母乳育児
おっぱいで育てたいあなたへ
「足りてるのかな?」「こんなに泣くのはおっぱいが足りないせい?」と不安な時間を過ごしていませんか?出過ぎて辛い方もいるかもしれません。このページが解決の糸口になれば幸いです。
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Q: 雑誌の広告や入院中にいただいたパンフレットなどを見ると、母乳の良い点などが書かれていますが、最近のミルクは栄養も母乳に近づいてきているみたいです。母乳の利点をズバリ教えてください。
A: 母乳の利点はたくさんありますが、まず、ミルクは牛乳から作られていることを考えてみて下さい。牛には牛の栄養が、人間には人間なりに必要な栄養があります。母乳は人間に必要な栄養をあますところなく日々生産して適温で供給されますが、牛の乳は人間にとっては過剰すぎる栄養や不要なものが含まれています。反対に人間には必要だけど、牛には必要がないものもあり、それを人工的に補ったり加工したのが人工乳です。・・・、と難しく考えるとこういうことなのですが、しろくま(サイトの店主、2児の母)が母乳にこだわった最初のきっかけは、ズバリ【お金がかからない】でした。妊娠中にミルクで育てると年間にミルク代が15万円とか20万円かかると聞いて、「ぜったいに母乳で育てよう」と心に決めました。母乳だとほ乳瓶に始まるあらゆる[育児グッズ]が不要です。適温に暖めるポットや殺菌グッズ、マザーズバッグもいりません。寒い冬にミルクをつくりに台所に立つ必要もありません。育児にお金がかからないという点からも母乳をお勧めします。(笑)
この時期とくにありがたいのは、【母乳の免疫機能】です。母乳育ちの赤ちゃんは病気になりにくいです。それは胎内でもらった免疫の他に、日々新しく、状況に適した免疫を母乳が補給するからです。お母さんが風邪をひいてもその免疫が母乳から即座に供給されるので赤ちゃんは風邪にかかりません。かかっても軽くすみます。また、赤ちゃんの体型や体質にあった母乳がでてきますし、1回ごと、1度の授乳の中でも味が変化するので飽きません。母乳は完全食品なので離乳食を始めるのは6ヶ月以降で構わないのです。しろくまは助産婦さんに「盗み食いから(離乳食が)始まるくらいの方が後がらくよ」と言われ、そうしました。ほんとうに楽でした。なんでも食べる。ちなみに[子どもが1歳ごろになると母乳が水のようになる]というのは嘘です。栄養分は変化しません。牛乳とひけをとりません。牛乳は(1歳までは飲ませられませんが)子牛を育てるために分泌されたものであり、母乳はあなたの赤ちゃんを育てるために分泌されているのです。
もうひとつ注目してしたいのは、【アタッチメントの効果】です。授乳するときには自然に肌と肌が触れあいます。このふれあいが赤ちゃんにとってはたいへん重要らしいです。入院中に新生児室で見たように、ミルクをひとりでくわえ飲みさせておくのと、赤ちゃんを抱きながら授乳をするのでは、赤ちゃんにとってどちらが[心温まる食事]になるでしょうか。
掲示板にご投稿いただいた内容を転載します。(by かんがるー滝さん)
母乳の出る体のしくみですが、乳首を赤ちゃんが吸うと、その刺激が脳に伝わって、母乳を作れと言う命令をするホルモンが出ます。それと同時に作った母乳を押し出すためのホルモンも出ます。どちらのホルモンも、乳首に加わる刺激の量が増えると、分泌量が増えます。刺激の量は、吸わせる回数、時間、そして赤ちゃんの吸う力をトータルしたものです。ホルモンの分泌量が増えると、おっぱいの出る量も増えるわけです。
よく、母乳は「需要と供給」に例えられますが、「くれくれ」と赤ちゃんが吸うことによって、お母さんの体が「よっしゃ、作ったろ」と応えるので、赤ちゃんとお母さんの共同作業なのですね。で、お母さんの体には「赤ちゃんはこれだけミルクを飲んだ、もっとおっぱいが必要だ」という情報は伝わらないので、必要以上にミルクの量が増えてくると、赤ちゃんが母乳を飲む回数も減り、出る量も減ってきます。
具体的な量は、赤ちゃんの元気さとか、体重とか、色々な要素があるので、一概には言えないと思いますが、例えば、授乳間隔が2時間以上開かないように、ミルクを少し減らしていってはどうでしょうか。
1ヶ月くらいの赤ちゃんだと、1日15〜17回くらい飲んでいる子も結構居ます。30分おきでも1時間おきでも大丈夫です。
赤ちゃんが授乳に慣れて吸い方が上手になり、力強く吸う体力がついてくると、乳首への刺激が増え、自然に母乳の量が増えていく場合もあります。
それから、もう一つ大事なことは、リラックスです。
作った母乳を押し出す命令をするホルモンは、とてもデリケートで、ちょっとしたストレスに影響されます。例えば「おっぱいが足りないんじゃない」と周りの人に言われただけで、(もともと悪いのではなくて)おっぱいの出が悪くなってしまったということは、良く聞きます。
だから、母乳育児って、家族や周りの人の応援が本当に重要になります。
里帰り出産と静養を過ごしたご実家からそろそろ戻ったあとは、今度は御主人に「母乳で育てたい」という気持ちを理解してもらって、応援してもらったらどうでしょう。(「軌道に乗るまでは、家事より母乳よ」とかね。)
また、リラックスするには、授乳の体勢も重要です。後に寄りかかれるような座椅子を使ったり、寝ながらおっぱい(添え乳)もお勧めです。
長々と書きましたが、要するに
軌道に乗るまでは、リラックスして、しょっちゅうおっぱい。
というところでしょうか。
「足りているか心配」だと思いますが、1日おむつが6〜8枚ぬれていれば大丈夫と言われています。
それでも心配なときは、母乳に詳しい助産師さんに相談し、「大丈夫」と言ってもらうこと。この「大丈夫」という言葉が、母乳育児を成功させる特効薬ではないでしょうか。
いえ、本当に大丈夫ですよ。まだ1ヶ月。お母さんも赤ちゃんも初心者なんだから。そういえば、授乳のたびに「がんばって飲んでね。たくさん吸えば、たくさん出るよ。」と赤ちゃんに言い聞かせていたお母さんがいましたっけ。
ほとんどのお母さんが母乳不足の不安を経験しています。母乳を飲ませたいと言う気持ちを大事に、おっぱいの時間を楽しんでくださいね。そして時々「私って、とても良くやっている。エライ、エライ。」と自分を誉めてあげてくださいね。(本当はパートナーに言って欲しいけど!)
Q: 入院中から、乳首がひりひりして痛くてたまりません。赤ちゃんに吸われると飛び上がりそうです(ヒェ〜って感じ)。このままだと、おっぱいで育てることを諦めたくなります。
A: もし、あなたが授乳ごとに乳首を清浄綿で拭いているなら、【拭くのはやめましょう】。病院では実施しているところが多いのですが、自宅ではあまり意味がありません。(病院の場合はいろいろな患者さんが入院しているので、感染症を防ぐため指導する場合が多いようです)
できるなら授乳後に乳首を拭かずに太陽にあてて乾燥させてからブラジャーにしまうのが一番です。これは近所の目もあると思うので、どこからも見えない窓際で実行して下さい。もし、傷ができてしまったら母乳を一滴塗ってから乾燥させるとなお良いでしょう。母乳には傷を癒す成分が含まれています。
反対に乾燥しすぎて痛い(カサカサ皮がむけてきたとか)ようなら、とびきり上等なエキストラバージンのオリーブオイルを塗っておいてください。次の授乳の時に軽くふき取る程度でいいです。
また、シャワーを浴びたときなどには石鹸で乳首を洗わない方がいいです。お湯で流す程度で充分きれいだし、そもそも母乳や赤ちゃんの唾液には汚いものは含まれていません。
紙の母乳パットがむれたり擦れて痛い時には、外出の予定がなければガーゼやタオルとあてておくといいでしょう。オーガニックコットンの布製の母乳パット(洗って使える)もあります。また、悪露が長く続いてナプキンが肌に合わなくなってきた方には布製の生理用ナプキンもありますよ。
TEL: 0120-541-355 / URL: http://www.warabe.co.jp/
Q: 入院中は母乳があまりでなかったため、病院でミルクを足していました。退院後もおっぱいの後、毎回ミルクを足しています。飲む量はまちまちで以前は100ccほど飲んでいましたが、30ccくらいしか飲まないときもあります。
A: 北極しろくま堂店主の経験からお答えします。私は新生児(生まれてから1ヶ月間)は母乳の後、ミルクを足していました。100cc〜20ccを飲んでいたのですが、1ヶ月検診の時、助産婦さんから「そのくらいなら足さなくてもいいのよ。足りてるよ。20ccなんて鼻くそみたいなものだよ」と。ご心配なら母乳育児に理解のある助産婦さんに相談してみるといいでしょう。
太っている人とやせている人がいるように、赤ちゃんも太り気味の赤ちゃんやスマートな赤ちゃんがいます。私たちの母親の世代が育児をしている頃は、ミルクメーカーが「ジャンボ赤ちゃんコンテスト」のようなことをしていたそうで、太った大きい赤ちゃん=健康なあかちゃん、という誤った認識が広まったようです。かくいう私もその罠にはまり、助産婦さんに「足りてるよ、大丈夫」と言われるまで、毎日が不安で泣いていました。今ではうちの子はチビだけど体力はあるということがわかってきました。
母乳が足りているかどうか不安な方は、ラ・レーチェ・リーグの「楽しい母乳育児」や「はじめての母乳育児と心配ごと解決集」を参考にしてください。おむつが何枚ぬれているかで判断しますが、一日6〜7枚ぬれていれば足りています。(「はじめての母乳育児と心配ごと解決集」より)ほとんどのお母さんは母乳は足りています。母乳不足と母乳不足感は違うものです。
で、結論ですが、30ccしか飲まないなら【母乳だけにすることは可能】です。母乳は飲ませれば飲ませるだけ分泌量が増えます。ですから反対に授乳後に搾乳している場合は、おっぱいがその搾乳分まで分泌し続けますので、搾乳はしない方がいいです。いつまでも張り続けます。
3か月頃になるとおっぱいが張ってこなくなります。これは赤ちゃんが吸い出したとたんにサッと新しいおっぱいが作られる【フレッシュおっぱい】になった証拠ですから喜びましょう。乳房にたまったおっぱいを飲むより、今作られた新鮮なおっぱいを飲む方がいいですよね。
Q: そろそろ離乳食を始めてもいい時期になったようですが、どろどろのお粥などを食べさせようとしても舌で押し出して食べません。それでも離乳食は進めた方がいいのでしょうか。普段は母乳のみで、果汁はお風呂の後に飲ませています。
A: 現在WHOでは離乳食の開始は6ヶ月がスタンダードな見解となっています。それ以前は特に果汁その他の離乳食は必要ないとのことです。
赤ちゃんの栄養がほとんど母乳か混合か人工乳かで離乳食を始める時期は異なります。母乳の場合は栄養的には足りていますので(なにしろ完全食品ですから)、極端なことを言えば1歳のお誕生日を迎えるまで母乳以外のものを口にしなくても大丈夫なくらいです。でも、たぶん5ヶ月か6ヶ月ごろになると食べたがります。私(店主)は「【盗み食いから始まる方が、離乳食がうまく進む】わよ」と助産婦さんに言われたので、二人目はそうしました。6ヶ月から始めましたが、ほんとうにスムーズでした。なんでも食べます。
ミルクの赤ちゃんは毎回同じ味に飽きてしまうので、早めの開始が必要になります。大人だって毎日同じものを食べていたら飽きてしまいますから。しかしながら、例えば生後4ヶ月の赤ちゃんは舌の上にあるもの、つまりスプーン等は排除しようとする性質(本能)がありますので、スプーンを受け付けないのは当然のことですし、「スプーン練習」はあまり意味がないことになります。世界中、どの地域で産まれ育った赤ちゃんでも1歳になればスプーンを口に入れるようになっています。安心しましょ。
離乳食については「子育て全般」のページにも記載しました。あわせてご覧下さいね。
Q: 寝不足です!ひどいときには30分で起きてしまうことも・・。お腹がすいているのかどうかわかりませんが、とりあえずおっぱいをふくませると間もなく寝てしまい、また1時間後に・・という繰り返しです。みんなこんなものなのでしょうか?
A: まず、母乳をあげている期間の母親の体は短時間で深い睡眠がとれるようになっています。母乳は睡眠の質までかえてしまうのです。ですから、睡眠が足りてないということはあるかもしれませんが、それが原因で倒れたりするようなことはありません。もし、赤ちゃんをベビーベッドに寝かせているなら、昼と夜のリズムがつくまでは同床の方がいいですよ。その方が赤ちゃんが早く「人間界の掟=昼間おきて夜は寝る」をつかめるそうです。
赤ちゃんが乳首をふくむとすぐに寝てしまうようなら、母乳不足でお腹がすいているわけではないでしょう。【口寂しいとか、人肌が恋しいとかそういう理由もあります】ね。なにしろ、お腹にいるときには無条件でずっとお母さんの体に抱っこしてもらっていたのですから。
昼間、赤ちゃんが30分以内で起きてしまうなら、抱っこからおろすタイミングが早すぎるとか布団が冷たいなどの理由も考えられます。
店主は疲れたときには自分も横に寝て「添い乳」をしました。少し前の育児書には添い乳は赤ちゃんを窒息させるおそれがあるので禁止というようなことが書いてありますが、現代の私たちは昔に比べて栄養もいいし、家事も家電製品のおかげで省力化しているので、赤ちゃんを踏みつぶすほど疲れて寝入ることもないのです。添い乳は新生児からできます。赤ちゃんの背中にまくらやクッションをおいて、横向きにして乳首を含ませます。自分がふとんから少しでてしまうのが難点ですが、夏場なら問題ないでしょう。
だいじょうぶ。一生続くことではありません。もしかしたら、明日から長く寝るようになるかもしれませんよ。それまで赤ちゃんにおつきあいしてみては?
Q: 2ヶ月の赤ちゃんがいます。いまのところは母乳のみです。もともとアルコール関係は好きなのですが、妊娠がわかってから自粛していました。でも、季節ですよね〜、ビールの。ちょっと飲みたいのですが、赤ちゃんは大丈夫でしょうか? アルコールなんてもってのほか?
A: おおお〜!店主もビールとワインが好きです。く〜っと一杯を思い出しても不思議ではありませんよね。でも、飲んだものは当然母乳にでます。だからやめましょう!と言われてやめるられるなら苦労しません。店主は子どもには申し訳ないのですが、少し飲んでいます。もちろん、飲むタイミングと量はコントロールします。
お母さんの飲んだものは母乳に影響します。人間の身体なので、飲んだものがストレートに出るわけではなく、ある程度の時間が経過した後、飲んだ量に応じて分泌します。もし、アルコールを飲みたいなら、飲む直前に授乳し、できるかぎり次の授乳まで時間をあけます。(そういう意味から2時間間隔くらいで授乳している新生児期はやめたほうが無難かも)初めての時は少しビールなどを飲んでみて、次の授乳で赤ちゃんの様子をよく観察しましょう。赤ちゃんが酔うようなら、もっと授乳の間隔をあけるとかきっぱり飲むのをやめましょう。な〜に、一生続くことではありません。
店主は缶ビール1本をめやすにしています。それ以上飲みたければノンアルコールビールを。
海外の母乳の本を読んでいると、母乳の分泌が足りないお母さんは黒ビールを飲みましょうなどと書いてあります。麦関係は母乳の分泌を促進させますので、おっぱいが出過ぎている方はビールを飲むとパンパンになって苦しい思いをしますからご注意を。ただ、ビールは一時的には母乳分泌を促しますが、飲み過ぎると分泌を減らすという報告もあります。ほどほどが一番ってことでしょうか。
お母さんが摂取したものは赤ちゃんが小さければ小さい時期ほど影響が大きいです。だから胎児の頃はアルコールは飲まないでください。飲むとしても最小限にする努力を。
アルコール摂取と母乳の関係の資料(論文)を拝見したことがあります。HPで公表していいかどうか、訳者の先生に問い合わせてみますね。(現在問いあわせ中ですが、以前発表されたこのくらいなら大丈夫とされたアルコール摂取量は少し多いのではないかという反論がでているそうです。あわせてご報告できるよう依頼しています)
注)このサイトでは母乳育児中のお母さんにアルコール摂取を
勧めているわけではありません!!