湯(最終的には人肌くらいの温度で与える)を、5グラムなら100ccを目安にしましょう。


カスタマーセンター

北極しろくま堂有限会社

420-0868
静岡市葵区宮ヶ崎町91
TEL: 054-653-4700
FAX: 054-653-4701
E-mail: info@babywearing.jp
月〜金曜日 9:00-17:00 (祝日除く)
お支払い方法の詳しい説明は
特定商取引表示をご覧下さい。

だっことおんぶの専門店
北極しろくま堂有限会社・静岡市葵区宮ヶ崎町91
TEL: 054-653-4700 / FAX: 054-653-4701